株式会社松田技術研究所
松田 真次

人の感性が生む
ものづくり

様々な工業製品を手がけてきた賢者が立ち上げた会社、松田技術研究所。その始まりは、運送会社で整備士として働く中で出会った一台のホンダ車。自動車メーカーへの転身、そして工業デザイナーへと飛躍してきた。現在では自動車製品だけではなく、郵便局や航空会社など幅広い依頼に応える。現役にこだわりさらなる飛躍を目指す賢者の気概に迫った。

SHARE

賢者プロフィール

氏名 松田 真次
会社名 株式会社松田技術研究所
出身地 東京都
出生年 1945年
こだわり 本物志向
趣味 模型工作(自作、キット品は相当凝る)プラモデルは総じて可動、プロペラ回転等々
特技 模型(キットは使わず初めから作る)飛行機・潜水艦
休日の過ごし方 70~80%は仕事上の戦略戦術・開発品の模型デザイン、妻の買い物と手伝い、散歩、模型工作
座右の銘 継続は力なり
好きな食べ物 刺身、納豆、おしんこ
尊敬できる人 本田宗一郎、妻

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    私は裁判官の父のもとに生まれ、少しユニークな家庭環境の中で育ちました。兄弟は高等教育を受け、ピアニストや画家など才能豊かな家族でした。その中で末っ子だった私は、特に勉強に力を入れるということもなく、ひたすら自分が興味のある領域の遊びや趣味に没頭しているような、家族の中でも少し個性的な子供だったように記憶しています。私が小学生だった頃、当時の担任の先生に「お前は将来、死ぬかこじきか」だと言われるくらい手のつかない子供でした。一般的に裕福な家庭で育ち、通常であれば勉強や習い事などさせられていたと思われがちですが、幼少期から自分で興味があることを見つけてはそれに没頭するという自由奔放な性格でしたが、そのような子供時代の経験から開発に必要な「ひらめき力」「探究心」が身についていったのかなと思います。

  • 社会人時代

    高校を卒業し大手運送業の会社に就職しましたが、そこで出会ったHONDAの軽トラックに魅了され、ホンダモーター販売に入社します。ホンダグループといえば創業者・本田宗一郎の「実力主義」という理念が浸透しており、学歴などではなく実力が評価されるという社風が根付いていました。そこではその言葉通り、私は整備士の資格を1級〜3級と最短で取得した後、高卒入社では異例の本田技研研究所本社の技術部性能に所属することになりました。所属後間も無く、今までにないアンダーカール・センターカール・シングルシートを開発したことを機に業界でも、徐々に私のことを知っていただくことも増え、そこから次々に色んな開発プロジェクトを手がけていくようになりました。

  • 起業のきっかけ

    本田技研研究所で平社員から部長まで10年という短いスパンの中、ひたむきに開発に没頭し結果をだしてきて、独立を視野に入れ始めました。順風満帆なキャリアではありましたが自身の力を試してみたいと強く思うようになり、意を決して辞表を出し会社を去ることに決めました。そして、ついに1971年に「松田技術研究所」を設立しました。独立後も、本田技研に在籍していた頃の実績により業界内で自身の名前が広く知られていたようで、大手企業から開発を頼まれることも多くありました。

  • 現在の事業

    現在私たちが様々な開発を手掛ける中でも特に力をいれているのは、高真空断熱パネルの開発事業です。この「高真空断熱パネル」というのは、700度の高温に対する耐熱効果を発揮するもので、通常の断熱素材ではこの温度に対する耐性がなく、今まで実現されていない技術であり、今回弊社が初めてこの技術を実現しました。この技術がどのようなところで使われるかというと、例えば、医療の分野で臓器を制限された環境下で空輸で輸送しなければならない場合や、ワクチンなどの一定の気温で保存されなければいけないものを輸送する場合などで活用できます。医療分野や物流業界において今後多くの可能性を秘めた開発事業になります。

  • 今後の展望

    現在開発中の高真空断熱パネルはこれから様々な分野で活用できる技術であり、今後もこの技術を研究開発を重ね、全世界に広げていくのが今後の目標です。私達の技術力を通じて医療分野や輸送分野、免震業界など様々な業界で世の中に貢献していき多くの方の生活を豊かにしていきたいです。国内に限らず、世界的に認知されるような企業へと成長していくよう、今後も精力的に活動していきます。

  • 若者へのメッセージ

    学校というのは先生の基準で評価されますが、社会に出るとそうではありません。だからこそ、私は好きなことを突き詰めることが人生においてとても大切なことです。「好きこそ物の上手なれ」といいますが、まさにそうだと思います。その「好きなこと」が学生時代にたとえ見つけられなくとも、社会人時代になってからでも全然遅くはありません。年齢は関係なく、好きなことを追求するべきだと思いますので、自分の感性を大事に、どんどん色んなことに挑戦して行って欲しいと思います。

会社概要

企業名 株式会社松田技術研究所
所在地 東京都板橋区宮本町27-6
業種 その他
設立 1985年
資本金 2,500万円
従業員 6名
事業内容 大手企業より製品開発要望、企画、デザイン、造形、試作、テスト、量産まで行う
URL http://www.mrd-matsuda.co.jp/

関連動画