KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

萬代特殊合板株式会社川口恭弘

代表取締役現場作業員

萬代特殊合板株式会社 川口恭弘
この映像・情報は 2015年11月 当時のものです

内容

賢者は若干27歳で社長に就任した。その当初は自身を「代表取締役現場作業員」と称す程に、現場の仕事を愛した。就任から十数年が経過した現在、あの頃の想いを忘れる事なく「社員目線の経営」をモットーにしている。社員が満足し、高い品質の製品が生まれ、そしてそれが社会貢献へと繋がる。そんな「正の連鎖」を生み出すべく、賢者は今日も前進を続ける。

関連タグ
男性 1970年代生まれ 中部地方の会社 継承 モノづくり

萬代特殊合板株式会社

1947年の創業の老舗ものづくり企業。合板(ごうはん)と呼ばれる、建築材料の製造・加工を行う同社。他社には作れない製品をも作り出す、高い技術力を武器に、成長を続けている。

氏名 川口 恭弘
会社名 萬代特殊合板株式会社
出身地 愛知県
出生年 1975年
こだわり 何事も「徹底を期する」こと
趣味 スポーツ全般、読書
特技 バスケットボール
休日の過ごし方 家族サービス、読書
座右の銘 Time is money
心に残る本 『六韜』林富士馬
尊敬できる人 両親
現在の仕事の魅力と苦労 自分達が作った品物が、日本全国様々な場所で、建築物の一部として使われていることを実感できる事は、特に魅力だと感じます。何事も楽しんでやる性分な為、仕事で苦労だと感じる事はほとんどありません。
日本を背負う若者へのメッセージ 若者らしく物事に対し、常に全力でぶつかってほしいと思います。全力を出し切って苦労をした経験は、例えそれが失敗という結果だったとしても、必ず後々に色々な形で活きてきます。今もてるすべての力を出し切ってぶつかっていく、心の内で構わないので、そんな熱い気持ちを持って社会に飛び出してほしいと思います。
幼少期~学生時代について 今の会社は、祖父が創業したオーナー企業である為、子供の頃より、今の仕事が家業のような環境で育ちました。昔は自宅が工場のすぐ隣だったこともあり、休日には遊び場のような存在で、小さい頃から「ものづくり」に常に接しながら成長する中、いつしか自分も、いつかはこの「ものづくり」の世界に携りたいと考えるようになりました。世話好きな母親に似た性質がある為か、小中学校時代は、学級役員など、集団の中でリーダー的な役割を任される事が多く、こういった経験も今に繋がっていると感じます。物心がついてからは、将来今の会社に戻ってくることを想定し、その為の道筋を考えながら進路を選択するようになりました。個人的には理系科目が好きでしたが、経営を意識し、文系を選択したのもその為です。最終的に大学では商学部を選択し、卒業まで常に将来経営に携ることを考えながら勉強を進めました。
社会人時代について 就職活動時期になり、始めて当時社長であった父に、将来的に今の会社で仕事がしたいとの思いを打ち明けました。相談した結果、まずは他の大手企業で勉強すべきとの結論に至り、今の仕事にも関わりがある、大手メーカーを選んで就職しました。その企業では、大学の専攻から、業績管理、予算管理部門に配属されました。就職氷河期に入った数少ない新人であった為、多くの人に可愛がられながら、沢山の貴重な経験と勉強をしていきました。特に記憶に残っていることは、たまたま自分が所属する事業部門の統廃合の影響で、数ヶ月間土日の休みもなく、それこそ寝る間もないほど働いたことでしょうか。今思えば、若かったせいもあり、非常に無駄の多い仕事ぶりでしたが、その経験をしたからこそ、その後少々厳しい仕事や、つらい仕事が続いても、「あの時に比べればたいしたことはない」と常に考えることができ、精神的なゆとりに繋がっていると感じています。
社長就任のきっかけについて 数年の大手メーカー勤務を経て、いよいよ覚悟を決めて、今の会社に転職し、戻ってきました。社会人としての経験はあるものの、規模も職種も違う中、文字通り一から始めるつもりで、すべての現場に実地で入り、作業をしながら、一つ一つ仕事の内容を覚えていったのを思い出します。当時、自分の中での目標として、3年以内にすべての仕事内容を把握し、5年以内に当時社長であった父親の代わりが務まるまでになろうと考えていました。自分の中でそうやって考えながら1年ほどたった時、突然父親から、社長交代を告げられました。初めは、「さすがにまだ早すぎる」と思い、躊躇しましたが、「どうせいつかやるならば、早いほうが良い」との父親からの言葉もあり、逆に「先代が健在な状態で、代表を引き継げるのだから、こんな幸せな事はない」と前向きに考え、27歳で社長を引き継ぎました。
社長就任当初について 前向きな考えで社長に就任したものの、内心は「さすがに若すぎると思われるのではないか?」とか、「社内のみんながちゃんとついてきてくれるか?」といった不安を抱えていたのを思い出します。肩書きはつきましたが、「自分は代表取締役現場作業員」と公言して、以前と変わらず現場を中心に考え、仕事に取り組んでいきました。社内の方々も、思っていたよりすんなりと受け入れてくれ、むしろ若い社長を協力的に援助してくれました。取引先については、中には「なんだこの若造は」と正直思われていた事もあったかもしれませんが、逆に若さを武器に何事も積極的に対応するように心がけていた為、比較的好意的に捉えていただいていたと感じています。就任から十数年たった今では、さすがに「若い」と言いにくくなってきましたが、今でも、現場を中心に、常に謙虚でありながら、何事にも前向きに、積極的に取り組もうと意識し、行動するよう心がけています。
今後の目標 今後、日本国内で少子高齢化が進む中、どんな産業でも単純な右肩上がりのビジネスモデルは描けません。ただ私は、中小企業であることを逆に武器にして、市場の変化に常に柔軟に対応していけば、企業として存続していけると考えています。自社の強みをさらに高める努力を怠らなければ、常に市場から必要とされる企業であり続けられると思います。得意先はもとより、仕入先や、地域社会、競合他社からですら「良い会社だな」と言われるような、そんな小さくても強い中小企業になりたいと考えています。その為には、社員の方々が、常に満足感を持って働ける環境が欠かせません。経営理念でもある「社員満足の向上」を常に意識し経営することで、社員の方々が生き生きと輝きながら「ものづくり」に励む企業となり、そこから作り出される製品によって、得意先、市場の満足も勝ち取っていく、そんな企業でありつづけたいと考えています。
企業名 萬代特殊合板株式会社
所在地 愛知県津島市白浜町字鳥羽見3番地
業種 製造
設立 1957年
資本金 3,000万円(2015年11月現在)
従業員 70名(2015年11月現在)
事業内容 建築材料の製造・加工
URL http://btg.co.jp/