PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 山田 進太郎 |
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会社名 | 株式会社メルカリ |
出身地 | 愛知県 |
出生年 | 1977年 |
こだわり | 常に心に余裕を持つこと |
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趣味 | スカッシュ、水泳、映画鑑賞、読書 |
心に残る本 | 『ブラック・スワン』ニコラス・タレブ氏 |
現在の仕事の魅力と苦労 | CtoCという事業領域が広くてあらゆることができること、広すぎてぜんぜん手が回らないこと |
日本を背負う若者へのメッセージ | 今、我々の会社は海外に向けて頑張ってやっています。これからは若い人もどんどん海外で稼いでいく時代になると思います。その先鞭をつけるべく私も頑張っていきますので、皆さんも世界を目指してなにかをやっていって欲しいなと思います。 |
HISTORY
賢者ヒストリー
両親は弁護士と税理士で共に士業を生業にしていました。あまり何かを強制するような感じはなく、とにかく自由にやらせてくれました。中学受験をしているのですが、それも強制されるのではなく「こういう選択肢がある」と教えてくれるだけでした。大学生の時は、あまり勉強もせず友達と常にサークルをやって遊びに行ったり、同人誌のようなものを作ってみたりしていました。ただ、元々は内向的だったのですが、サークル活動でリーダーに担ぎ出されているうちに、みんなでなにかをやることの面白さに目覚めていきました。それが起業の原体験です。
学生時代には楽天でのインターンシップも経験し、卒業後はウノウ株式会社を設立しました。「映画生活」「フォト蔵」「まちつく!」などのヒット作を作り出しましたが、実際にはうまくいかなかった作品が山ほどあります。一部を切り取れば成功していったように見えますが、ある意味では失敗から学んでいったように思います。創業当初からピュアにやること、ピュアに伝えることを心がけました。本当にやりたいことは何なのかということを考えていました。私自身は「グローバルなサービスを作りたい」という想いが強かったので、それにつながることをやろうと決めていました。ビジネスの考え方としては、小さくて儲かることよりも大きくて儲からないことの方がいい。それが好きだ、ということに対してストレートにやってきました。
自分自身のミッションである「グローバルなサービス」が思うようにできず、ウノウは2010年に米国のジンガに売却。2012年に同社を退職しました。その後、また新たな会社を作ればしばらく旅行ができなくなると思い、一年間に世界一周旅行をしました。帰ってくると、ガラケーからスマートフォンに変わり、LINEのような新たなサービスも浸透していました。「これからはスマートフォンの時代になる」と確信する中で、スマートフォンに適応したフリマアプリの開発に乗り出し、2013年にフリマアプリ「メルカリ」をリリースしました。
2013年2月に株式会社コウゾウを設立しました。ステレス的にフリマアプリの開発をし、7月にサービスを開始しました。リリースする前にまったく商品がないとマーケットプレイスにならないので、2、300品くらい友達やクラウドソーシングを使って品物を集めました。しかし一週間もしたら一日に何100品と増えていくようになり、すぐに1000品になっていきました。「これは求められているサービスなんだ」と手応えを感じていきました。その後、大手IT企業が参入してきましたが、我々としては地道にやっていくしかなかったです。フリマアプリ専門であるがゆえに、きめの細かいアプリの開発を続けていったことで、圧倒的なシェアになっていると思います。
今は、アメリカ攻略が最優先です。リソースも大きな部分、アメリカでの成功に注いでいます。アメリカが成功したらヨーロッパ、そして途上国にも展開していきたいです。世界的なビジネス、サービスにしたいという気持ちが強いので、日本だけでローカルなサービスとして終わらせたくないですね。最近では新人事制度を導入し、働きやすさの追求もしています。メルカリは5年、10年、20年と使ってもらえるサービスにするためにも気持ちよく、長く働ける環境を作っています。
COMPANY
会社概要
企業名 | 株式会社メルカリ |
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所在地 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 18F |
業種 | 情報通信 - 情報処理・提供サービス |
設立 | 2013年 |
資本金 | 41億1,086万円(2016年1月現在) |
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従業員 | 230名(2016年1月現在) |
事業内容 | フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用、新規サービスの企画・開発・運用 |
URL | https://www.mercari.com/jp/ |