PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 稲垣 憲一 |
---|---|
会社名 | 有限会社三秀 |
出身地 | 東京都 |
出生年 | 1974年 |
こだわり | 人への感謝の気持ちが自分を強くする |
---|---|
趣味 | インドア系、数学 |
特技 | 数学 |
休日の過ごし方 | 子供と遊ぶ |
座右の銘 | 人が幸せになる方法を考える |
好きな食べ物 | そば |
尊敬できる人 | 父親 |
HISTORY
賢者ヒストリー
5歳まで韓国で暮らし、屋根や壁の無い所で生活をしました。人々が次々と死に、村中で死体処理されない状態の中で暮らします。この時に、大人の男達は自分を犠牲にしても女性と子供を守っていました。言葉は話せなかったがその時の大人達の背中は今でも覚えています。5歳の時に日本に初めて帰国するが日本語が上達せず、算数の計算問題しかできなかったが、一芸を磨き続け、高校三年生の時に東海大学の数学オリンピックに出場します。優勝し東海大学へ特別待遇制度を使い学費免除で入学します。将来は数学者になろうかと思ったが当時東京理科大学教授の秋山教授と話をする機会を得て、自分の愚かさを知りました。
将来の夢は数学者だったのですが、ただ問題を解くのが好きな学生だったので道を塾の先生に切り替えます。当時は数学の実力はあったが教え心が足りず、生徒の数学の成績が落ちていきました。塾の会社の命令で苦手だった理科の教師を任され、学生時代数学以外は全く勉強しないで一芸特化のみで過ごしていたので、苦手な教科の勉強は苦痛でした。その甲斐あって勉強が嫌いな子供の気持ちが解るようになり、教え心が身に付き生徒の成績が突然伸び始めました。一芸を特化する事も大切だがその上に行くためには苦手を克服が必須であることを学べました。
2014年10月17日父が他界した事によって社長に就任しました。病院から死の宣告を受けたのは9月26日、父が突然病床に倒れてから3週間の出来事でした。元々副社長として会社を引っ張ってきたのですが、いつかは会社を継いで行かなければならない事は小学生の頃から覚悟をし、日々考えて暮らしていました。絶対的なカリスマを持つ父を失った会社役員は絶望に肩を落としていました。従業員に見せるわけには行かない。希望を与える事ができるのは自分しかいない。母と姉は泣き崩れていましたが、私は父の死に目にも涙一つ浮かべず、葬儀直後には私の就任式典の連絡を従業員にしました。常に未来の事を考えさせる事によって難局を脱しました。あれから歳月を経過したが未だに涙が出たことがありません。まだ従業員へ恩返しができていないので。
青果物は日持ちせず、生産量の調整も難しいです。天候の影響など数値化できないデータが多く、生産過多になっても食品ロスを無くす為に価格を調整し流通させ、生産減少しても小売店の販売チャンスロスを無くす為に広範囲から仕入を発生させ需要と供給のバランスを整えます。商品の性質上取り扱いの難易度が非常に高い為、絶対的な職人の育成が大切になります。当社には食品の安定供給の為に欠かせない調整機能を持つ職人が多数存在しており、世の中に必要とされる人材の宝庫です。当社は経営理念を漢字で表しています。実在しない漢字だが人偏に考えると書きます。【イ考】これは働くと読みます。
青果物の流通安定の仕事は古きから人々の生活と農家の収入を支え続け、戦争、世界恐慌、リーマンショックや昨今の2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などのパンデミックにおいても経営が揺るがない強い経営基盤を持っています。偏西風、季節風、四季の存在、山谷の多い地形、地熱の問題、地質の問題などから日本では海外の青果物の流通方法が通用しません。また青果物の商品特性上、硬さ、味、香りなどの繊細な見極めが必要なのでAI化が難しいです。青果物の安定流通の技術は今後とも必要され続けます。
当社の仕事は人々の生活と農家の収入を縁の下で支える仕事です。天候により過剰生産された商品は不条理に突然やってきます。我々が価格を調整して販売先を探さないと廃棄になり農家の収入が減ってしまいます。また天候により生産が落ち込み契約していた数量が不条理に破られます。我々は食糧不足を起こさせない為に全国から集める必要があります。本当に必要とされる仕事とは楽ではありません。手を汚し、汗をかき、しっかりと国民を支える仕事が素敵だと感じてくれる方が強い未来を作れる人になります。
COMPANY
会社概要
企業名 | 有限会社三秀 |
---|---|
所在地 | 東京都大田区東海3-2-6 東京都中央卸売市場大田市場内 |
業種 | 卸売・小売 |
設立 | 1971年 |
資本金 | 1,000万円 |
---|---|
従業員 | 90名 |
事業内容 | 青果物を仕入・販売をする仲卸業 |
URL | http://www.sanhide.co.jp/ |