PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 橋爪 光平 |
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会社名 | 北信運輸株式会社 |
出身地 | 富山県 |
出生年 | 1976年 |
こだわり | 靴は「Clarks」 |
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趣味 | スキー旅行 |
特技 | 話をじっくりと聴く |
休日の過ごし方 | 近所のサウナで2時間リフレッシュ |
座右の銘 | 栄枯論ずるに足らず |
好きな食べ物 | 蕎麦、鮨、和食全般 |
尊敬できる人 | どんなときでも建設的で前向きな人 |
HISTORY
賢者ヒストリー
幼少時代に母を亡くし、身体の弱い父の元で祖母に育ててもらいながら地元の私立高校に通わせてもらいました。授業料の納付にも苦労するような厳しい家計の中、将来のことなど全く考えられない状況でした。だからこそと思い、敢えて大学進学を志しましたが、学費のことを考えると昼間働きながら地元の夜間大学に通う以外に選択肢はありませんでした。夜間大学では企業への就職内定が受験条件だったことから、恩師の友人である運送業の社長に雇用のお願いをするために一緒に出向きました。それこそが現在私が代表を務める北信運輸であり、創業者との運命的な出会いとなりました。夜間とはいえ、大学に通う限りは昼間の時間も割かなければならないことも多く、勉学の妨げにならないように働く時間を調整していただけたことなど、恩師と北信運輸の創業者には感謝の念が尽きることはありません。
入社当時、「トラックドライバーはなんて長時間労働で、休みが少ない仕事なのか」と驚きました。当初は事務の仕事をしていましたが、「若いうちに見聞を広げなさい」という創業者の配慮から大型免許まで取得させてもらい、トラックに乗って全国各地へ行きました。またその時は、「トラックドライバーはなんて給料が高いのか」とも思いました。その後、会社の業務を一通り経験させてもらいながら無事に大学を卒業することができました。本当のところ、「大学を卒業してやりたいことが見つかればそちらに進めば良い」と創業者から言われていましたが、自分に何ができるのか、何が向いているのかが定まらないこともあり、また創業者に恩返しもしたいという思いから、「この会社で、とにかく与えられた仕事、環境で、自分が出来ることを精一杯頑張ってみよう」と決意しました。気が付けば家庭も築き、小さいながらもマイホームを持つこともできました。腰を据えて働いたからこそ叶えられた現実がそこにあり、自分自身も少しは成長ができたのではないかと思っています。
令和を迎えて程なく、「新たな時代を若い力で担ってほしい」として、第四代目の代表取締役に就任することになりました。昭和から平成を駆け抜けてきた創業者のその強烈なカリスマ性が色濃く残る中、そのような資質など微塵もない自分が、「具体的な会社の将来像はどうあるべきか、複数のグループ会社をどう統括していくのか、どこにどう投資するべきか、はたしてどのような気構えで挑めば良いのか」という不安と同時に、「すべての社員の恒久的な幸せを叶えたい」という強い想いもあり、労働環境の整備に注力しながら「ドライバー職の社会的地位の向上」を究極のビジョンとして策定し、重職をスタートするに至りました。私自身、決して特別な能力や大きな功績があるわけではありませんが、企業価値の向上と社員の幸せ、関わるすべての人々の将来を想う気持ちが誰よりも強かったことが、社長就任のきっかけとなったのだと思っています。
当社は富山を拠点に、北陸エリアから全国へ、全国から北陸エリアに、医薬品、飲料容器、紙製品、各種危険物から食品に至るまであらゆる原料や製品の保管と輸送を主業として、2023年春に創業50周年を迎えます。実務面では、交通安全や労働災害に繋がらない行動は無論、お客様からお預かりした大切な品物のより丁寧な扱いを『意識、無意識』両面から実現できるように取り組んでおります。移り変わりの激しい時代を生き抜くため、また、間近に迫った物流の2024年問題を勝ち抜くため、柔軟な発想で臨んでいます。例えばオリジナルの配車システム開発、多種多様なカテゴリーに適した特殊車両の新規導入、シビアでデリケートな扱いを要する品物の在庫管理を叶える最新鋭の定温倉庫建設など、他の同業者様とは一線を画す独自戦略を実践することであらゆる顧客ニーズを満たし、より強固なパートナーシップ構築を目指して邁進しています。
時間外労働の上限規制の適用が実施される、いわゆる”物流の2024年問題”が間近に迫る中、物流業界はかつてない大きな転換期を迎え、大中・零細に限らず撤退や廃業さえ余儀なくされる事業者も多いと予測されます。物流業者のみならず、原材料や製品の製造に関わるすべての企業にとっても、調達と供給、製造、販売に大きな支障をきたすことになります。無論、自社の存続、社員の生活の保障をも鑑みたとき、受動的な体制でやり過ごせるはずもありません。そしてどんな不測の事態に見舞われたとしても、お客さまから与えられたミッションを完遂し、社員やその家族の暮らしを守り続けなければなりません。創業50周年を節目に第二創世紀と位置づけ、戦略的で能動的なリスクマネジメントとして多角化や新規事業への取り組みを加速させることこそ、私自身に課せられた命題となります。
私自身どちらかというと理想が高いわけではなく、志も平凡と言えるものでした。しかし今ではグループ全社で100名を超える社員を抱えるようになり、生き甲斐を実感できる充実した日々を送っています。今の世の中、「やりたいことが見つからない」「何に向いているかわからない」など、迷ったり悩んだりしている若者も少なくないでしょう。何かを目指して選んだ職場、あるいは生活のために仕方なく関わった仕事、たとえそれが理想とは違う環境であったとしても、まずはじっくりと腰を据えて働くことです。そうすることで初めて人間力の基礎が形成され、人としての強さや優しさが備わると思います。家庭を築き、マイホームを持ち、子供の成長と共に家族の絆を育み、慎ましやかなごく普通の幸せを感じられる。それが「今を生きる」ということだと思います。今が生きられないなら、未来は訪れません。仕事以外でも周りから必要とされれば、それに対して誠心誠意取り組む。その姿が周りを惹きつけ、導かれ、やがて自分の理想とする仕事や仲間にも巡り合えるはずです。
COMPANY
会社概要
企業名 | 北信運輸株式会社 |
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所在地 | 富山県中新川郡上市町上条沖19番地 |
業種 | 運輸 |
設立 | 1973年 |
資本金 | 5,000万円(2022年6月現在) |
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従業員 | 83名(2022年6月現在) |
事業内容 | 一般区域貨物運送事業、倉庫業、産業廃棄物収集運搬業 |
URL | https://www.hokushin-tr.co.jp/ |