AsiaHerbAssociation Co.,Ltd.
加瀬 由美子

この映像・情報は 2009年6月 当時のものです

忘れられない瞬間がある。それが私の原点。

偶然訪れた土地で病に襲われた。それが、後に多くの人の笑顔をつくる事になるなんて誰も思わなかっただろう。人生は何が起きるか分からない。そして、困難にぶつかった時、助けてくれたのは何だったのか?仕事は楽しむもの。それを教えてくれる賢者の笑顔はとても優しい。

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賢者プロフィール

氏名 加瀬 由美子
会社名 AsiaHerbAssociation Co.,Ltd.
出身地 神奈川県
趣味 無計画旅行、スパめぐり、料理
休日の過ごし方 週7日間お休みなしで働かせていただき、年に3回3週間ほど、無計画な旅に出るという生活をここ数年しております。
好きな言葉 『いまをいきる』
尊敬できる人 名もなく、ひたむきに生きる多くの人
現在の仕事の魅力と苦労 豊潤なタイの大地。土を肥やし、ハーブを育て、プロダクトをつくり、お客様にお届けすることが魅力です。最初から最後まで、正直なモノづくりに喜びと誇りをもっています。時に自然は厳しく、すべてを計画通りに運ばせてくれませんし、大量生産もできません。ですが、オーガニックのハーブのもつ命のちからと、タイ2500年の伝統療法であるマッサージやハーブ治療を多くの方にご紹介させていただくことに大きな喜びと感謝を感じております。
日本を背負う若者へのメッセージ タイに暮らし、タイでビジネスを始めて最初に感謝したのは自分が「日本人」だということでした。日本人は正直で勤勉で素晴らしい国民だという多くの方の声を聞いた時、私は先人達がひいてくれたこの価値あるレールを、後へ続く方にもきちんと引き継いでいきたいと思いました。今後さらに多くの方が、海外で就職や起業をされると思います。日本以外にも自分の資質がもっといかせる国やチャンスがあるかもしれません。「ここに我、日本人あり」そんな自信と心意気をお持ちいただいて世界で活躍していただきたいと願います。

賢者ヒストリー

  • 幼少時代

    両親は幼い時に離婚。家は小さな商店を営んでいましたしが、再婚した父親は家庭内で暴力をふるい、母親はアルコールに溺れる毎日で、幼い頃からはやく家をでることばかり考えていました。でも、今思うと私は多くのことを両親から学んだと思っています。母親が生きていたら親孝行をしたかったと思う日々です。

  • 起業のきっかけ

    熱帯雨林調査のお手伝いで来たタイで、帰国間際に突然激しい腰痛におそわれ、入院生活を余儀なくされました。思うように回復しない日々、入院中に知り合った方から、タイの伝統療法「ハーバルボール」をすすめられました。最初は半信半疑でしたが、自分でも驚くほど腰痛が治まり、体調そのものがよくなるのを実感しました。「なかに何が入っているのだろうか、どうやって作るのだろうか」タイの伝統療法に惹かれ、時間をつくっては、日本とタイを行ったり来たりする生活が始まりました。それから1年間が過ぎ、文献の少ないタイの伝統療法やハーブをもっと学ぶには自分の目でみて、自分の足で歩いて学ぶのが最善と考え、タイへ住まいを移しました。ただその時は漠然と、タイの伝統療法やハーブをいつか多くの方にご紹介できたらいいなぁというくらいの考えで、滞在期間も1年間の予定でした。移住してからは、タイ国内をまわりハーブを採取したり、良質のハーバルボールがあると聞くと、お願いしてそのつくり方を教えていただいたりしていました。そんな日々のなか、ある日頻繁に通っていたハーバルボール治療をメインで施術されている小さなマッサージ店のオーナーさんから「お店を閉めるので、ハーバルボールがそんなに好きなら、マッサージ師を雇ってもらえないか」と声をかけられました。突然のお話しでしたが、お店があれば、実際に自分のつくったハーバルボールを色々な方にお試しいただける。直接お話しをうかがい、もっとよいモノをつくりたい。迷いましたが、自宅兼店舗、一軒家を借りて2階に自分が住み、1階でハーバルボールマッサージ店をやろうと決めました。最終的には工事が延びてしまい、そのマッサージ店の方達とは一緒には働けませんでしたが、それが起業の第一歩です。

