KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

サッポロホールディングス株式会社
上條 努

発想の源には

サッポロビールやヱビスビールなどでおなじみ、サッポロホールディングス。そこで先頭に立って舵取りをする賢者の姿があった。大学卒業後に入社したサッポロビールで経験を積み、十年後には海外にも赴任した。アメリカで成功をおさめた賢者は、日本に帰国した後も次々と売上げに貢献していく。賢者の発想はどう生まれてくるのか。そして、賢者の次なる目標とは!?

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 上條 努
会社名 サッポロホールディングス株式会社
出身地 宮城県
出生年 1954年
趣味 旅行、写真撮影、焼き物鑑賞
ゴルフ ゴルフ
座右の銘 「面白きこともなき世を面白く、住みなすものは心なりけり」
心に残る本 歴史小説(司馬遼太郎の作品)
日本を背負う若者へのメッセージ 自分で自分の「壁」を作らないようにしてください。「壁」をなるべく下げて、あらゆる可能性に自ら飛びこんでいっていただきたいと思います。周りにいろんな形で助けてくださる方たちがいらっしゃいます。その方々の意見・叱咤激励を真摯に受け止めることが皆さんの明るい明日へ繋がっていくでしょう。ぜひ、がんばってください。

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少~学生時代

    宮城県仙台市に生まれ、大学入学と同時に上京しました。法学部政治学科に所属し、その中でも国際関係論を専攻していました。日本だけの出来事・事象の研究をしていたわけではありませんでしたので、「日本国内だけ」というよりも「日本と世界」という視点でものを見る姿勢がこの時に身に付いたように思いますね。サッポロビールを知ったきっかけは、地元宮城にできたサッポロビールの工場でした。当時「最新鋭」と呼ばれたその工場は、それまでの工場のイメージを覆すほど清潔感があり、非常に立派なものでした。「伸びゆく企業」であるという鮮烈なイメージを残してくれたことを覚えています。

  • 社会人時代

    サッポロビールに入社して10年経った頃、アメリカ・サンフランシスコに支店長として赴任となるチャンスを得ました。問屋やレストランとコミュニケーションをとる中で、なかなか言葉がストレートに通じずに苦労をしたこともありました。うまくいかないアメリカ市場の中で、切り札となったのは「650mlの缶ビール」でした。それまでは350mlのビンが主流だったアメリカにとってそれは新鮮かつ斬新なビールとして、広く話題を呼びました。結果、アメリカ市場での売上を70万ケースから130万ケースへ成長させることとなります。この時に感じたのは、「新しいことを正当に評価しよう」というアメリカ文化の度量の広さで、大変に刺激を受けたことを今でも覚えています。

  • 社長就任のきっかけ

    帰国後はサッポロビール経営企画部に配属となり、サッポログループのCIの徹底、各事業部門の計画管理に取り組むとともに、不動産事業サッポロファクトリー(札幌市)の再開発事業運営にも参画しました。その後は営業企画部長として、現在飲料社のメインブランドとなる天然炭酸水「ゲロルシュタイナー」や、「オーシャンスプレー・クランベリー」の輸入販売、またネクター商品等を有する不二家との業務提携を手掛けていました。その功績が認められ、2011年、社長就任に至りました。

  • 今後の目標

    歴史あるサッポログループは2011年ポッカ社との経営統合を発表し、秋に予定するベトナム工場の完成などにより新たな歴史を刻み始めます。受け継いできた「ものづくりへの思い」や「新たなるものへの挑戦の思い」を忘れずに多くのステークホルダーの皆様のご支援にお応えするべく新たな価値をご提供し、サッポログループが鮮度の高い企業グループとしてご評価いただけるように努力してまいりたいと考えています。

COMPANY

会社概要

企業名 サッポロホールディングス株式会社
所在地 東京都渋谷区恵比寿4-20-1
業種 サービス - コンサルタント
卸売・小売
飲食店・宿泊 - 一般飲食店
設立 1949年
資本金 538億8600万円
従業員 7264名
事業内容 国内酒類事業、国際酒類事業、飲料・食品事業、外食事業、不動産事業
URL http://www.sapporoholdings.jp/
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