氏名 | 大沼 俊哉 |
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会社名 | テックマート株式会社 |
出身地 | 京都府 |
出生年 | 1979年 |
こだわり | こだわりを持たないこと |
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趣味 | 仲間と楽しく過ごすことを夢想する |
特技 | プログラミング |
休日の過ごし方 | 家族サービス |
座右の銘 | 一身独立して一国独立す、独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず。 |
好きな食べ物 | ステーキ、焼肉、しゃぶしゃぶ
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尊敬できる人 | 会社のみんな、嫁 |
1979年に大沼家の長男として生まれました。幼少期から学生までの私の歩みは、みなさんと特に変わりはありません。よく遊び、よく学び、よく泣き、反発し、怒られ、学校に通い、バイトをし…それなりに順調でした。「これからはPCの時代だ」と言われていた当時に、私はまったくPCに興味を感じる事のないまま学生時代を終えました。まさか、大人になってPCに関わる仕事をすることになるとは思いもよらないことでした。
就職活動では、もっとも苦手な業界で勝負しようと思い、文系出身でしたがあえてIT業界を選びました。入社して数か月は、まったくプログラミングのことが分からなかったので、毎日怒られる落ちこぼれ社員でした。しかし、日々コツコツと勉強をした結果、次第にプログラミングが楽しくなり、気がつくと寝る間を惜しんで勉強するようになっていました。徐々に仕事もできるようになり、20代後半には役職が付くまでになりました。当時働いていた会社は残業代も教育への投資もなく「働かせてやっている」というスタンスの会社でした。私は会社の方針に従って若手の評価や面談を行いながらも、どうしてもこの考えを受け入れられず、本当にそうなのか?会社は誰の何のためのものだ?そう毎日問うていました。
私は、起業するという発想がそもそも無かったのですが、私に「ついていくから会社を作ってくれ」と言ってくれる仲間のエンジニアに背中を押されて起業しました。設立当初の会社は売上=給与であり、いわば稼ぐためだけの枠組みでしたが、仲間が増えていくにつれて、ある時期から「会社は誰の何のためのものだ?」とあらためて考えるようになりました。みなさんはどう思われますか?私は会社というものは「従業員が日々の生活収入を得ながら将来のためのキャリアを構築するためのもの」と考えています。そして、これを通じて経営陣は収入を得られるのだと。会社をどう捉えるのか?自分なりの答えを導き出すことにずいぶん注力しました。
現在、もっとも注力しているのは、教育です。私は若手社員に「あなたは一人前ですか?先輩がいなくても責任を背負って仕事をできますか?」と問います。IT知識だけでは一人前のエンジニアになれません。ロジカルなコミュニケーション能力やポジティブなマインド、アピールする力など、一人前になるために必要なことは山ほどあります。こういった非ITの部分にも目を向けて、時にはプロの講師を招くなどして、教育機会を提供しています。「私はもう一人前(一人で現場に出られるレベル)なので、チャンスをください」そう若手が言ってくれることが、なによりも嬉しいです。中堅以上の社員については、他社エンジニアと交流する場を作ったり、キャリアコンサルタントの支援を受けるなどし、自身の現在地を見つめ直す機会やキャリア形成を自分で主体的に考えるマインドの醸成に注力しています。もちろん、ITの教育もしています。DXやクラウドの教育もしています。AWSの勉強会では、全体の9割もの社員が参加し、レベルアップしたいという欲求をみんなが持ってくれていたことに本当に喜びを感じました。
経済産業省の「IT人材需給に関する調査(概要)」に"2030年に45万人のITエンジニアが不足する"というデータがあります。ご存じの方も多いでしょう。このデータを見るとIT人材業界は継続して活況であると思われるかもしれません。しかし、同レポートは、先端ITにリスキルできなかった旧来のエンジニアが最大10万人余剰になりえることにも言及しています。こちらはあまり紹介されないデータですが、私はかなり危機感を持っています。近いうちに引き上げられるであろう定年まで成果を出し続けられる人材でいるためには、会社の取り組みも必要ですが、本人の努力もこれまで以上に必要な時代になります。こういった危機感を従業員と共有して進んでいきたいと思っています。私たちのITサービスは今後より一層の価値を世の中に提供していくものです。自分たちのIT知識の価値を自覚し、世の中への使命感をもって「社会人のための教育ビジネス」を新しく立ち上げたいと考えています。教育は人生を豊かにします。私たちの教育ビジネスで幸せになる人がいることを想像すると今からもうワクワクします。楽しみです。
私は、転職は2,3回経験したほうが良いと思っています。20代後半には担当する業務の仕事は十分できるようになっていると思います。人によっては出世もして安定を感じているかもしれません。しかし、一度、自分に問いかけてください。あなたは今の会社の今の部署で得られる知見と人脈だけで定年まで働けますか?途中で会社が倒産しても大丈夫ですか?世の中(転職市場)においてあなたは市場価値のある人材ですか?あなたとあなたの家族の人生そのもののことなので最も重要な問いです。あなたに市場価値がなければ、今のあなたの生活は偶然によるものかもしれません。人生を豊かで確固たるものにするためには、若いうちにたくさん学び、経験値を高めるだけでなく広げることも大切です。会社依存ではない自立したビジネスマンを目指しましょう。当社にも社員がいますので、これを言うことは勇気がいるのですが。しかし、会社に残った方が転職するより良い経験ができると、そう思われるような会社を私は目指しています。
企業名 | テックマート株式会社 |
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所在地 | 大阪府吹田市豊津町11-34 第10マイダビル501D |
業種 | 情報通信 - ソフトウェア |
教育・学習支援業 - その他 | |
設立 | 2014年 |
資本金 | 1,000万円 |
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従業員 | 15名 |
事業内容 | 「プラスワンのエンジニア」の育成をモットーに、システム開発、エンジニア教育事業を展開。あらゆるニーズに対してITサービスを提供 |
URL | https://tech-mart.co.jp/ |