PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 小林 幸典 |
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会社名 | 株式会社コバーズキッズ |
出身地 | 山梨県 |
出生年 | 1954年 |
こだわり | 自分の好みや価値観を一貫して追求 |
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趣味 | 温泉、読書 |
特技 | 好きになったらとことん突き詰める |
休日の過ごし方 | 温泉と読書 |
座右の銘 | 利他の心 |
好きな食べ物 | 志那そば |
尊敬できる人 | 稲盛和夫氏 |
HISTORY
賢者ヒストリー
私の基盤となる「原理原則に基づいて物事を捉え、そこから判断を下す」という姿勢は、まさにこの時期に確立されたものです。末子として育ち、幼少期は感受性豊かで繊細な側面を有しておりましたが、早くより強い責任感を備えた人間でした。スポーツに励み、各種競技への挑戦を通じて心身を鍛え、「忍耐力」「継続的実行力」「自己信頼の精神」といった、私の人格形成の礎を培いました。今日私が重視する「自己肯定感を高める園児を育む」ことの重要性は、まさにこの時期に自らの経験として体感していた証だと確信しています。大学では経済学・国際金融を学び、他大学の講義や全国規模の学術大会にも積極的に参加し、社会構造や経済の仕組みへの理解を深めました。こうした人生の蓄積が、現代社会の急激な変化や保育現場の課題に真摯に向き合い、子どもたちが未来を主体的に生き抜く力を育む教育モデルの構築に挑む、今の私の原動力となっております。
大学卒業後、リコージャパン株式会社に入社し、以来37年にわたり誠実に職務を全うしてまいりました。提案活動においては、マニュアルに依拠するだけでなく、自ら提案書を構築し、「この施策により顧客企業はより良くなる」との確信のもと、エビデンスを基盤とした提案を実践しておりました。当時としては先進的な取り組みであったと自負しております。「仕事こそ人生」とされていた時代背景の中、稲盛和夫氏の著書『生き方』に接し、「利他の心」の理念に深甚なる共鳴を覚え、他者のために尽くすことの尊さを深く再認識し、人生観を一変する契機となりました。山梨支社長としては「山梨元気プロジェクト」を主導し、地域企業に対する学習機会の創出に尽力。のちに本社事業部長としての重責を担い、経営戦略・マーケティング・ICT各分野における実務経験を着実に蓄積し、現在の経営基盤の確立に起因しております。
定年を迎え今後の人生を熟慮する中、長年保育士として従事してきた妻の歩みが脳裏に浮かびました。理想の保育と現実の立場との間で葛藤を抱えていた妻の想いに接し、「これは形にすべきである」と確信し、保育の世界に関心を寄せました。実際に保育業界に足を踏み入れたところ、社会が大きく変化する中にあっても、現場は“昭和の延長”とも言える体質が根強く残存する実態に愕然といたしました。不適切保育、紙文化、縦割り制度、低賃金かつ過重労働に苦しむ職員の姿を目の当たりにし、結果として保育士が心身の余裕を失い、子どもと向き合う時間を確保できない現実を痛感したのです。子どもたちに適切な保育を提供するためには、まず保育士の待遇改善が不可欠であり、それを理解していない経営者があまりにも多いことにも気づかされました。「ならば、自分達が変えていこう」「理想の保育園を創ろう」との決意のもと、創設したのが『コバーズキッズ』です。
当園は「君が大人になったとき 自分を信じて前に進むことができるように」というパーパスを掲げております。これは単にお子さまを「お預かりする」だけの保育では、到底実現し得ません。私共が果たすべき役割とは、子ども自身が“自分は価値ある存在である”と実感できる瞬間を幾度も体験できるよう支援することです。そのために4本の柱を保育実践の基軸として掲げております。第一に、自己肯定感を育む声かけと体験。第二に、小学校教育へとつながる知的・社会的スキルの基礎づくり。第三に、ICTの活用による保育の質向上と職員の労働環境改善。第四に、子供たちの未来を考えたSDGs視点の環境教育で、未来を考える力を育むことです。加えて、保護者向けに「ママパパ子育て心理学講座」を年5回開催し、家庭と園が一体となって子どもの成長を支える体制の構築にも注力しております。
私たちはこれまでの「昭和的ルール」に縛られ続ける必要はありません。社会構造や価値観が大きく変容した現代こそ、「日本の子どもたちの未来」を中心に据え、エビデンスに基づく再現性ある保育の再構築が強く求められております。質の高い保育プログラムと、職員にとって持続可能な労働環境。その両立を実現する新たな保育モデルを全国へ広げることが私たちの使命です。さらにその先に、全てのステークホルダーの皆様が「楽しさ」を実感できる保育・幼児教育業界の構築を目指しております。その実現に向け、新聞・財界誌・保育専門誌等を通じた情報発信にも注力し、業界全体の連携によって「未来の人財を育む文化」を共創することこそが、次の十年を切り拓く礎になると確信しています。子どもたちには「自らを信じて前に進む力」を、そして保育者には「先生に教えてもらって良かった」と言われる歓びを胸に、誇りある保育に従事して頂きたいと願っております。
今の時代、選択肢は無限です。それでも、「正解を探すこと」より、「自分の心に素直に動いてみること」の方が大事だと、私は思います。うちの園のパーパスのように、「自分を信じて、前に進む」——この力さえあれば、どんな未来も切り拓けます。どうか、自分の道を、自分の足で歩んでください。あなたの一歩が、次の誰かの道しるべになると思います。
COMPANY
会社概要
企業名 | 株式会社コバーズキッズ |
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所在地 | 山梨県甲斐市篠原871-2 |
業種 | 教育・学習支援業 - その他 |
設立 | 2018年 |
資本金 | 200万円 (2025年5月 現在) |
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従業員 | 34名 |
事業内容 | コバーズキッズの事業は、職員34名にて認可保育園事業で定員100名の幼児と家庭的小規模事業で22名園児を保育・幼児教育を2つの園を展開。 |
URL | http://kobas-kids.com |