株式会社ハート
堀内 章

ワクワクするよう
商品と共に

自社の扱う商品を心から信じる。物を作る人は勿論、それを売る人にそんな気持ちがあったらどれだけ強くなれるか。ハートが扱う商品は、お菓子でも玩具でもない。付加価値が問われる時代、ワクワクを提供するこの会社から学ぶことは大きい。

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賢者プロフィール

氏名 堀内 章
会社名 株式会社ハート
出身地 愛媛県
出生年 1950年
こだわり まずは、やってみる、行動する、出来る方法を考える
趣味 ぶらぶら散歩、バイクで近場に出かける、旅行に行く。学生時代は、芝居をやっていたことも。
特技 環境変化へ対応力がある。ポジティブに順応する力がある。”よく笑う” ”いつも笑っている”と人から言われることが多い。
休日の過ごし方 一人で、また夫婦で、また友達と、出かけることでリフレッシュ。近場でイベントがあると行く。
座右の銘 信頼・尊重・成長
好きな食べ物 肉、魚、野菜、果物、中華、和食、洋食。どれも好き。
尊敬できる人 井川義邦さん、井川潤一さん

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    愛媛県の久万町(現在の久万高原町)という松山から車で1時間ほど走った山間部の街で生まれ育ちました。4人兄弟の末っ子。父は獣医の資格を持った県の職員で、家畜衛生保健所に勤めていました。そのため、山間部を転々と転勤し、その度に転校をさせられました。末っ子だったので、兄姉をよく見て育ちました。ですから観察することに長けて、転校が続いても割と平気で新しい環境に適応することができました。大学は京都の大学に進学しました。1969年の入学です。当時は学生運動が盛んで、大学に入ってもすぐに校舎はバリケード封鎖されてしまい、1年間授業がありませんでした。しかし勉強はせずに、演劇をしたり、アルバイトをする自由な日々を過ごしました。将来のことはあまり考えませんでした。60年代に流行ったものといえば植木等の「スーダラ節」。そういう生き方に感化され、気楽なサラリーマンになろうと思ったようです。

  • 社会人時代

    最初に入った会社は「アンパンマン」の絵本を作っている出版社で、そこでは営業を担当しました。学校の勉強と社会は全然違いましたが、営業は自分に合っていました。営業は人とのコミュニケーション、信頼関係がスタートです。相手が話すことを聞くのは得意だと思いましたね。しかし社会に出て10年は転職が続きました。転職を繰り返したのは、仕事に妥協をしたくなかったからです。生活をすると同時に仕事で満足をしたかった。ワクワクしながら仕事をしたかったのです。1984年にハートに入社をしました。入社当時は総合百貨店などの売り場を回って棚の整理をしたり、注文をとったりしていました。売り場がどうなっていくのか自分の判断に任されていたこともあり、自分で考えて進めていくところが合っていました。当時、担当エリアの郊外にオモチャ屋のチェーン店があったのですが、そこで「クリスマスの商品が絶対に売れる」と思い、名古屋の本部まで商談に行きました。結果は採用。それがきっかけで、それまで西日本を商圏としていたハートで、自ら手を上げて東京進出をしました。商談に持っていくものが絶対に売れると思っていました。自分自身がワクワクしたからです。東京で成功をしたから全国に展開していくことができました。むしろ、形がなかったからやりやすかったのかもしれません。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    2014年に社長就任しました。自分ではなると思っていない中で、先代社長から「社長に」と。先代社長は65歳で交代すると決めていたようです。創業者、創業家は経営にものすごく情熱を持っていました。それを思うと、私はそれを上回る情熱を注ぎ込んで経営ができるのか自問自答しました。これから三十年続けられる会社にするのが使命です。覚悟を持ってやり、創業者に応えたいと思いますね。経営はいい時も悪い時もあります。そうした時にブレない。諦めた時が一番ダメです。諦めずに良くする、向かっていく。経営は魂。自分の本心でない経営をすれば、すぐに皆バラバラになってしまうでしょう。

  • 現在の事業において

    自分の中で最も大切にしていることは、普通のことが普通にできているかどうか。挨拶や会社を綺麗にしているか、少しでもよくなるための努力をしているか、生産性を高める努力をしているか。普通のことがきちっとできないのに、特別なことができるかと思うとそれは難しい。経営者が引っ張っていく時代もありましたが、これからは総合力で会社は進めて、働く人たちの質をあげていかないといけない。生き残る会社というのは、何か違う質、良さを持っています。ベースのところがあるから生き残っていけるのでしょう。採用にも力を注ぎ、学生や大学の先生と話をしながら勉強会を行っています。働き方改革を意識しているわけではないけれど、私が社長になってから残業はゼロにしようと決めました。基本的には定時退社です。遅くまで仕事をすることを良しとしない。仕事が終われば自分の時間を有効に使ってもらいたいです。子供参観日という行事もあります。私は子供の頃に親が働いているところを見たことがありませんでした。学校のない夏休みに家族が頑張っているところを見てもらい、親子で楽しんでもらいます。

  • 今後の目標

    今も、クリスマス、バレンタイン、ホワイトデー、とこれらの季節商品は高く評価していただいていますが、これからまだまだ磨いていきます。もっと成長していくためには、販路を広げていかなければなりません。世界の子供達にハートの商品を広げていく。ここ何年かは海外の展示会にも参加しています。一つの国に一社、パートナー企業を持って、任せられればと考えています。個人的な夢は、ハートという会社を、日本でもっともっと広げて知ってもらいたい。これから三十年続けていく会社、続いていく会社の土台をつくることです。

  • 日本を背負う若者へのメッセージ

    私はこれまで失敗を積み重ねて、乗り越えて頑張ってきました。皆さんも挑戦してください。失敗したら、なんて考えずにです。あまり小さくなって「自分が嫌いなことはやらない」とならず、成長するために、できるだけ広く嫌いなことにも取り組んで頑張ってください。

会社概要

企業名 株式会社ハート
所在地 東京都墨田区錦糸 3-14-2
業種 製造
設立 1963年
資本金 9300万円
従業員 146名(その内パート80名)(2018年12月現在)
事業内容 菓子メーカー
URL http://heart-ltd.jp/

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