株式会社アワハウス
前田 一成

この映像・情報は 2015年8月 当時のものです

自由な発想で

介護に必要なものが何かを考えさせられる。 すくなくとも賢者を見ている限り、「やさしさ」や「思いやり」といった ありきたりな言葉で表せない気がする。そして常に常識にとらわれない 自由な発想こそ、人が豊かになるための鍵なような気もする。

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賢者プロフィール

氏名 前田 一成
会社名 株式会社アワハウス
出身地 群馬県
出生年 1963年
趣味 カヌーで川下り マラソン 読書
休日の過ごし方 色々
座右の銘 楽しくなければ仕事じゃない
心に残る本 『酒呑みの自己弁護』山口瞳
尊敬できる人 私以外
現在の仕事の魅力と苦労 高齢者や障害を持った方々とのお付き合いの中で学ぶことが非常に多い
日本を背負う若者へのメッセージ 自分を信じてやりたいことをやったら良いのでは。うまくいかない事があっても「うまくいかない道が一つ見つかった。これは成功だ」くらいのつもりでいいと思います。思うようにいかない事のほうが多い、それを娑婆と言います

賢者ヒストリー

  • 幼少~学生時代

    幼いころに出会った先生が、私の人生に大きく影響を与えたのです。とても自由な先生でした。いろんなエピソードがあるのですが、そんな自由な状態でも生きていけるんだな、生きているってこういうことなんだな、ということをその時すごく実感したのです。そのことが今の私の全ての基本になっているんじゃないかなと思います。 大学時代にはボランティア活動に取り組みました。とはいってもそこまで深く取り組んだわけではありませんでした。例えば試験期間中であれば、(ボランティアに)来てほしいと言われても行かなかった。その私が関わった知的障害を持った男の子やその家族は、いつでも私に来てほしいのです。それでも私は行かなかった、それはなぜかと言えば、私にとってボランティアよりも試験の方が大事だったからです。どうやったら、何をやったら、その男の子やその家族のことを一番大事だと思えるのかと考えた時に、そうだ、仕事にしたらいいんだ、と思ったのです。自分は仕事であれば行くじゃないかと、そう思いましたね。

  • 起業のきっかけ

    大学卒業後、勤めていた食品メーカーを3年で退職し、介護業界で独立をします。当時まだヘルパーと言えば行政のヘルパーしかおらず、民間のヘルパーというものがなかったのです。手配がどこまで出来ているのか、どこまで利用者の要望に応えられているのか、と考えた時、全く要望に応えられていない状態だったんですね。みんなの力を借りて、その状態を何とかしようと思い、起業しました。最初は本当にお客さんがいませんでした。 まだ民間の企業が福祉、介護にかかわる事が一般的ではなかった時代であり、仕事が全くありませんでした。大阪全部の区役所を回って福祉事務所に挨拶に行って「料金はかかりますが、困っている方がいたらご紹介下さい」というのですが、ほとんど門前払い状態。挙句、高齢者や障害者を食い物にするつもりかとまで言われる始末です。そういう仕事は行政がやる仕事だと言うんですよね。 ですから毎朝5時から9時くらいまで運送屋さんのバイトをやってをやって何とか糊口をしのぐ日々でした。いやはや何とも苦しい事の連続で、もう一度やれと言われたらキッパリ断ります!

  • 起業当初

    それでも必死にやっていたら少しずつではありますが仕事が来るようになったのです。当時は私もスタッフとして現場に行っていたので、そこからいろんなことを学びました。思ったよりも大変で、思ったよりも皆がひどい生活をしていました。障害をもっていようが高齢だろうが、皆遊びたいし美味しいものを食べたいじゃないですか。それが全然出来ていなくて、本当に必要最低限のものを与えられているという状態だったのです。 そこで私の人生の基本になっている、楽しくなければ意味がない、楽しくなければ豊かじゃないという気持ちに照らして考えた時に、どう考えても楽しくも豊かでもなかった。だったらなんとかして豊かにしてやろうという気持ちがあったんですね。だから結構無茶をやりましたよ。障害者の方々を集めて皆で遊びに行こうといって、スキー(そり)やカヌー、北海道では馬にも乗りました。すると皆すごく喜んでくれたんですよ。こんなに楽しいことはないと。 自分の責任の中で自分で自由にしていいんだということを伝えたかった。もちろん人に迷惑をかけなければ、ですが。まあ私の場合は周りに迷惑はかけていますけどね。そういうことをせっかくだから彼らに伝えたいと思ったのです。 そしてもちろんうちの従業員にも伝えたい。共に、お互い豊かにならなければいけないんですよね。 不思議なことに、本当にそうしたい、と強く思えばそうなるのです。 「こうなればいいな」くらいでは物事はそうそう変わりません。 絶対にこうするんだと思ったら道が見えてきます。気持ちの持って行き方だけですよね。だから強い気持ちを持てばいいのです。 アワハウスはかなり私と社員の距離が近い会社です。というより仲が良いのです。仲が良いというのはどういうことかというと、フランクに話すということ。例えば酒を飲みながらフランクに話すことで気持ちが残るのです。決して紙に書いて渡しただけではなかなか理解出来ません。それでも人間、月日が経てば忘れてしまいますよね、だから年中話をするのです。いくら憲章を唱えても本当の心は伝わりません。コミュニケーションすること、それに尽きるのではないでしょうか。

  • 今後の目標

    60歳前で代表を降りたいという気持ちは本当はあります。 会社のことは次の代が思うとおりにやっていけばいいと思っています。 私は業界そのものを変えていきたいのです。今介護業界は地位が本当に低い。絶対にやりがいのある、必要な仕事なんだけれど地位の低い立場として見られています。それを変えていきたい。素敵なんだ、楽しいんだと皆に思ってもらえるように、業界を変えたいのです。 業界全体が良くなればアワハウスにとっても良くなるので、今後はそういった方向に動いていきたいですね。業界は必ず変えられます。楽しみにしていて下さい。

会社概要

企業名 株式会社アワハウス
所在地 大阪府大阪市西区阿波座1-6-1
MID西本町ビル8F
業種 医療・福祉 - 医療
設立 1992年
資本金 10000000円(2015年9月現在)
従業員 200名(2015年9月現在)
事業内容 i訪問介護事業 デイサービス 介護関連ソフトの開発、販売
URL http://www.ourhouse.co.jp/

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