  • 起業を意識し始めた時期

    ご縁があってお店を開くことになりましたが、私自身は、起業をしたかったというよりは、タイで自分のやりたいことをするには、起業という形が一番自然だったのだと思います。

  • 起業当初

    お恥ずかしながら、タイ語ゼロ、友人ゼロ、貯金は300万円という状態でタイへ来ましたので、順調にいくとかいかないとか、そこまでの考えはありませんでした。自宅兼店舗でスタートしようと決めて、内装会社を見積もりの安かった現地の小さな工務店にお願いしたところ、8割くらい工事が終わったところで、どうしても労働費が払えないとお願いされ、残りの工事費全額をお渡しした翌日、まったく連絡がとれなくなってしまいました。結局、色塗りやタイル張りなど、なんとか自分でできるところは自分でやり、お店をオープンさせましたが、その時私にあるのは、ハーバルボールは素晴らしいという自信だけで、お店はお客様のない日が続きました。

  • 起業して現在までの間で一番つらかったこと

    起業して一番口惜しい思いをしたのはコミュニケーションです。コミニュケーションで言葉は大切ですが、それ以上のものがあると思っていましたので、自分の思いをきちんと伝えられないことで、スタッフが辞めていく度、自分の力不足を痛感しました。ただ、好きなことを仕事にさせていただいていますし、起業してからつらいと思ったことはありません。穴があったら入りたいような失敗は数えられないですが、誇りをもって仕事をしてこられたこと、仕事から多くのことを学ばせていただいたことに、感謝ばかりです。

  • 最大の決断

    「タイに骨を埋めよう」そう決意したことが、人生最大の決断だと思います。数多くの出会いや成長のチャンスを与えてくれたこのタイになにかご恩返ししたいです。タイの素晴らしさを日本だけでなく、世界の方にご紹介させていただくのが私の使命のように感じております。

  • 成功に導いた一番の理由

    まだ成功をしたとは思いませんが、成功の定義を考えた時、私はたくさんのお金を手にし、豪邸に住み、高級車に乗って、世間に成功者と認められるということを成功だと思えません。私は幼稚園から16歳までキリスト教の学校に通いました。教会や本のなかでは、生まれてきた意味を実感できずに世界を放浪したこともあります。世界を旅して、生まれて間もなく貧困のために死んでいく子供をみた時、なんて世の中は不平等なのだと思いました。時がたち、考え続け、それは不平等にみえても、すべて「生」には意味があるのではないかと感じるようになり、人の生きる意味や価値は、生まれた意味を問うことではなく、「いま」を真摯にどう生きるか、ということではないかと考えるようになりました。成功者とはたとえ名を成さずとも、与えられた生をひたむきに生きるひとに与えられる称号だと思います。

  • 起業当初から大切にしている考え

    開店当初、お客様がない日が続くなか、セラピストがひとり、またひとりと辞めていってしまうという状況でした。資金も底をつき、自信が揺らいでいた時期でした。ふらりと立ち寄られたひとりのお客様が「本当に気持ちよかった。ハーバルボールは素晴らしいね。ありがとう」と笑顔で次回の予約を入れてくださいました。その方は事故で手先の痺れに悩んでいるとのことで本当に喜んでお帰りになりました。そのお客様を私は外で見えなくなるまでお見送りしながら、涙があふれてとまりませんでした。あきらめないでよかったと思いました。自分のつくったハーバルボールが何かしらお役にたてたようで、心の中で「ありがとうございます」と何度も繰りかえし頭をさげました。あの時の気持ちは、決して忘れてならない私の原点だと思っています。

  • 日本の市場について

    私は日本人であるということに誇りをもっています。タイに住んで外からではないと見えない日本のよさ、外にでて気づく日本のよさをたくさん見つけることができました。いま「競争」という考え方から、「共栄」という考え方へ時代が動く時がきていると感じますが、それを受け入れ、実行できる知性と優しさを日本人はどの国民よりももっていると思います。時代を変えるのは今や血を流す革命ではなく、希望と、一人ひとりが自分だけでなく、他者のために生きることで自分がいかされるという意識の広がりではないかと思います。

