株式会社武蔵浦和会館
小杉 英介

人との繋がりを
深める葬儀場

地域の葬儀場である武蔵浦和会館。民間だからできることを最大限生かし、日本一イベントを行う会社を目指す。地域住人のための集いの場であるイベントの中には、麻雀をしたりお酒を酌み交わす会などもあるのだとか。そんなイベントも、今般の新型コロナ感染症対策が切実になることは言わずもがな。そうした中で、より人との繋がりを意識せざるを得ない賢者だからこそ先を見据えることがある。

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賢者プロフィール

氏名 小杉 英介
会社名 株式会社武蔵浦和会館
出身地 埼玉県
出生年 1976年
趣味 読書、自転車
特技 麻雀(高齢者に教えること)
休日の過ごし方 コロナになるまで、休みを取ることがあまりなかったので、過ごし方が下手です。
座右の銘 なんくるないさ
好きな食べ物 海老
尊敬できる人 自分を持っている人

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    両親が共働きで、強烈なおばあちゃんっ子でした。男三人兄弟の真ん中でバランスを取る役目だったのと、おばあちゃんに褒められたい一心で、良い子をずっと演じてました。高校で付属校に行ったことで、勉強に力を入れなくなり、大学もそれなりに通い、留年ぎりぎりでなんとか卒業しましたが就職もせずにフラフラする日々。八方美人で、周囲に流されやすいタイプで、すぐに人に影響され高校・大学と楽をする方向に流れておりました。

  • 社会人時代

    22~25歳までは、スロットばかりやっておりました。良い時代でそれだけでなんとかなりましたが、転機が訪れたのは25歳の時の父親の死です。それをきっかけに、実家に戻り定職に就くことになりその会社が父親を送った現在社長を務めている「武蔵浦和会館」です。実家に戻り初出社の日に、スーツを着て出かける私を見ておばあちゃんがとても喜んでくれたのが忘れられません。当時はかなりブラックな会社でしたが、おばあちゃんっ子だったのでご年配の方と接する仕事が向いていたのだと思います。また、お客様に大変感謝される葬祭業という仕事は、「承認欲求」と「やりがい」を満たしてくれたので、ブラックな環境でも長い間続けることができました。

  • 社長就任のきっかけ

    6年前の秋に、私が気付いた時には会社が倒産しかけていました。先代がお金にルーズな人で、ワンマンな経営者で、とうとう闇金にまで手を出してしまいました。私が会社が危ないと知ったのは、税理士に呼び出された時でした。(当時、イチ社員でしたが、役割としてはナンバー2でした)経理も「犯罪に手を貸したくない」と言い残し退社。会社には借金の督促の電話が鳴りやまない状況。普通に考えたら倒産の方向だったのですが、その当時より、会員さんが定期的に集う場所として、会社は存在していました。会社を潰したくない一心で、できるところまで存続させることにしました。入社経緯もそうですが、もともと自分が何も持っていない状態だったので、駄目だったとしても何もない状態に戻るだけだと、割り切っていました。

  • 現在の事業

    もともと家族葬(少人数での葬儀)に特化していたので、新型コロナウイルスの影響は最小限で済んでいます。私自身としては、葬儀の現場を基本スタッフに任せて、直接の収益にはならない、高齢者や地域との繋がりに力を入れています。この度のコロナ禍により、年間70回ほど開催していたイベントが全て中止となり、「はるかの集いが生きがい」と言ってくれる方には、寂しい思いをさせてしまっています。しかし、昨年から「はるかの御用聞き」として、電球交換や家具の移動、お庭やベランダの掃除など、高齢者が自分でするのは大変なことを解決する便利屋業をスタート。最近そちらのニーズが増えています。

  • 今後の展望

    自分としては、もともと地域を拡げて商売を大きくしていくという考えはなくて、コロナ禍でより一層その思いが強くなりました。葬儀社というと、もしもの時だけ頼る場所というのが一般的ですが、そうではなくて、日常の些細な困りごとまで手が届く、地域になくてはならない会社になりたいと考えています。そのひとつとして「御用聞き業」を始めたのですが、最近は地域の高齢者が気楽に集える飲食店を開きたいと考え計画を進めています。いつ行っても知った顔がいるサロンのような場所を作りたいと考えております。

  • 若者へのメッセージ

    経歴を見て頂ければ分かるとおり「KENJA GLOBAL」史上、一番ダメな経営者が私です。今後の日本を背負う有望な若者へのメッセージなどと大層なことが言える人間ではないです。しかし、もともと何者でもなかった私が、99%潰れていた会社を承継し社長となったのは、もし失敗したとしても、何もない元の自分に戻るだけだという諦観があったからかもしれません。実際、首をくくりたくなるような状況もありましたが、葬儀社に長年勤めていて、自死した後の家族がどれだけ悲嘆にくれるかを知っていましたので、その選択を考えたことはありません。裸でオギャーと生まれてきて、死ぬ時も何もあの世に持っていけません。地位や名声なんか全く関係なくて、遺るのはその人の記憶だけです。瞬間的にゼロになったとしても、全く気にする必要はないので、若い内こそどんどんチャレンジして欲しいと思います。

会社概要

企業名 株式会社武蔵浦和会館
所在地 埼玉県さいたま市南区白幡5-4-16
業種 サービス - その他
設立 1993年
資本金 3,000万円
従業員 5名
事業内容 葬祭業、イベント業、御用聞き業
URL https://sougisha.co.jp/

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