KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

象印マホービン株式会社
市川 典男

誇りと責任

マホービンや炊飯器など生活用品でおなじみ象印。賢者が経営者になる上で大学時代のある経験が彼の基盤を作り上げていった。そして、象印に入社した後も数々の経験を積み重ねる中、賢者にある思いが芽生え始めたのだ。経営者として、賢者が掲げる思いとは・・・。

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 市川 典男
会社名 象印マホービン株式会社
出身地 大阪府
出生年 1958年
趣味 観劇
休日の過ごし方 家でゆっくり静養
座右の銘 「真意と真因」
心に残る本 『ビジネス教養としての「論語」入門』守屋淳、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』岩崎夏海
尊敬できる人
日本を背負う若者へのメッセージ 将来の大きな目標(夢)と、それに向かった直近の明確な目標をもつことが大切です。

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少~学生時代

    5歳までは自宅が工場の中にあり、工員さんの寮が隣接していたので、休みの日は工員さんによく遊んでもらった記憶があります。甲南中学に入学と同時に硬式庭球部に入部しました。持ち前の体力で厳しい練習にはついてけたものの、どうも運動神経がにぶかったようで、万年補欠。中3の時には、マネージャーとして裏方に回るようになりました。高校に進学してからは、選手ではなくマネージャーとしてインターハイ団体優勝を目指しましたが、残念ながら2年連続で準優勝に終わってしまいました。しかし、その手腕が認められ、甲南大学に進学すると同時に、硬式庭球部のマネージャーとなりました。大学3年の時に念願の全国大学王座選手権で団体優勝。晴れて日本一のマネージャーとなったのです。今の経営には、このマネージャー時代に学んだことがかなり役立っていると思います。

  • 社長就任のきっかけ

    叔父の前社長が70歳で会長に退いたのを機に、社長交代しました。その当時は役付きの取締役でもなかったですし、まだ42歳だったので指名された本人が一番驚いていましたね。

  • 就任当初

    社長就任当初、象印マホービンという親会社単体の業績にこだわらず、世界中に広がる生産子会社、販売子会社をグローバルに見た『グループ経営』をしてゆくことが私のやるべきことだと気がつきました。国内では生産部門や物流、サービス部門などを分社化して本体のスリム化をはかり、効率とスピードの向上をはかりました。そして、グループ間の結束を強固なものとするため、それまでばらばらだった子会社の社名を全て「象印・・」と象印が冠につく社名に変更し、グループ会社で働く全ての方にZOJIRUSHIブランドに対する誇りと責任をもってもらうようにしました。今では「コーポレートブランドの向上~世界に信頼されるブランドに~」という経営方針は全グループ会社に徹底されています。

  • 今後の目標

    「暮らしを創る」という企業理念、「日常生活発想」というコーポレートスローガンにこめられたように、世界中の人々の暮らしを豊かにしてゆくというのが私たちの使命です。今回の東日本大震災の後、改めて私たちの製品が日常生活に密着しているものであるということを感じました。これからもしっかりとその使命を果たしてゆくことが大事であると思っています。

COMPANY

会社概要

企業名 象印マホービン株式会社
所在地 大阪府大阪市北区天満1-20-5
業種 サービス - コンサルタント
設立 1918年
資本金 40億2,295万円(2019年11月現在)
従業員 1,357名(2019年11月現在)
事業内容 調理家電製品、生活家電製品、リビング製品などの製造・販売およびこれに附帯する事業
URL http://www.zojirushi.co.jp/
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