日本インパクト株式会社
金志 繁実
物流にインパクトを
京都府北部、京丹後市に事務所と倉庫を構える日本インパクト株式会社は、お客の大切な商品を在庫として保管し、管理から梱包・発送までを行う会社だ。お客のニーズの瞬間を的確に捉える賢者は、物流のみならず、食品事業にも参入。様々な事業を通して衝撃を与え続ける賢者の取り組みに迫る。
PROFILE
賢者プロフィール
| 氏名 | 金志 繁実 |
|---|---|
| 会社名 | 日本インパクト株式会社 |
| 出身地 | 京都府 |
| 出生年 | 1961年 |
| こだわり | 思い立ったらすぐ行動 |
|---|---|
| 趣味 | ロードバイク |
| 特技 | 人とじっくり話すこと |
| 休日の過ごし方 | 体を動かす、ドライブ、釣り |
| 座右の銘 | 感謝の心 |
| 好きな食べ物 | 魚全般 |
| 尊敬できる人 | 父、母 |
HISTORY
賢者ヒストリー
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幼少期～学生時代
子供の時は、自然の中で自由に遊びました。川遊び、山で基地を作り友達と過ごしました。そんな中、私の祖父が丹後地域で運送業を立ち上げ、父も一緒にやっていたそうです。ただある日突然、祖父が辞めると言い出し、他人に会社を譲ったと聞いています。 祖父は僕が6歳の頃に亡くなったので、あまり覚えていませんが、怖い顔で仕事をしていた記憶が少しあります。また、父がトラックで配達にいく際、一緒に車に乗って配達していた記憶も鮮明に覚えています。中学時代では陸上部とバスケ部に入部をして、今では考えられないほどの部活生活を過ごしてました。特に最後の陸上大会で3位以内に入れなかったときはとても悔しかったです。高校入学当時、いわゆる燃え尽き症候群とやらで、高校では部活には入らず満喫していました。
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社会人時代
学校を卒業して6年間の社会人生活の中で、父がやっていた呉服問屋の仕事を始め、丁稚奉公（でっちほうこう）で京都の着物店に就職しました。2か月で東京支店に転勤後、東北6県を月2回ラウンド営業もしました。冬の青森、下北半島では厳しい寒さを経験しました。今では、考えられない経験をしたと思っています。製造工程からお客様に渡るまでの全ての流通を見ることができた、その経験が今の私には手助けになっていると思います。いずれは、祖父がやっていた物流業界で社会に貢献していきたいという思いが根底にはあったのではないかと今では思います。
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起業のきっかけ
母から「早く戻ってきて」とずっと懇願されていたので、23歳で地元に戻り、呉服関連の仕事を始めました。着物離れの中、これではいけないなという思いもあり、某大手文具メーカーに勤めていた弟の独立を機に、便箋セット流通業務の役割をもらい、協力業者を一から探し出し試行錯誤の上、店頭に並んだ商品を見たり、それが売れたりすると、やりがいを感じました。私の物流業界に挑戦した始まりでもありました。無我夢中で、目先の事を消化するのがやっとで、寝る間も惜しんで働いたことが今の会社の礎になっています。色々あり、今では弊社の常務である友人に外壁コーキングの仕事をを2年間くらい手伝わせてもらい、初心に戻るきっかけにもなりました。その後、弟に大手流通会社を紹介してもらい10年くらいかけて物流の基礎を築いていくことができました。そこで、心機一転、現在の会社名「日本インパクト」に変えました。色々と形を変えながら会社を30年間守り抜いてこれたのは周りの支えがなければ成し遂げられなかったはずです。
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現在の事業
仕事は自分一人では、出来ないと思います。思いが違う人もいればそうでない人もいるからこそ、個人の考え方を尊重出来る事を大切にしています。思いが一方通行にならないよう、心配を拭えるような環境を作り、成長できる会社にしていきたいと考えています。だからこそ社員一人一人と会話する事を大切にしています。「おつかれさん」「おかえり」などとちょっとした会話でも積極的にするようにしています。 2020年に京丹後市に新しく自社で倉庫を立てようと決心しました。できた当初に、コロナ感染症が流行り出し、お客様への面会もできませんでした。2024年5月に舞鶴の倉庫の契約が切れることもあり、新しく京丹後の倉庫を作ったのですが、舞鶴の合計9300坪の土地を買わないかという話が出て、2022年に購入を決心。合計26000坪の倉庫を資産とし、お客様の役に立てるよう成長していきたいです。
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今後の展望
今まで以上に物流業界への期待がある中、後れをとる事無く投資を惜しまず努力をする。3年、5年の計画を掲げ、社員一同で戦略をとっていきます。弊社が物流業として本格的に稼働し始めたのが6年前。2024年問題と騒がれ始めた頃でしたので、対策はばっちりとできています。本社でもどこで誰が何をどのように仕事をしているのかが管理できるシステムを導入しています。お客様にとっても働く仲間にとっても喜んでもらえる会社作りをしています。物流は水道や電気のようなインフラ業だと思います。だからこそみんなには胸を張って誇りをもって働いて欲しいなと思います。お客様のご要望にYESで答えられる方法を考える会社をこれからも築き上げていきたいです。また、新たに「食肉加工業」を始めました。30年程経験があり、2010年頃に狩猟の事業所立ち上げの手伝いをしました。2022年に資格を取得し2023年春から製品販売を開始。人間の衣食住に関わる大切な業種を今後も細々と伸ばしていきたいなと考えています。
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若者へのメッセージ
「夢を持つこと」が大事だと思います。失敗を恐れず挑戦すること、失敗をするからこそ前に進めると思います。とにかく思い立ったらすぐ行動、始めなければ失敗も成功もないです。一人で生きて育ってきたわけではないので、関わってきた全ての方々に感謝の気持ちを忘れずにしてください。己の力量を確かめるには何かを始動する事です。そうすれば必要な物は「何か」を考えることができます。それは人だったり物だったり、お金だったりと。一番必要なのは、「熱意」と「人柄」です。其の後に付いて来るのがもっとも重要なことである「信用」だと思います。あなたに訪れる出来事や出会いを大切に。己の未来像で「絵本」を作るようにしたためる、描いて置くのも良し、頭の片隅に置くのも良しそれを心掛けることが大事だと思います。最後に、人生は山あり谷ありの心電図みたいなものです。だれでも終着点はプラスマイナスゼロとなるので、楽しいことや苦労もたくさん経験してください。
COMPANY
会社概要
| 企業名 | 日本インパクト株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京丹後市峰山町荒山1606-1 |
| 業種 | 運輸 |
| 設立 | 1993年 |
| 資本金 | 1,000万円 |
|---|---|
| 従業員 | 70名（2023年5月 現在） |
| 事業内容 | 運送・倉庫業 |
| URL | https://nihon-impact.jp/ |
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