PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 青山 繁晴 |
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会社名 | 株式会社独立総合研究所 |
出身地 | 兵庫県 |
出生年 | 1952年 |
こだわり | 何事につけ、あまりこだわりはありません。蒐集しているものもありません。強いて言えば、各国のマフラーが沢山、クロセットにあるかな。それから車は、生きていることが愉しくなる車に乗りたい |
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趣味 | モータースポーツ、スキー |
特技 | 自動車レースの国内A級ライセンスを保持(特技と言うほどではありませんが) |
休日の過ごし方 | 休日は今、ありません。共同通信を辞めてから11年半、まだ1日も休んでいないのです。ただ、日曜に講演やテレビ番組参加(出演)がない時には、原稿執筆の仕事の合間に近所のジムに行き、バーベルを挙げたり泳いだりします。 |
座右の銘 | 思い切り自由に、深々と謙虚に、淡々と強靭に、命の真ん中を真実でいよう |
心に残る本 | カフカ 「変身」 ノンフィクションなら、吉田満 「戦艦大和ノ最期」 |
尊敬できる人 | 両親、坂本 龍馬、高杉 晋作、森 鷗外 |
現在の仕事の魅力と苦労 | 魅力は、媚びない、屈しない仕事であること。苦労は、あまりに多様な仕事が重なりすぎて休みが1日もないことに尽きます。 |
日本を背負う若者へのメッセージ | 相手と向き合うとき、その相手の眼の中、心の中、魂の中に宿る、そのひとがいちばん深く願っていること、その願いと、そのひとの一番良いところに、さらりと真っすぐ向き合うようにしてほしい。そうすれば、考え方や生き方がどれほど違っていても、そのひとのことが、あぁ分かるなぁと感じることができます。それが積み重なっていけば、自分のためだけに 生きるのではなく他人のために生きよう、そしていずれは公のために生きようと思うようになると信じるのです。まずは相手の眼の奥、相手の心の中、そのひとの一番根っこの願いに、ちょっとだけでも触るような生き方をしてほしいと思います。 |
HISTORY
賢者ヒストリー
子供の頃から本を読むことと、ものを書くことに親しんできたので、作家になろうとごく自然に思うようになっていきました。書く前に世の中をたくさん見たいと思い、また、その世の中を少しだけ良くすることに繋がると考えて、大学時代に「まずは記者になろう」と決めました。
主義主張の違い、立場の違い、あるいは年代世代の違いは関係なく、「人の懐の中に入る」ことの大切さを体で学んだのが共同通信社の記者時代でした。ペルー事件をきっかけに記者であることを辞める決心をし、共同通信社から三菱総合研究所に移籍しました。
三菱総研に移籍し研究員として4年3か月、働くあいだに痛感したのは、日本のシンクタンクは旧財閥や証券会社や銀行と繋がっていて、あえて申せば既得権益の中にいることでした。たとえば政府がシンクタンクに「海の埋め立ての環境アセス(評価)」を委託するとき、あらかじめ「環境に影響なし」という結論を示した上で、その根拠づくりの調査・研究を委託してきたりする(これは三菱総研に、という意味ではなく、あくまで仮の例です)。わたしは『どことも繋がっておらず、ヒモがつかず、利害関係を持たない民間の知恵』が絶対に必要だなと確信して、独立という名を冠するシンクタンク(総合研究所)を設立する決心をしました。それが独立総合研究所、独研です。
「なにか仕事をください」という営業は一切しませんでした。中央省庁に「こういう新しい政策を検討すべきだ」と問題提起し、民間企業には例えば「広報体制をこう改革すべきではありませんか」と提案し、その志に共鳴してくれれば調査・研究プロジェクトを提示するという、いわば呼びかけを、まずはわたしが記者時代に築いた人脈をもとにやりました。100やっても1も実りませんが、1000やれば1だけは反応がでることがあるんです。そこから出発してきました。株式会社であるのは、自律のためであり、利益のためではありません。幕末に坂本龍馬が、日本最初の民間会社のように亀山社中をつくったのは、殿様や幕府のお抱えにならず、自分の食い扶持は自分で稼いで、その自律と自由をテコに日本を改革するためです。あえて申せば、独研(独立総合研究所)は現代の亀山社中だと考えます。既得権益や権力に左右されることなく、自在な提案のできる清潔な組織でいることが肝心だと思います。
独立総合研究所は、わたしたちが点(とも)した最初の灯火です。これが続いていくことが大切です。大きくなる必要はありません。独研の灯火は、松明のように受け継がれていくと信じています。
COMPANY
会社概要
企業名 | 株式会社独立総合研究所 |
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所在地 | 東京都(詳細な所在はセキュリティのため非公開) |
業種 | その他 |
設立 | 2002年 |
資本金 | 1,000万円 |
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事業内容 | 社会科学、自然科学分野の調査・研究 |
URL | http://www.dokken.co.jp/ |