ミツイ水産株式会社
伊藤 吉成

フグへの情熱は、
やがて使命感へ。

多くの人がフグに舌鼓をうっていた時代から、衰退の傾向にあると語る賢者。料理職人として食材の品質を見抜く確かな目を養い、経営者となった今、その目は、フグが持つ可能性を見据えていた。フグに生涯を捧げてきた言葉のひとつひとつには、産業の未来、そして、世界の魚食文化を変えてしまうような力強さがあった。

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賢者プロフィール

氏名 伊藤 吉成
会社名 ミツイ水産株式会社
出身地 宮崎県
出生年 1960年
こだわり 世界のドクロマークのふぐ食を日本の技術食文化で解禁させる事です。
趣味 渓流釣り、山歩き、神社、仏閣を回る事、旅行
特技 渓流釣りが好きです。
休日の過ごし方 温泉、ドライブ、畑仕事、読書など
座右の銘 未来に生きるしか道は無い。
好きな食べ物 青魚(サバ、イワシ、アジ)など
尊敬できる人 松下幸之助

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    私は、田舎で育ちました。地元では一番高い山で大崩(おおくえ)山と言いますが大分県側の山のふもとで生まれました。その反対側が海幸、山幸の由来がある地域でもあります。小学校までの距離が8キロ位でしたか。道中カブトムシやクワガタ等を取りながら、よく遅刻してました。断たされて弁解している最中にポケットからカブトムシが這い出てゲンコツを貰い立たされました。落ち着きが無い子供で当然、勉強も苦手で集中力が続きませんでした。大変田舎でしたからお金を使う所がありませんでした。妹の通院も在り家族の都合で、私が9歳の頃市内の小学校に転校ました。町の学校は私が習う授業は既に終わっていて勉強がとても嫌に成りました。その後、適当に学校に行き悪い事をしては親に迷惑をかけました。高校ではオオトバイの大型を買い事故をして6ヶ月間の入院中に自立を考えました。学歴が無くても親孝行が出来る、お店の経営者を目指し料理店に弟子入りする事を決めました。

  • 社会人時代

    とにかく何かを掴んで成功したいと言う願望がありました。母の言葉で石の上にも3年は勤めないと仕事が解らないと教わり、それから3年以上は下働きして経験を積んで学ぼうと決めました。這い上がるには要領だけでは無理だから好かれる事等努力しました。当たり前なんですが、返事とか挨拶とか礼儀を先ず学習し本も読みました。寿司は回転寿司がはやる時代で諦め、味付けが工夫できる料理に気持ちを向け、その中でもふぐ料理はふぐ処理免許が別に必要でしたのでふぐ割烹に決めました。私が勤めたふぐ料理店は大分の別府の料理法で『肝』の料理は普通でした。その後、勤め先で水産加工の話が持ち上がり天然フグの仕入れ加工が始まりました。その時代は天然ふぐが日向灘近海で大量に取れて安い値段でした。下関に活かし天然ふぐを持っていっても値段が付かず下関に任せていては潰れると判断して、7年後、自分でフグの加工業を起業し直販体制を企画し今に至っております。

  • 起業のきっかけとその当時

    1983年から起業する1991年までの間、常に現場の漁村や販売先を地元から東京までを見て回り、沢山の人から可愛がられて来たからこそ学べるチャンスを頂いたと感謝しています。今思えばフグの事が知りたくて仕方が無かった自分でした。とにかくふぐと言う魚に惹かれて魅力の有る存在であり料理であり流通がありました。それが切っ掛けで宮崎県のふぐが何故市場で安いのか私も料理人として理解出来ませんでそれらが原因となり揺り篭から墓場までを知るフグの仕事にステージを置きました。

  • 現在の事業において

    地元が元気になる事を企画して行かなければならないと感じます。それはやはり生産性であろうと思います。自分達の町を如何に光らせるのか。如何に富ませるのか。今後何が希望を見出す引き金になるのかなどを追求して行ける企業でありたいと思います。人生に足跡を残せる様な、後々良い思い出になる出来事を手がけて行きたいと思います。それは豊かな生産性に有ると思います。

  • 今後の目標

    日本の和食文化が広く世界に広がりを見せております。また、東京オリンピックなどの世界規模のイベントが関東で行われます。これは大きなチャンスだと思います。そこで、私達は考えなければ成りません。日本の素晴らしさと美味さを『料理の匠の技』を確立させる最大のチャンス。日本は養殖ふぐを全般に料理されております。つまり、日本のふぐ料理は未完成なのです。天然ふぐは味が在りますが養殖フグは味と酷が不足して高級料理としては未熟なのです。そこで日本の国を挙げて21世紀のふぐ料理を世界の頂点の料理と位置づけることが必要と考えます。養殖フグは約40年前に企画され安心安全なふぐを作る為に養殖と言う方法を用いたのです。40年前後、養殖ふぐからテトロドトキシンは検出されておりません。全国で養殖ふぐを安全フグ食魚として調理者には『車の免許と同じ制度で責任を持ったトレーサビリティーを確立させ世界で一番安全な和食フグ料理の最高峰を日本で確立させたい』と願っております。

  • 若者へのメッセージ

    大きく無くても良いのですが『確かな志を持つ事だと思います。』人生は一度きりです。若さは退屈かも知れませんが若さは財産です。いづれ自分の親の様に生きる事で一生懸命で若さを楽しむ事無く老いて行くのです。若い頃は自分に自信が在りますが老いて行く身は惨めで寂しいものです。親は子育てで疲れ仕事に疲れても頑張っています。親孝行は道徳ですので大切にして下さい。だからこそ若い内に時間を大切にすべきです。人には親切にする事です。人に尽しても何も感謝されず、馬鹿らしく思うかもしれませんが大丈夫『損して得を取る』。必ず割に合いますから、目の前の困った人の役に立つ事です。それが日本人の良い所だと私も親に聞かされて育ちました。今でも人生を迷った時、そこに立ち返り正しいと思います。人生に無駄な人は一人もいないと思います。それが存在の意味だからです。

会社概要

企業名 ミツイ水産株式会社
所在地 宮崎県宮崎県延岡市松原町1-4-3
業種 卸売・小売
資本金 1500万
従業員 55名
事業内容 フグ、マグロ、鮮魚の水産加工業『上期10月~3月』がふぐの繁忙期。
URL http://mitsui-suisan.co.jp

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