KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

ヤマハ発動機株式会社
柳 弘之

期待を大きく超える

バイクや電動アシスト自転車、ボートに水上バイクまで、日本のモノづくりで世界中にそのブランドを轟かせている、ヤマハ発動機。賢者が社長に就任したのは、創業以来の大赤字を記録した翌年の2010年だった。ヤマハへの誇りを胸に、見事ブランド復権に導いた賢者が語る、“ヤマハらしさ”とは…?

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 柳 弘之
会社名 ヤマハ発動機株式会社
出身地 鹿児島県
出生年 1954年
趣味 スポーツ観戦、スノーモビルライディング
座右の銘 着眼大局、着手断行

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    鹿児島の港に立ち寄った南極観測船を見て、船舶に興味を抱き、大学で船舶工学を専攻しました。船は1つの大きなシステムであることを学びました。ここでの経験は、工場というシステム、会社という大きなシステムを作り上げることに繋がったのだと感じています。

  • 社会人時代

    希望の船舶関係の部署ではなく、海外生産生産システムに関する部署へ配属されました。1986年に、プラザ合意を機に米国に工場進出することとなり、そのプロジェクトメンバーに選ばれました。工場(アトランタ)では、60人の部下とともに、生産管理に関する仕事をしていましたが、米国流生産管理について、理論と現実の違いに苦労しましたね。その後、フランスやインドにも駐在し、計18年の海外生活を経験しました。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    リーマン・ショック翌年の2009年、経営再建を目指す構造改革のプロジェクトチームを立ち上げました。その年は、創業以来最大の赤字となり、2度の社長交代が行われた年でした。社長就任を電話で打診された際に、「会社再建は、新しい経営チームでやります」と伝え、2010年から就任することとなりました。就任前に、プロジェクトチームのリーダーとしてまとめた構造改革案を断行し、生産拠点の統廃合や経費削減などを推し進めた結果、1年で黒字転換を果たすことができました。

  • 現在の事業において

    我々はヤマハらしさのある商品、”発”のある商品を打ち出しています。人は期待通りだと特に感動はしません。「期待を大きく超える。」これが我々の目標です。期待を大きく超えることで、人がRevする(わくわくする)。それが「Revs Your Heart」の世界なのです。

  • 今後の目標

    グローバル市場で挑戦をするということが第一です。メーカーとして、お客様が本当に欲しいと思う商品を作れている企業は少ないです。だからこそ、今後も我々はチャレンジしていきますし、まだまだ足りていないと感じております。

  • 若者へのメッセージ

    世界経済の不透明感などありますが、実は世界の市場にはたくさんのチャンス、新しいビジネスの機会があると私は考えております。だからこそ皆様には日本に留まらずに、海外に出て、グローバルに挑戦して頂きたいです。挑戦をする瞬間は皆さんが輝いている瞬間です。是非挑戦し続けてください。

COMPANY

会社概要

企業名 ヤマハ発動機株式会社
所在地 静岡県磐田市新貝2500
業種 製造
設立 1955年
資本金 857億9,700万円
従業員 53,306名
事業内容 二輪車、ボート、船外機、発電機、産業用ロボッ ト、電動アシスト自転車など多軸に事業を展開
URL http://global.yamaha-motor.com/jp/
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