新光ゴム工業株式会社
林 剛右

広い視野で
無限の選択肢を

目の前の仕事に忙殺されていた会社員時代。上司に言われた一言は、その後の仕事への意識を大きく変えた。「お前は視野が狭い。」やがて祖父の会社に戻った賢者は、大きな苦難を乗り越える選択肢を掴み取ることとなる。

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賢者プロフィール

氏名 林 剛右
会社名 新光ゴム工業株式会社
出身地 愛知県
出生年 1977年
こだわり 新しいことへのチャレンジ、視野を広げる
趣味 テニス、マラソン、コーヒーを淹れること、旅行、新ビジネスの構想(妄想)
特技 鈍感力
休日の過ごし方 読書、子供と過ごす、旅行
座右の銘 「チャンスが訪れる日に備えなさい。幸運とは、準備とチャンスの出会いなのです」
好きな食べ物 バームクーヘン、ブリュイエールのチョコレート、コーヒー
尊敬できる人 落合陽一 氏、杉木明 氏

賢者ヒストリー

  • 幼少期〜学生時代

    1977年10月24日、名古屋市港区の中部労災病院にて林家の長男として産まれました。幼少期は祖父母(会社創業者)っ子として育ち、小学校入学までは自宅で寝る回数よりも祖父母の家に泊まりに行くことの方が多いぐらいでした。頭を使うよりも体を動かす方が好きで初めての習い事は「剣道」その後、体操も始めました。両親も体を使うばかりで心配したのか、習字・そろばん・公文などを並行して習ったが、剣道・体操以外はまもなくやめてしまいました。小学校5年生から中学受験を目指し進学塾にも通いましたが、よほど勉強が嫌いだったらしく途中で脱落し、中学受験を断念。地元の公立中学、私立高校に通いました。中・高ともにテニス部に所属し、相変わらず勉強よりも運動に明け暮れました。大学はアメリカに留学。カリフォルニア州立大学フラトン校に入学し、経営学を専攻。ここで周囲に感化されたこともあり、勉強の楽しさを初めて知りました。卒業まで5年かけましたが、これまでの人生で一番勉強し、人生経験が広がった時間でした。

  • 社会人時代

    2002年4月にアイシン精機に入社。当時から当社の最大の得意先ですが、当時は新光ゴムに戻る事を考えずに「なんとなく馴染みがあるから」という事で入社を決めました。生産管理部に配属。上司にも恵まれ、約5年間、仕事のイロハを学ばせてもらいました。2007年よりトヨタ自動車(アイシンはトヨタグループです)へ出向するチャンスをもらい、2年半をトヨタ自動車の新車進行管理部で過ごしました。アイシンの時とは文字通りケタ違いの視野の広さ、機転、仕事の速さを求められ、非常に苦しかったですが、今となってみれば最も成長できた期間だったと感じます。この時の上司が今でも最も尊敬する人物の一人である杉木明さんです。部下への仕事の任せ方、ぎりぎりの状況でのフォロー(面倒見のよさ)、幅広い視野、上司に対しても自らの考えをしっかりと説明するetc.があり、私の理想の上司像です。この期間はトヨタ自動車の新型エンジンを立ち上げるプロジェクトに関わらせていただき、なんとかやりきることが出来ました。2009年末にアイシン精機に戻り、2011年末まで工場で原価の仕事をさせてもらいます。2011年に父親(当時新光ゴムの社長)の体調が悪くなり、急遽新光ゴムへ戻る(転職する)ことに。計画的ではなかったですが、振り返れば新光ゴムに行くぎりぎりのタイミングだったかもしれません。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    社長就任は10年間のアイシン精機(トヨタ出向含む)での仕事を終え、新光ゴムに来たわずか1年半後でした。父の体調が優れず、社長を続けることが少し難しくなっていましたが、ファミリービジネスである新光ゴムにすぐあとを継ぐ社長候補はおらず(恐らく当時は親族以外という選択肢も無かったと思われる)、ほとんどゴムの知識、ゴム業界の知識が無く、経営の実績、手腕も無かった私が社長に就任することになりました。社内には頼りになる顧問や年上のスタッフはいましたが、何の知識も経験も無い中で多くの判断していくことは非常に難しくまた、不安でした。そこで少しでも会社経営の助けになればと2013年に専門職大学院(グロービス経営大学院)に入学。限られた時間の中で働きながら大学院に通うのはなかなか厳しい時期もありましたが、グロービスの学生全員が同じシチュエーションという心強さと、経営知識・手法の会得が必要に迫られているため、モチベーションを維持してやりきることが出来ました。この時に出来た仲間(経営者も多数)とは現在様々な情報交換を行える相談相手ともなっています。
    *父は現在すっかり健康になっています。

  • 現在の事業において

    現在の事業で最も注力していることは製品開発・設計からの提案を行うことです。当社は主にTier2として自動車向けのゴム・樹脂部品の製造・販売を中心としています。自動車部品業界において中小規模のTier2会社が自社で製品開発を行うことはまれで、Tier1の巨大部品メーカーが製品開発を行い、Tier2は製造を担当することが主流です。当社はゴムの専門メーカーとしてこの開発領域への進出を行い、製品を提供するだけでなく、お客様にとって魅力ある「機能の提供」を目指しています。

  • 今後の目標

    特に社内コミュニケーションの円滑化を心がけています。部門間や拠点間ではどうしてもコミュニケーションが希薄となり、他方の業務理解が進まないことから他責にしがちになったり、全体最適ではなく、部門最適に落ち入りがちです。部門間・拠点間のコミュニケーションを増やす事で、壁を取り払い、全体最適の考えを養い、また楽しく仕事が出来る職場づくりを目指しています。

  • 若者へのメッセージ

    一昨年、昨年と売上げ拡大の基礎となる顧客開拓を進めてきており、現状は日本全体の好景気も手伝い新規顧客の開拓はある程度進んできました。今後は「現在の事業において」で話したように、技術開発に力を入れていきます。具体的には2年以内に防振ゴムとシールの製品開発基盤を確立し製品の15~20%の受注を開発案件受注とする。それを確立したら、グローバル展開を進めていく。設計・製造の両面を行うことでローカルメーカー、や大企業と比較してもコストや技術力で競争力のある企業とすることが出来ると考えています。具体的には、今期の売上げ52.5億円(昨年比112%)、来期60億円の売上げを目指します。中小企業が競争力を持ち、元気になり、魅力的な職場となることで多くの働いてくれる方々の生活を豊かにし、また安心してもらうことが出来ると考えています。

会社概要

企業名 新光ゴム工業株式会社
所在地 愛知県名古屋市熱田区三番町4-25
業種 製造
設立 1955年
資本金 1,000万円
従業員 100名(正社員)、170名(派遣&パート含む)
事業内容 産業用(主に自動車用)ゴム製品の開発・製造・販売。樹脂製品の製造・販売。
URL http://www.srisinko.co.jp/

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