東京石灰工業株式会社
菊池 宏行

やるべきことは何だ

事業に効率化を追求していくその様子は、メーカーならずとも学びが大きい。「根拠 のない自信」を胸に秘め、できると信じて経営を行う経営者もいるが、賢者はそれ が自信でも過信でも、雑念と捉え、こう考える。やるべきことは何か。

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賢者プロフィール

氏名 菊池 宏行
会社名 東京石灰工業株式会社
出身地 栃木県
出生年 1977年
こだわり 仕事における自分の時間のコントロール
趣味 仕事、読書、散歩
特技 悲観的に考え、楽観的に考動する
休日の過ごし方 時間を無駄に使う
座右の銘 好機は責任を伴う
好きな食べ物 和食、寿司、野菜全般
尊敬できる人 西郷隆盛、坂根正弘氏(コマツ)、冨永靖雄氏(横浜ゴム)、ルパン三世(アニメ)

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代について

    私は三人兄弟の真ん中で、生まれた時から会社の近くにいて会社、経営者という存在を無意識に感じる環境でした。創業者は私を土曜日になると現場歩きに連れて行き、色々な話を聞いてくれ、また聞かせてくれました。今になってどんな話かは覚えていませんが、楽しかったイメージがあります。毎日学校に通う前に会社の祖父の前に立ち、水五訓を暗唱してから学校に通っていたことを覚えています。先代は我々兄弟に対する教育に対して非常に熱心でした。何不自由なく学校に通いまた通わせてくれたことに対して今でも感謝の念に堪えません。しかし、学生時代はあまり勉強もせず、今になってもう少し勉強しておかなくてはいけなかったと悔やむ毎日です。自由に学生生活をして分かったことは何かの制約や義務感、使命感があるから自由を感じたり発想をしたりすることができるのであって、自分にとって適度な負荷というものを持って「考動」することと漠然と思いました。

  • 社会人時代について

    大学4年の時に先代が病気になり、勝手に私が会社に入らないといけないと考えました。(創業者は生まれた時から兄弟の中で私が会社を継ぐことを決めていたようですが、先代は経営者の厳しさを分かって主体的に決断することを待っていたのかもしれません。)しかし、いくら決断しても基本となる経済や経営のことが分からない理工系には自信がなかったのか、無理言って大学で2年間経済を学ばせてもらいました。会社に戻った時には先代は万全な体調ではないため、すぐに内外とも社長の名代といて仕事をしなくてはならず自分の仕事との両方を熟していました。自分よりもキャリアも年齢も上の幹部や社員に対してや先代に失望させないようにしなくてはならないと無駄な「回転数」で仕事をしていたように思います。しかしここで会社の細かい実務や社員とのコミュニケーションが促成栽培ではあったものの自分にはこのときちょうどいい負荷だったように思っています。

  • 社長就任のきっかけとその当時について

    先代が亡くなり、名実ともに会社の代表者として仕事をするようになりました。経営者はキャリアとか経験とかそんなことでビジネス相手が手を抜いてくれることはありません。全てのステークホルダーが先代と同等もしくはそれ以上を求めてきます。それは当たり前のことで、会社を成長させるためには周りがそれを期待してくれなければ経営者として見限られたのも同然だと考えていました。それは今も変わりませんが、その当時の二年間の記憶を思い起こそうと思っても正直手帳を見ないとわからないくらいに時間に追われ、スケジュールに追われて制御できていなかったように思います。しかし、先代のいるころからお世話になった経営者の方々や周りの方々に色々な知識や経験を教わりました。そういった方たちは選ばれて哲学や信念のある方々ですので、そういった方々との30~40分の会話は本を一冊読むかのような刺激と温度を感じ、今の私を作る血肉になっています。

  • 現在の事業において

    東石グループは主に建設関係やエネルギーが主体となる事業です。グループ内のシナジーを最大化(極大化)することが今注力していることで、関係する業種や業務については大変ですが今後もM&Aなども含め積極的に行なっていこうと考えています。これはどんな業種にも言えるかもしれませんが、社会を含めたステークホルダー全てに選ばれ続けていくためにどうするかは経営者、従業員といったソフト部分の「質」の向上が絶対的に必要な時代です。従業員の働く環境や生産性の向上、業務の効率化・合理化を常に図りながら社会貢献をして会社が社会の公器として十分に存在感を発揮することができるように経営者としての様々な環境づくり、価値創造を表現していかないといけないと思っています。そうすることで、従業員とその家族、また全てのステークホルダーに対して東京石灰工業グループと付き合ってよかったと思ってもらえる会社になっていくと確信しています。

  • 今後の目標

    鉱業・採石業は非常にマニアックな産業ですが一般の方は目で見て、触ることもある身近な素材です。少しでも知ってもらうことで業種としての存在価値を高めていければと思っています。米国やその他先進諸外国でもこの業種は寡占化されていますが、日本は未だ1,000社近くある状況です。この数を見ても地場産業の集合でありまだ効率化されていない産業なのだと思います。海外のように強力な数社がリーダーシップを持ちグループ化していくことなど生産性を高めていくことで業種として社会に選ばれていく時が来るかもしれません。東京石灰工業がその一角に名を連ねられるようにしてきたいと思っています。世界各国の同業者が集まった世界的会議ができるような産業にしていくことが夢です。また建設、ガスや不動産、外食など当社グループに関わりのある全てのステークホルダーの皆さんに付き合ってよかったと思われるような企業グループにしていきたいと思います。

  • 日本を背負う若者へのメッセージ

    経営者として思うことはチャレンジとコントロールです。仕事は正解・不正解ではなく自分が思って目標とするものをいかに設定し、紆余曲折があり時間がかかってもが辿り着けばそれが成功なのです。仕事に情熱と創造性、不屈の気持ち、ひらめき、そして正直さを持って取り組めば選択に間違いや失敗はありません。常にチャレンジし、気持ちをコントロールし続けることができれば大抵のことなどちょうどいい負荷に感じてきます。結果も会社には大切ですが、それ以上に若い方に大切なのはプロセスです。ですから正解をすぐ求めず自分で解を導き出す喜びに浸ってください。できないことを怖がってはいけません。できない理由を考えず、できる方法を探しましょう。そうすれば、これからの皆さんにできないことなどありません。皆さんには若さ=時間があります。若さは大きな財産です。いつか皆さんと一緒に何かできることを願っています。

会社概要

企業名 東京石灰工業株式会社
所在地 東京都日本橋茅場町2‐2‐1
業種 建設
製造
その他
設立 1947年
資本金 3,000万円
従業員 150名
事業内容 鉱業、採石業、砕石その他建設資材の製造販売業、電力販売業、不動産業、都市ガス販売業、建設業、飲食業
URL https://toseki.com/

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