  • 日本人がタイで成功する為のアドバイス

    日本には日本の魅力、タイにはタイの魅力があると思いますが、多くのタイ人の日本人へ印象は正直で勤勉。親日家が多く、国民の90%以上が敬虔な仏教徒。地理的にはマレーシア、ミャンマー、カンボジア、ラオスに接し、常夏の豊かな大地に恵まれています。物価も安く、優秀な労働力を日本よりも低い賃金で確保できます。また、多くの規制で自由度の少ない日本に比べ、ビジネスをするうえでの自由度は高く、多くの可能性を秘めた国です。ただ、単に海外で働いてみたい、人生の経験のひとつにできればいいという考え方ではなく、何かひとつ、小さな目標や、やりたいことをたずさえ、タイへいらっしゃることをお勧めしたいと思います。言葉や文化・習慣の違いなどは、決定的な問題ではありませんし、あきらめない決意があれば、国境もただのラインに過ぎません。

  • 今後の目標

    どんな仕事がしたいですか?と聞かれたら「ひとに喜ばれる仕事がしたい」と答えます。なぜかというと、そこに自分が喜びを感じるからです。「ひとに喜ばれることを己の喜びと感じる個人」が集まり「ひとに喜ばれることを喜びとする会社」を成しているというのが、私の目標とする会社像です。売上げ、来客数、店舗数。短期目標や中長期目標など、ビジネスに数字は必要不可欠ですが、その数字は、「喜んでいただきたい」という根っこがあって、実る数字でなければ意味がありません。「ハーバルマッサージ店」、「ハーバルプロダクト」、「農園」。現在構想中の「スパホテル」や「学校」…。業態が違っても。すべて柱が「喜んでいただきたい」という気持ちで築かれてる企業体を目指しこれからも国や文化の壁を越え、やわらかな頭と心で、楽しみながら、挑戦し続ける「アジアハーブアソシエイション」でありたいです。

  • あなたの夢は何ですか?

    夢はたくさんあるのですが、まずふたつ。ひとつ目は、タイをオーガニック王国にしたいという夢です。タイへきた当時、オーガニック農法について全くの素人でしたが、お客様が私共のハーバルボールで発疹がでたことから、調べてみると、ハーブから多くの農薬が検出されました。それを機にハーブに農薬をかけないという契約で、農園から直接買い入れを始め、その後、オーガニック農法に取り組む方との出会いがありました。オーガニック農法と出会い、そこに育つ作物の生命力に触れた時、私は自然からのメッセージを聞いた気持ちがいたしました。消費者のひとりとして私も安心なものを欲しいと思いましたし、やるなら、栽培から一貫して目の届く本物のモノづくりをしたいそんな考えから、オーガニック農園経営に参画。現在では多くの農園ともネットワークで結ばれています。タイのハーブが多くの方に愛され、そして、タイがオーガニック王国になっていく。それが私の夢のひとつです。ふたつ目は、タイ伝統文化のひとつ、タイマッサージとハーバルボールをもっと世界にひろめて、世界各国にお店を開きたいという夢です。タイではマッサージ師は、地方の貧しい家の女性が就く職業という認識がまだまだあり、私共で働くセラピストの大半は義務教育をきちんと卒業できていません。自分の職業に誇りをもてないセラピストをみるたび、私は「ひとを元気にして、ありがとうって言われて、お金までいただける仕事ほど素敵な職業はない」と言い続けてきました。いま私共は、マッサージの技術だけでなく、プロフェショナルとしてのマナーや語学、そしてできるなら「誇り」をもって働く意識を身につけられる無料の学校をつくれないかと考えています。学校は、建ててしまえばそれで終わりというものではありません。卒業後に希望すれば「アジアハーブアソシエイション」という働く受け皿もあり、本人達には約束された就職先と収入、会社には優秀な人材の確保という、一方通行ではない双方にプラスある形こそ、継続と発展性のあるスタイルではないかと思います。私は受け皿となる店舗を増やし、彼女達が世界にいく夢の実現をお手伝いをさせていただきたいです。世界中で多くのセラピストが笑顔で活躍している姿を想像すると本当に胸がワクワクします。

会社概要

企業名 AsiaHerbAssociation Co.,Ltd.
所在地 58/19-24,Sukhumvit RD,Soi55, Phrakanong-Nua,
Wattana,Bangkok,10110,Thailand
業種 サービス - コンサルタント
サービス - その他
設立 2003年
資本金 16MB(約4800万円)
従業員 212名(2009年6月現在)
事業内容 ハーバルマッサージ店舗運営 オーガニックハーバル製品の開発・製造及び輸出
URL http://www.asiaherbassociation.com/

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