七福タオル株式会社
河北 泰三

人の生活と
温もりを知るタオル

ある上方の噺家は笑いとは「緊張の緩和」だと説いた。人の温もりを苦境の中で知るように、冷たい雨に濡れた後にタオルの温もりを知る。本当に良い製品とは、そうした経験の中で生まれるのかもしれない。七福タオルという生活を包むタオルに思う。

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賢者プロフィール

氏名 河北 泰三
会社名 七福タオル株式会社
出身地 愛媛県
出生年 1962年
こだわり 懸命になる。プロになる。
趣味 落語・演劇鑑賞
特技 さくらんぼの茎を口の中で結べる
休日の過ごし方 笑顔で過ごす
座右の銘 笑う門には七福タオル
好きな食べ物 ゼリービンズ
尊敬できる人 宮沢賢治

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    恥ずかしがりで、すぐ顔が赤くなる子供でした。幼稚園時代では、担任の保育士さんに初恋し、「〇〇先生と結婚したいです。」と、顔から火が出るほど熱くなって告白した思い出があります。先生がそのあと何を言ったのか記憶にはありませんが、満面の笑みで喜んでくれていました。その笑顔は私の気持ちをやさしく包み込みました。園児と先生。ごくありがちの風景ですが、私にとっては笑顔のチカラを知った時だったかもしれません。大学に入学後、私が入部したのは落語研究部。先輩から教えられたのは、「話し上手は聞き上手」という言葉です。人の心を動かすには『間』が大事であるとこ。わかりやすく言えばバランス、タイミングということでしょう。私は決して落語は上手でありませんでしたが、この時に経験した言葉の世界と知り合った人たちが私の人生に大きな影響を持つことになりました。ちなみに私が1年生の時、最初に落語を教えてくれた先輩はテレビ番組笑点の司会者・春風亭昇太さんです。彼が後々社会人になった私に大きく絡んでくるとはその時は思ってもいませんでした。

  • 社会人時代

    1985年大学を卒業後すぐに親の稼業であるタオル製造会社七福タオル株式会社に入社。当時は今治タオルなんて認知されていない時代です。七福タオルの規模ランクは業界トップから数えてというより、下から数えた方が断然早い、従業員5名ほどの小さな小さな町工場でした。大手問屋1社お抱えの下請け会社で、作っているのはタオルケット。いわゆる裾モノという、向こうが透けて見えるような薄い低価格帯商品。自分で作っていながら、自分は使いたくない商品です。自社名の露出はおろか、産地表示も意味を持たない時代に、どうすれば自社の独自性を出せるか模索していました。そんな時に当時売れ始めていた春風亭昇太さんが雑誌の取材に七福タオルを売り込んでくれたのです。その記事のおかげで、自社ブランド開発ができたのです。初めて自社ブランド商品が市場に流通した時、店頭にてお客様がお買い求めになった風景は今でも忘れることができません。時は1989年、昭和が終わり平成へと移り変わった27歳でした。

  • 就任のきっかけとその当時

    2002年40歳になった時に社長就任しました。区切りがよかったです。落語を知っているからか、区切りってとても大事です。稼業を引き継いだ以上、どこかで社長就任のタイミングが必要だったのです。それが私にとって年齢だったです。会社経営にも『間』ってあるんです。日本経済はバブル崩壊し長いトンネル時代でしたが、弊社は独自性にさらに磨きをかける積極的な展開を試みていました。それは海外でも自社ブランドタオルを販売させることです。そのためにアメリカ・ニューヨークで開催される国際見本市に1年に2~3回出展を続けました。2006年からはフランス・パリにも出展し続けました。世界の人たちにタオルを喜んでもらいたい。ということです。

  • 現在の事業において

    弊社は家族経営を目指しています。社員はともに笑い合える家族です。タオル一枚に同じ思いを込めた家族同様の仲間です。社員みんなが楽しいと思える心地よい会社にしたいと思っています。その中で積極的に進めていることは人材育成です。タオルを作る職人を育てようと、大学生を中心に募集をかけています。この取り組みは2017年からスタートし、1年目は4人の新卒者が入社しました。2年目は2名、3年目の2019年4月は4名の新卒者が入社します。しかも今回は全員愛媛県外者です。故郷を離れて入社する社員に対して受け入れる会社側も精神論だけでなく、意欲を裏切らない会社にしなくてはなりません。残業時間、休暇、職場環境など等の改善です。

  • 今後の目標

    思わずでる笑顔には不思議な力があります。タオルは様々です。タオルを使う年齢も様々だし、使い場所も様々。使う人も様々だし、使うシーンも時間も様々。ただ目が覚めてから眠るまで一日何度もタオルに触れます。タオルが生活の代名詞と言っても過言ではありません。「産まれたての赤ちゃんが最初に触れるのはタオル」といった絵本作家さん。とてもやさしい気持ちになれます。創造的なデザイン、独創的な織りテクニック、そして多彩な素材。毎日お使いになられているみなさまの記憶に残るタオルを作りたいと思っています。それが家族の絆になればなお嬉しいです。世界中のみなさまの笑顔あるれるタオルを目標にしたいです。笑う門には七福タオル。

  • 日本を背負う若者へのメッセージ

    笑顔でいてください。若い人の笑顔には特別な力があります。嫌味がなくキラキラ輝きます。笑顔でいると人が集まってきます。笑顔でいると仲間が増えます。笑顔でいると楽しくなります。心に笑顔を持ってください。

会社概要

企業名 七福タオル株式会社
所在地 愛媛県今治市富田新港1-2-2
業種 製造
設立 1985年
資本金 1,000万円(2019年1月現在)
従業員 88名(2018年7月31日現在)
事業内容 タオル製造販売
URL http://www.shichifuku-towel.co.jp/

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