PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 眞下 一成 |
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会社名 | 丸眞株式会社 |
出身地 | 愛知県 |
出生年 | 1978年 |
こだわり | 整理整頓 |
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特技 | 馬術 |
座右の銘 | 有言実行 |
好きな食べ物 | トマト・唐辛子・塩 |
尊敬できる人 | 父(名誉会長) |
HISTORY
賢者ヒストリー
現在名誉会長である父が1966年4月に創業しました。両親とも仕事で忙しく一人っ子だったため、遊ぶときはひとり壁にむかってキャッチボールをしたりしていました。ひとりでは何もできない、何かをするには自分以外の力がいると思う原点はここにあったと思います。16歳の時に父の癌が見つかり、父の後を継ぐのは自分しかいない、たいした成績でもない自分ができる親孝行だと父の意志を継ぐことを決意。
大学卒業後、株式会社しまむらに入社。ここで学んだことが丸眞での組織の若返りのきっかけとなりました。具体的には、マニュアルを活用した管理、幹部社員の重要性、女性従業員の効率的な考え方とパフォーマンスの高さ。更に、できない前提で評価するのではなく、できない人をできるようにした上で評価をすることは、業務品質の向上と維持、効率化にも繋がることを知りました。これらが後の丸眞の改革の基盤となっています。その後2005年丸眞株式会社へ入社。当時はライセンス契約と人事改革に注力しました。創業30周年を機に丸眞タオル株式会社から丸眞株式会社に社名変更したこともあり、タオルに留まらないインテリアから雑貨まで幅広い商品開発を開始。そのころヒットしていたファミリーコンピュータのギフト箱にゲームキャラクターを使用したタオルを入れ販売。このことにより、それまでの主流であったタオル専門店での販売のみではなく、様々な流通への販路が拡大したことにより会社の成長に繋がりました。今では株式会社スタジオジブリやウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社とのライセンス契約に繋がり、付加価値のあるビジネスとなっています。
2009年常務取締役に就任。ここから丸眞の組織の強化を図るための本格的な行動を開始します。まずは丸眞の中核であるデザイン部門の強化を遂行。商品の差別化を図るため、デザイナー職に多くの女性を新卒採用・育成。その後、丸眞の今後を担うことのできる人材を採用した結果、女性の割合が多くなっていきました。これ以降、8期連続売上成長が継続できたことは女性の力が大きかったと実感しています。そして創業50周年を機に代表取締役社長に就任しました。自分自身、新人時代の失敗が今では良い経験だったと思える事もあり、新卒の若い社員に研修や現場で多くの経験から得られるチャンスを与えています。ポスト型人事を行い、若くても成果を出している人を評価する社風を確立、年齢の壁を取り払い、会社の成長に寄与している社員にポストを与えることで、結果的に管理職も若返り会社全体の意識が大きく変化。管理職の平均年齢は2005年には51歳であったのが現在は37歳にまで下がっています。現在では女性管理職、女性役員も生まれています。2005年当時の社員男女比は男性70%、女性30%だったが、現在は男性30%、女性70%と逆転。管理職に関しても2005年当時女性管理職は0%が、現在は50%と大きく変化を遂げました。現名誉会長である父の理解があったからこそ、このような大きな改革を成し遂げることができました。
大切にしていることは『やっている人が報われる会社』であることです。新卒から育て上げる人材育成のノウハウ、デザイナー育成や若手管理職育成など無形財産への投資を怠らないことを常に大切にしています。そして、徹底した消費者目線での販売戦略に注力しています。商品の多くは女性が購買層のため、その女性が今何を求め、何を必要としているかを瞬時に判断、商品化し、丸眞が作る商品のファンを今後も増やしていきたいです。そのためにも国内のみでなく海外へも足を運び多くのアイデアを集め、アイデアの元を枯渇させないこと、そして、不景気でも揺るがない多くのニーズに応えられる会社でありたいと考えています。
お客様はもとより、社員、地域の皆様にも丸眞のファンになってもらいたいです。丸眞では社会の公器として地域社会への貢献やCSRの取り組み等さまざまな形でおこなっています。それらをより大きくしていき、より多くの方々に貢献できるように尽力していきます。また業務改革として残業時間削減、有休取得率の向上、システムの充実など、丸眞で働くことに対して環境を整えることはもとより、社員ひとりひとりのキャリア形成だけでなく人生設計においても貢献していく具体的な基盤をつくっていきたいです。丸眞で働く社員、社員の家族、丸眞の商品を購入してくださる人、そして地域社会すべての人から、選ばれる丸眞でありたいと思っています。
閉塞感に包まれた日本の中で、頑張れば叩かれ、大人しくしても叩かれる若者の存在。それに負けず、20代、30代で明治維新を達成した藩士達のように若いうちに大きな成果を上げられる人材になって欲しいと思います。若いときにたくさん失敗し、その失敗を繰り返さない方法を考え、次に生かすことを学んでほしいです。その時はわからないと思いますが、目の前の与えられた仕事に今の自分の最善をつくすことで必ず大きな経験が得られます。上司や先輩からの注意や指導、失敗することを恐れずに挑戦することこそがこの先の自分の財産に必ずなります。丸眞は若者を育てる育成ノウハウがあり、チャレンジするための環境も整えているので若者はなかなか育成が難しいと世論は言いますが、そうは思いません。丸眞では多くの若者が育ち、管理職になった実績があり、今も会社とともに成長し続けています。
COMPANY
会社概要
企業名 | 丸眞株式会社 |
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所在地 | 愛知県名古屋市守山区小幡南一丁目1番5号 |
業種 | 卸売・小売 |
設立 | 1968年 |
資本金 | 3,800万円 |
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従業員 | 238名(2019年7月 現在) |
事業内容 | 繊維専門商社。強い商品企画力と営業力を武器に高品質なタオル・インテリア雑貨製品を国内外で生産販売。 |
URL | http://marushinkk.co.jp/ |