KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

スペクトロニクス株式会社岡田穣治

忘れる事のないエンジニア魂

スペクトロニクス株式会社 岡田穣治
この映像・情報は 2010年8月 当時のものです

内容

「技術オタク」を自認する賢者だが、職人的な技術者と違って賢者は話も立て板に水。それは幼少時代の海外での経験から培ったものなのかもしれない。大学生の頃には通訳のアルバイトを通してビジネスへの魅力、そして独立への憧れを持つようになった賢者は今もエンジニア魂を持ち合わせる。

関連タグ
男性 1960年代生まれ 関西地方の会社 モノづくり ユーモア

スペクトロニクス株式会社

レーザー機器の開発・製造・販売を行うスペクトロニクス株式会社。経営者になってもなおエンジニア魂を忘れることのない賢者の原点を紐解く。

氏名 岡田 穣治
会社名 スペクトロニクス株式会社
出身地 兵庫県
出生年 1968年
こだわり 本質の追究、驚かれるモノを創る
趣味 音楽鑑賞、古代文明の探究、探検旅行
特技 機械いじり、水泳、英語
休日の過ごし方 趣味
座右の銘 「Live Free or Die」 John Stark将軍
心に残る本 『わらしべ長者』、『自助論』Samuel Smiles、『石油の終焉』Paul Roberts
尊敬できる人 本田宗一郎、兼松房治朗、出光佐三
現在の仕事の魅力と苦労 私たちはクライアントが望む「光」を作り出し、ハイテク材料の微細加工やバイオ・医療に最適化した光学・レーザシステムを開発しています。世の中に存在しないモノを実現する楽しさがある反面、初めての事ばかりで技術リスクも高く苦労する事もありますが、この辺りが技術屋としての醍醐味でもあります。
日本を背負う若者へのメッセージ 新しい価値観の多くは若者の柔軟性と行動力によって創造されてきました。人は時とともに既成概念に縛られ、徐々に新しい事にチャレンジできなくなるようです。イノベーションとは既成概念をひっくり返すこと!これは若者の特権です。だから自分を信じ、若いうちに勇気を持って行動して欲しいですね。そうすれば必ずダイナミックで楽しい人生を送る事ができるでしょう。
幼少~学生時代 商社マンだった父の都合で、約7年間米国・カナダで生活していました。中学進学のために帰国したころは日本語を上手に話す事ができず苦労しました。日本の授業にはどうしてもなじめず、中学では完全に落ちこぼれ状態でした。しかし、米国で大好きになっていたサイエンスだけは一人で黙々と勉強していました。高校時代には日本語も人並みに上達し、科学雑誌などを読み漁りながら素粒子物理とコンピュータ技術に強い興味を持つようになり、パソコンで物理シミュレーションやゲームを製作して遊んでいました。ロボット技術を学ぶため大学へ進学しましたが、ある強烈な体験のため迷いが生じ、モラトリアム期間として大学院へ進学しました。技術の勉強はそこそこに、世界経済や国際政治、歴史、哲学、ビジネス等に関する本を片っ端から読み漁り、この時期に私は製造業を起業する決心をしていました。
社会人時代 学生時代の海外通訳経験によってビジネスに強い関心を持った私は、大学院時代に引きこもりになってしまうほど将来について考え抜き、10年先を目処に起業する事を決めました。短期間にビジネスを学ぶため、高い利益率を誇り、かつ規模も現在ほどは大きくなかったある企業へ入社する事にしました。当初は顕微鏡や画像処理装置の技術サポート部門に配属され、後にカタログや取扱説明書の作成、営業戦略等の立案を2年間経験しました。その後、レーザ機器のR&D部門に転属になり、欧米からの技術導入を率いて会社初の高出力レーザを自力開発しました。しかし、企画部門でなければ高利益率の理由を学べない事が分かったので企画部門へ異動し、マーケティングや商品企画といった貴重な経験と勉強をさせてもらいました。ここで初めて商売について学び、いろいろな事を理解した気がします。
起業のきっかけ 大学3年生の時に、私の人生を激変させる体験をする事になります。大学では完全な「技術オタク」だったのですが、中古自動車部品をアジア諸国へ輸出する企業の社長に依頼され、初めて海外(アジア)で、しかもビジネス通訳をする事になりました。まだ21歳だった私は、商品価値がニーズや場所によって変動する事、交渉時の些細な表現力によって利益が大きく増減する事、ビジネスが歓談時にどんどん拡がっていく事、といったビジネスのスリルや面白さの虜になってしまい、いつの日か自分でもビジネスをやってみたい衝動にかられました。しかし、単にモノを売り買いするだけではすぐに競合相手が現れる事も同時に学んだので、真似されにくい商売をしようとまじめな技術志向学生に戻り、前職の会社を経由して35歳でスペクトロニクス株式会社を創業しました。
起業当初 新会社は顧客「ゼロ」でスタートしたので、事業の早期立ち上げのため社員を2名雇用しつつ、余計なお金を絶対使わないよう心がけました。事務所は祖母の家の一室、事務用品や開発備品はすべてオークション購入か中古品といった具合です。「工場ガイド」という製造業リストを購入し、毎日受託開発業務の営業電話を続けたのですが成功しませんでした。そんな中、前職でお世話になった取引業者の方々が私の退職を知り、お客さんを紹介してくれるようになりました。このような方々が支援してくださった事により、創業8か月目で輸入レーザ装置が数百万円で売れ、初売上となりました。その後、助成金を活用して自社レーザ商品を完成させ、試作業から製造業へ進化しつつあります。これに伴い、昨年から営業部門・R&D部門・生産部門を整備し、会社組織としてお客さんに対応できる体制を構築して参りました。
今後の目標 21世紀に入り、BRICs諸国の台頭を横目に、「日本のモノ造りはもうダメなんじゃないか?」という声がそこここから聞こえてくるようになってきましたが、私はそのようには思っていません。日本には世界最高レベルの「要求の声」という貴重な情報に溢れていると思います。特に製造現場においては品の高い情報資源が、他国では考えられない高い密度で存在しているのです。当然これらの中には対応するのが困難な要求もあるでしょうが、中には一攫千金に値する情報も必ず存在します。私たちはこのような恵まれた立地で事業活動を継続し、モノ造りを通して製造業や医療、バイオ業界に貢献し、これまでになかった価値を提供する事を目標にしています。
企業名 スペクトロニクス株式会社
所在地 大阪府茨木市永代町8-8
国里ビル5F
業種 サービス - コンサルタント
医療・福祉 - 医療
サービス - コンサルタント
設立 2004年
資本金 4億7,500万円
従業員 35名
事業内容 レーザ及び光学応用機器の開発・製造・販売、海外技術移転コンサルティング
URL http://www.spectronix.co.jp/