PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 山井 太 |
---|---|
会社名 | 株式会社スノーピーク |
出身地 | 新潟県 |
出生年 | 1959年 |
趣味 | フライフィッシング、キャンプ |
---|---|
座右の銘 | 人生に、野遊びを。 |
尊敬する人物 | 父(山井幸雄) |
こだわり | キャンプは2泊以上する |
HISTORY
賢者ヒストリー
大学を卒業後は外資系の商社に就職しました。当時からなんとなくですが、将来は父の会社を継ぐことは意識していましたが、具体的にいつ、どのように、とは全く考えず、目の前の仕事に没頭しました。自分でも、ハードワーカーだったと思います。その時に芽生えたのは、自然に大しての枯渇。子供の頃から自然に触れることが当たり前の環境だったので、ストレスを感じていたんですね。
当時のスノーピークは、今の事業(キャンプ用品)とは全く違い、釣具や登山用品がメインの事業でした。しかし僕は会社を継ぐにあたって、オートキャンプの事業を行うと決めてました。当時は、車の10台に1台が四駆の時代。ミニバンやSUVにキャンプ用品を載せてキャンプに、なんてことを考えて、自分のやりたいこととも重なりましたし、そっち(オートキャンプ事業)にシフトさせたんです。もちろん色々と障害はありましたが。自分自身、キャンパーで、年間に数十泊もキャンプをするユーザーとしての目線から、開発したすべての製品に「永久保証」をつけました。経年劣化は仕方ないにしても、製造上の欠陥では壊れない製品が、ユーザーとしては一番必要だと感じたんです。1年半で100アイテム以上をつくり、キャンプメーカーとしての地位を確立していきました。
スノーピークは間違いなくオートキャンプブームを作った会社です。需要も一気に高まり、売上としても当時5億円程度だったものが、5年で5倍になりました。しかし、そのブームも終焉を迎え、6期連続で売上を落としました。なんとか改善を図るべく行ったのが、今でも続けている「snow peak way」というイベント。社員とユーザーが一緒にキャンプをし、焚き火を囲みながら直接ユーザーの意見を聞くことを始めました。そこで頂いた意見は辛辣なものでしたが、それが本当に良かった。イベント後すぐに朝礼で方針を発表し、大きな改革を行いました。「snow peak way」は、そのまま弊社の企業理念にもなっていますが、これが全てだと確信しています。大げさにいうと、1日100万回は言っています。私たちの原点は、キャンプが大好きで、自らもユーザーであること。「snow peak way」はそんな私達の行動指針であり、だからこそ、徹底的にユーザー目線で事業を行えるのです。
スノーピークのビジネスは、社会問題解決型のビジネスだと思っています。アウトドアという概念は、先進国特有のものです。高度な文明の中で、キャンプは「人間性の回復」を行うことが出来ます。人間性が阻害される部分を癒やすことが、我々スノーピークに社会的存在意義でもあります。今後もそこをブラすことはありません。
COMPANY
会社概要
企業名 | 株式会社スノーピーク |
---|---|
所在地 | 新潟県三条市中野原456 |
業種 | サービス - その他 |
設立 | 1958年 |
資本金 | 9,952万円 |
---|---|
事業内容 | アウトドア用品などの製造販売 |
URL | http://www.snowpeak.co.jp/ |