株式会社スザキ工業所

鷲崎純一

この映像・情報は 2023年11月当時のものです

ものづくりに変革を

日本の産業を支えている製造業。長きに渡りスザキ工業所もその一端を担ってきた。賢者は、伝統あるが故の考え方に翻弄されながらも、自らの考えを突き通し、社内に変革をもたらしていく。

氏名	鷲崎純一
会社名	株式会社スザキ工業所
出身地	岐阜県
出生年	1963年

こだわり	さっさとやる
趣味	バンド、担当はギター
特技	ストレスが溜まらない
休日の過ごし方	ゴルフ、孫のお守り
座右の銘	施して報いを願わず、受けて恩を忘れず
好きな食べ物	お子様ランチ
尊敬できる人	上沼恵美子、大谷翔平

HISTORY
賢者ヒストリー

幼少期～学生時代

幼少のころは友達と遊ぶより一人で漫画を読んだり、プラモデルをつくったり、絵をかいていたりするのが好きでした。友達がいないという意味ではありません。何となくこのころから「ものづくり」に通じるものが好きだったと思います。一つのことにのめり込んでキッチリ仕上げないと気がすまない子供でした。学生時代はバンドばかりやっていました。将来のことなど何も考えておらずというか、どうせ跡継ぐから考える必要もなかったのかもしれません。後継ぎとして何か身に付けようとも思いませんでした。両親からも後継ぎとしての英才教育的なことはありませんでした。のんびりすくすく育ちました。ただ今でもそうですが本を読むのが好きで、暇なときは読書をしています。文字からの情報だけで人物像や背景などを想像しながら読めるからです。アニメや映画だとこちら側の創造する範囲が狭くなってしまいます。
社会人時代

学生時代ほど平々凡々ではありませんが、入社当初は祖父、父をはじめ7人の親族が働いており、窮屈で仕方ありませんでした。なので今はそのようなしがらみを無くした会社にしようとしています。波瀾万丈とは無縁でした。
就任のきっかけとその当時

社長に就任したのは年齢的に順番が来ただけできっかけも何もありません。先代が健康に自信がなくなり引退を決意したからで、これがきっかけと言えばそうなります。私が代表となって変えたかったことは「同族会社感を減らす、誰にでも要職に就ける機会を与えること」と「保守的、閉鎖的な経営から革新、改革、開放的な経営路線にすること」です。SDGs推進、カーボンニュートラル、健康経営、DX推進など時代の流れにスピード感をもって合わせていける企業を目指しています。
現在の事業

SDGsの中で、現在は特にこの2点を重視して活動をしています。「3.すべての人に健康と福祉を」従業員に健康で永く働いてもらえるよう有給休暇の100％取得してもらっています。「13.気候変動に具体的な対策を」SBT認定を中小企業ではいち早く受け、カーボンニュートラルへ向け活動をしています。
今後の展望

SNSによる企業情報の発信です。AIによる生産管理が現在プレス工程で成果を上げているので全社に広げます。共働ロボットの導入により人への負担を減らし、労働人口の減少に向け男女とか国籍とかそのようなものは一切関係なしに働ける環境をつくっていきたいと考えています。
若者へのメッセージ

ものづくりの楽しさには、「無いものを自分で考え造り出す」「今までとは違った方法でつくる」「ちょっとした工夫」で品質良くなり納期が早くなるなど日々改善の連続です。服や手が油で汚れますが洗えば済むことです。製造業は若者からは人気がありませんが、ちょっとでも興味があれば一度足を踏み入れて欲しいです。その人なりの創造があると思います。

COMPANY
会社概要

企業名	株式会社スザキ工業所
所在地	岐阜県各務原市上戸町7-1-15
業種	製造
設立	1979年

資本金	4,975万円（2023年9月末現在）
従業員	64名（2023年9月末現在）
事業内容	金属プレス・溶接・組立加工全般、金型・治具、設備、制御装置の設計製作、プレス関連機器製造販売
URL	https://www.suzaki.bz/74084/