KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

セイコーエプソン株式会社
碓井 稔

イノベーションを起こし続ける企業

プリンターの代名詞と言っても過言ではない。その会社の始まりはクオーツ時計を作る企業だった。 そしてこの企業が他社とは一線を画す商品を生み出し続ける背景には常に変化と革新を生み出し続けてきた企業文化にあるだろう。

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 碓井 稔
会社名 セイコーエプソン株式会社
出身地 長野県
出生年 1955年
休日の過ごし方 スポンサーでもあるJ1昇格が決定した松本山雅のホームゲームの観戦
座右の銘 「究め極める」

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 社会人時代

    1979年4月に大学を卒業し、自動車関連の大企業に入社しました。そこでの新入社員研修を受けてみて人生の先行きに関する不安が強くなりました。工場実習で訪れた現場で、中堅社員の方の「自分の力で会社を大きくしてきたという自負心と達成感」に接し、「すでに成長し完成した会社に入り20年を経たのち、果たして彼らのような達成感を感じることができるだろうか・・・」と、漠然たる不安が募ったのです。 お盆休みに地元に帰省した際に、信州精器(現セイコーエプソン)に求人があることを知り、応募しました。当時の信州精器は脱時計の先頭に立つ進取の気風にあふれており、とても魅力的に映ったのです。そして転職することになりました。

  • 社長就任のきっかけ

    私が花岡前社長から、「次の社長をやれ」というお話をいただいたのは、2008年3月半ばのことでした。「これからは新しい商品をどんどん出していく。先頭にたってその舵取りをしろ」というお話だと記憶しています。53歳になったばかりの私は、研究開発本部長や生産技術開発本部長という立場で、もう少しいろいろなことをやらなければと考えていた矢先なので、まさしく青天の霹靂だったというのが正直なところでした。

  • 社長就任当初

    経営環境業績が非常に厳しい時期の就任で、会社のすべてを大きく変えなければいけないと決心しました。特に構造改革を行った電子デバイス事業など自分たちの強みから離れたところでビジネスをしていました。また競合との競争に目がうばわれており、自分たちで新しい価値をつくりだしていく風土がなくなっていました。自らの強みに集中すべく長期ビジョンSE15を策定し、達成するためには電子デバイス事業だけでなく、プリンターやプロジェクターなどの情報関連機器も含めて、すべての事業を大きく方向転換させなければいけなかったのです。

  • 今後の目標

    まずは2015年度が最終年度となる中期経営計画を着実に遂行すること。現在進めている中期経営計画は2016年度からの次期中期経営計画への基礎固めであり、経営や各事業の方向感については、長期ビジョンで目指した姿に変わりつつありますが、新規参入した領域については、まだ知見や経験の不足からくる課題も多いため、次期中期経営計画に着実に繋げられるように、引き続き気を引き締めて推進していきたいです。2016年度以降の次期中期経営計画では、商業や産業向けなどの領域を一層強化することで、エプソンを、再び力強く成長する企業に変えていきたいです。イメージとしては、「プロフェッショナル向けを含む新しい情報ツールや設備をクリエイトし、再び力強く成長する企業」を目指していきます。

COMPANY

会社概要

企業名 セイコーエプソン株式会社
所在地 長野県諏訪市大和3-3-5
業種 サービス - コンサルタント
設立 1942年
資本金 532億400万円(2015年1月現在)
従業員 73,639人(2015年1月現在)
事業内容 プリンター、プロジェクターなどの情報関連機器およびマイクロデバイス・精密機器の製造販売。次の柱となる事業として産業ロボットやウエアブル機器など新規事業としてとりくんでいる。
URL http://www.epson.jp/
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