PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 内藤 弘康 |
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会社名 | リンナイ株式会社 |
出身地 | 兵庫県 |
出生年 | 1955年 |
こだわり | 朝食は炊きたてご飯と納豆 |
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趣味 | 将棋、幕末~明治の歴史 |
休日の過ごし方 | 好きなテレビ番組を見る。本屋で興味のある本を買う。 |
座右の銘 | 「常に怒らず冷静に」 |
心に残る本 | 『ポーツマスの旗』吉村昭 |
尊敬できる人 | 西郷隆盛、大久保利通 |
現在の仕事の魅力と苦労 | 社員が前向きな気持ちで仕事に取り組んでもらえるよう常に気を遣っています。その結果が業績に数字で反映されてくるのが楽しみのひとつです。 |
日本を背負う若者へのメッセージ | 日本は素晴しい国です。生まれた時から日本にいるとその素晴らしさが分かりません。ぜひ自国の良さに気付ける人であってください。 |
HISTORY
賢者ヒストリー
兵庫県姫路市に生まれ、その後神奈川県の川崎市・横浜市へと移り住み、小学校4年生からは東京の学校へ通いました。小学校のころはいわゆるおとなしいタイプの子でしたが、東京オリンピックの器械体操に憧れて鉄棒に夢中になりました。我流ではありますが小学生にして蹴上がりができた時の嬉しさは忘れられません。中学1年まで体操部に所属しましたが、病気で半年間学校を休むことになり、それからは物理部にも所属。物理部といっても、先生の見えないところで仲間とトランプをすることが一番楽しかった思い出になっています。私は学生のころから現在まで「ウソをつかない。後ろめたいことはしない」ということを信条としています。これはウソをつくと後々辻褄が合わなくなり苦労するという小さいころの経験を教訓としています。
大学卒業後は日産自動車に入社し、トランスミッションの設計を担当しました。従来の設計を変更するといろいろな問題が出てきます。設計者としてこの時に感じた厳しさは大変ためになる経験でした。日産に4年間勤めた後、リンナイへ入社しました。日産にいた方が安泰だし、楽だとも思いましたが、チャレンジしたい気持ちの方が強く、意外なことに堅実だった父の勧めもあって、リンナイへの入社を決意しました。リンナイでは、営業・品質・製造・開発を順番に経験させてもらいましたが、特に品質保証の仕事では故障原因の解析手法への取り組みなど大変苦労しました。若いころの現場での体験や苦労は、その後の仕事に必ずプラスになると思います。
社長になってからは大変多忙になりましたが、苦労しているという感覚はありません。社員の自主性を尊重し、できるだけ任せるようにしています。若いころの現場での経験を活かし、どのような指示を出せば社員が最も動きやすく、結果としてそれが会社の利益にどう結びつくかを考えることに意識を集中しています。社長になってまずやろうとしたことが、シェア第一主義の是正と開発テーマの絞込みです。それを具現化する方法は社員に任せました。また、感情的に怒らないようにも努めています。人間は怒られると萎縮してしまいます。真の情報も上がってこなくなりますから、たとえすぐに結果が出なくても辛抱強く社員を信じることを心がけています。
私は大きい会社にすることはあまり考えていません。強い体質の会社にしたいというのが第一です。日本の市場は独特の難しさがありますが、ブランドは大事に育てていきたいと考えています。最終的にはグローバルな優良企業になることが目標です。
COMPANY
会社概要
企業名 | リンナイ株式会社 |
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所在地 | 愛知県名古屋市中川区福住町2-26 |
業種 | サービス - コンサルタント |
設立 | 1950年 |
資本金 | 64億5,974万円 |
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従業員 | 8,678名(連結、2012年3月現在) |
事業内容 | 熱エネルギー機器の開発・製造・販売 |
URL | http://www.rinnai.co.jp/ |