KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

株式会社アール・ケア
山根 一人

業界の
より良いを考える

民間企業のそのほとんどは「ビジネスモデルを真似をされたら困る」と言う。しかし賢者は、なんのためらいもなく、真似されることを望む。真似をされても、その先にはまだまだやるべきことがある。人の幸福感の追及に、きっと終わりなどないのだから。

SHARE

PROFILE

賢者プロフィール

氏名 山根 一人
会社名 株式会社アール・ケア
出身地 岡山県
出生年 1962年
趣味 音楽鑑賞、バンド(ヒュージョン)、ウィスキー、車、キャンプ
特技 小さいことにこだわらない、嫌なことは忘れる
休日の過ごし方 休日はあまりないが、あればダラダラと過ごす
座右の銘 ピンチこそチャンス
好きな食べ物 鍋、おでん
尊敬できる人 公益社団法人日本理学療法士協会会長半田一登氏、メールも電話もない時代の賢者、吉田松陰や西郷隆盛など、教育で日本を変えた賢者たち
こだわり 明るくかっこよく(仕事)

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    両親ともに足が悪く、身体障がい者であったことに強い劣等感がありました。今でこそ、社会的にも障がい者への理解や受け入れが進み、色々な施設がバリアフリーとなったり、杖や車いすへの抵抗も少なくなっていますが、当時は母親が参観日に学校に来ることも、一緒に買い物へ出かけることも嫌で、自分のコンプレックスでした。18歳の時、専門学校への進学のため、親元を離れた時、その劣等感から解放され、抱えていたコンプレックスやマイナスな事象をいかにプラスに変えていくか、という気持ちの切り替えができました。そのとき、幼少期から抱えていた自分の劣等感やコンプレックスに気づき、そのコンプレックスを克服することができました。

  • 社会人時代

    学生時代は勉強の成績も悪く、素行の悪さから先生からは目を付けられ、厄介者とされていました。一年留年し、卒業を迎えましたが、「自分はやる気になったら何でもできるんだ!」「就職したら先生たちを見返したい!」と思っていました。学生時代の実習先で脳卒中患者の装具に情熱を注ぐ森中義広先生と出会いました。森中先生は脳卒中の下肢装具で特許も取られており、歩けない患者さんをその装具の装着により、何人も歩けるようにしてきた方でした。その姿に憧れ、就職後は自分もその装具を岡山で広めようと、森中先生にご許可をいただき、6年間で60名以上の方に装具を作り、日本理学療法士学会、日本義肢装具学会、世界義肢装具学会へも装具についての論文を発表し、自分自身も装具に情熱を注いだ社会人時代でした。

  • 起業のきっかけとその当時

    理学療法士として病院勤務をしていた頃、退院した患者様が褥瘡を抱えて再入院、または施設で寝たきりとなるという現状を目の当たりにして、病院でのリハビリテーションの限界を感じていました。そして6年間勤務した公立病院を退職し、在宅リハビリテーションこそが自分の使命だと考え、1990年に起業しました。創業当時は新しい事業ということもあり、在宅リハビリテーションの認知度は低く、理解者を得る事に大変苦労しました。相手が恐縮するほど頭を下げ、地道に理解者を一人一人募りました。そして、社員教育にも注力しました。お金や小手先だけ(挨拶や電話応対や対応の仕方などの表面的な仕事)では人は育たず、人を創るということを意識しました。特に社員数13人の壁を超えるには大変苦労し、改めて人の大切さ、有り難さを感じました。

  • 現在の事業

    2040年に向けて、日本人は人口減少から生じる多くの問題に直面します。その中心は85歳以上の高齢者割合の急増と"多死"という二つの問題です。特に、多死については毎年80万人の方々が在宅で看取りを行わなければならないという実態も見えています。アール・ケアは専門的分野から、「人が健康に暮らすこと」、「介護状態になっても安心して暮らすこと」、そして「自分らしい死を迎えて旅立つこと」の支援を命題として邁進しています。そのために、終身まで居続けられるサービス付き高齢者向け住宅をはじめとして、デイサービスや訪問看護、訪問介護といった25事業所を展開しています。介護事業の核を「自立支援型介護」として、多くの方々に「良くなった。元気になった。」という評価を受けています。障害があってもその人らしく心豊かに暮らすこと、それをアール・ケアの使命としています。

  • 今後の目標

    2030年には日本中で毎日約5000人の方々が亡くなっていきます。だからこそ、私たちが事業を展開する地域で亡くなられる方々には、自分が最も望む"死に方"をしてほしいのです。これを踏まえ、2017年より医療法人としてのハーヴィスクリニックを立ち上げました。ここでは、どんな最期を迎えたいのかを院長(佐能 孝)と相談の上、訪問看護師やホームヘルパーと連携しながら「おだやかな療養を望むところで」を理念として既に多くの方々を看取らせていただきました。今後は、特に医療面の量的充実を図っていくことを目標としています。また、アール・ケアという法人の枠組みを超えてグループとしての株式会社アール・ケアクルーズ、NPO法人アール・ケア スタイルと協働の下、移動販売や外出支援、有料ヘルパーを始めとした生活支援体制を整えます。

  • 日本を背負う若者へのメッセージ

    目標があって、情熱があって、覚悟があって、そして若さがあれば夢は必ず叶います。そして、夢を叶えるためには、いつもアンテナを張って歩んで欲しいと思います。世の中にはチャンスと書いた紙があります。そのチャンスと書いた紙を拾い上げる人が1/3、チャンスとわかっていても拾い上げない人が1/3、チャンスと書いていても気が付かない人が1/3です。アンテナを張って生きていくということは、チャンスと書いた紙を拾い上げ、そのチャンスの中にある自分のこれからの道を自分の力で実行していくことだと思います。思う存分挑戦し、充実感や達成感を得ながら、成長する自分を実感して欲しいと思います。

COMPANY

会社概要

企業名 株式会社アール・ケア
所在地 岡山県玉野市東高崎25-34
業種 卸売・小売
医療・福祉 - 福祉・介護
その他
設立 1990年
資本金 1,000万円
従業員 365名(平成30年7月現在)
事業内容 ■株式会社 アール・ケア / 介護保険事業
■ 医療法人 ブランドル医会 / 訪問診療・往診専門クリニック
■株式会社アール・ケア クルーズ /食品・日用品の移動販売、日常生活支援事業
■ NPO法人 アール・ケア スタイル  / 福祉有償運送事業、外出支援
URL http://www.rcare.jp/
{

RELATED MOVIES

関連動画