株式会社金冠堂

山﨑充

この映像・情報は 2019年5月当時のものです

それしか無いから
守ることができた

代々受け継がれる伝統。彼に敷かれたレールは１本しか無かった。自由な道が開かれて仕事を辞めてしまう若者が多い昨今。その1本のレールを愚直に歩み続けた賢者だからこそどこにも負けない強さがある。守るべきものがある人間は強い。

氏名	山﨑充
会社名	株式会社金冠堂
出身地	東京都
出生年	1965年

こだわり	「ほんもの」の追求。人との「和」と「輪」。
趣味	スキー、ゴルフ、音楽鑑賞、オペラ鑑賞、読書
特技	歌を唄うこと、料理
休日の過ごし方	時間に追われる「動」から解放され、「静」の時。家族、子供達、ペットの愛犬と時間を過ごしています。
座右の銘	「偶然の縁は与えられたもの。」
尊敬できる人	創業者・山﨑栄二氏
好きな食べ物	カツオのたたき

HISTORY
賢者ヒストリー

幼少～学生時代

幼少期時代はいたずらばかりしていて活発な子どもでした。自分で言うのも何ですが、スポーツ万能で身体を動かすことが大好きな少年でした。スポーツ全般何でもこなし、特にスキーは学生時代から続けているので、今後も継続したいスポーツです。祖父が民謡、父はハワイアンという音楽一家に育った私は大学で声楽科を専攻し、音楽仲間との時間が楽しくて音楽に明け暮れていました。
社会人時代

株式会社津村順天堂へ就職し、社会人としての第一歩を踏み出しました。今思えば当時、音楽しかやった事がない自分でしたから、社会人としての意識が低かった様に思えます。入社と同時に、社会人としてのマナーから多岐にわたる漢方の知識を短期間で学び、学生時代以上のテストの日々が続きました。2か月間の研修を経て、担当を任される事になり、病院周りや外回りを経験しましたが右も左も分かりませんでした。お客様とのコミュニケーションひとつとってもかなり大変な世界で、もの凄く苦労しましたが一生懸命やり抜いた時期でした。
就任のきっかけとその当時

まず、小学3年生のときに会社発表会のパーティで、祖父が舞台の上から「この子が3代目です」と宣言されたことが強烈なインパクトとして残っています。学生時代から音楽の夢を抱き留学を決意しましたが、父より猛反対を受けました。津村順天堂で5年間社会人を経験したころ、先代より「そろそろ帰ってこい」の声が掛かりました。その後、金冠堂で知識と経験を積み、40歳を迎えたときに社長に就任しました。社長就任は翌年にキンカン創業80周年を迎えるときでした。先々代・先代がこのブランドをここまで育ててきてくれたことに感謝しつつ、今後もこのキンカンブランドを守る事に徹し、100年、200年と存続できる会社にしていきたいと思いました。先ず手掛けた事として「キンカン」の中身は変えずに容量変更とパッケージ変更を実施しました。今までのユーザー様にも新規ユーザー様にも受け入れられる製品にしたいと思い、そのためにコーポレートカラーの黄色と赤色を基調にパッケージをデザインして、インパクトのある製品が完成しました。
現在の事業において

人の健康を考え、より良い製品を創りあげていく事に魅力を感じます。また、仕事を通じて地域の様々な団体やいろいろなイベントに参加している中で、多くの人々との出会いにより自己の成長を図るという事に魅力を感じます。一方、創業93年の会社なので、その歴史の重みを支えながら、会社の方向転換や新しい事を起こすキッカケを掴むのに苦労しています。
今後の目標

お客様に愛され親しまれる高品質な製商品を作り続けるというポリシーのもと、『これからもあなたのとなりに』の言葉を胸に秘め、未来のお役に立てる時代にマッチした製商品開発を積極的に行っていきたい。特に「キンカン」のもつイメージのものをいくつ製品化できるかが、今後の会社発展に繋がると思います。逆ピラミット形の一番下に社長がいて、上に社員、一番上にお客様がいる。そういう会社でありたいと思っています。
若者へのメッセージ

自分に与えられた使命を受け入れ、日々の積み重ねにより、自己の責任を全うしてください。思いやりの心を常に持ち、人々と接していける人材が求められています。常に夢を持ち、その実現のために努力することが重要です。現在の厳しい世界情勢、政治情勢、経済情勢に惑わされず、自分の人生を全うするような人間であってほしいですね。

COMPANY
会社概要

企業名	株式会社金冠堂
所在地	東京都世田谷区三軒茶屋1-34-14
業種	製造
設立	1943年

資本金	4,620万円
従業員	51名（2019年6月現在）
事業内容	一般用医薬品の製造・販売、医薬部外品、化粧品、食品等の販売
URL	http://www.kinkan.co.jp/