KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

株式会社タクミ電機工業
伊藤 拓美

全国にタクミの技術を

創業から20年以上、電気設備事業を主軸に全国的に再生可能エネルギーの支援を行う、タクミ電機工業。「期待を超える感動を」を理念に、地域のインフラを支える会社の取り組みに迫る。

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 伊藤 拓美
会社名 株式会社タクミ電機工業
出身地 秋田県
出生年 1978年
こだわり 誰よりもレスポンスが速い人でありたい
趣味 ゴルフ
特技 ゴルフ
休日の過ごし方 仕事
座右の銘 失敗を失敗で終わらせない成功するまでやり続ける
好きな食べ物 納豆巻き、カレー
尊敬できる人 松下幸之助

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    幼少期は祖母と一緒に暮らして育てられました。貧しい家庭環境で欲しいものを欲しいと言えませんでした。いつもおさがりや貰ったものを使用していましたが、その当時最新の自転車がどうしても欲しくて小学生の高学年の時に中学1年と噓をついて新聞配達をし、自分で自転車を買いました。おそらく、小学生とバレていましたが新聞配達の社長に理由を聞かれ自転車が欲しいと答えたら、一番わかりやすいエリアを与えてくれて、そのお金が貯まるまでなら雇ってくれるということで働かせてもらいました。雨の日も雪の日も台風の日もどんな時も配達したことで、お金のありがたみや大切さを知りました。その精神が身について高校の時は回転寿司でバイトをして200万円を貯め、自分で免許と車を取得しました。

  • 社会人時代

    まだ起業して間もない頃、消防設備の工事をしている社長に気に入られ、仕事を手伝うことになりました。その当時の業界は1日手伝って1万3000円という単価が普通でした。その社長から仕事は請負ってやらないと儲けることはないと教えられました。一緒に現場調査に行き、「この仕事を何日で終わらせられるか」と聞かれたので、2日で終わると言ったら、普段は2万6000円だった仕事に対し、10万円を払うから請負で工事をしてみろと言われました。その代わり施工についての責任が全部ついてくるんだぞと教えていただき、請負工事の醍醐味と責任を知りました。その社長は、最後まで仕事の前線に立ち指揮を取り、会社でデスクワークをしている最中に倒れ病院に運ばれてそのまま亡くなりました。最期まで仕事をしていたという精神力と責任感の強さに感動を覚えました。今でもふとした時や仕事量が多くてつらい時にその社長を思い出し、自分を奮い立たせて苦難を乗り越えています。

  • 起業のきっかけ

    当時月給20万円程度の会社で働いていましたが、とある上場会社より「今の給料より数倍の給料を払うので入社しないか」と声がかかり、退職を決意し9月末で退職すると伝え、退職届を提出しました。提出後、その企業から事情があって会社内で大量リストラをするので4月まで待ってほしいと言われ無職になってしまったことで、色々な電気工事の会社さんの手伝いをしていました。その後、前職の同僚も退職したということになり3月までという条件で一緒に働くことになり、その後半年足らずで仲間が10人くらいまで増えてしまいました。仲間が沢山増えたのに自分だけいいところに就職することが、仲間を見捨ててしまうような気がして、その企業の誘いを断り、個人事業として創業することになりました。その当時注力したことはとにかく仕事は楽しく!どんなに辛くても笑って仕事をすることをモットーに全国を渡り歩きました。

  • 現在の事業

    今は昔と違い法律も厳しくなり、特に建設業はブラックなイメージが強いと思いますが、建設関係の電気工事や設備工事は仕上げ工事になるのでしわ寄せが来ることが多く、残業、休日出勤が当たり前でした。今の時代に合わせた環境作りをしていくために建設の電気工事でも物量の大きいものではなく2、3ヶ月の工事や自社が元請けになれる工事を手掛けるようにしています。そうすることによって休日の調整が容易に出来るシステムを構築しております。その工事の中でも再生可能エネルギー関連の仕事の元請けになることに重点を置いており、特に力を入れているのが住宅用太陽光発電です。1、2日で施工が終わるので予定通りの休日をとれるようになってきました。近年は採用に力を入れており、若い人財が入社したい企業になることに注力し、工業高校など専門分野を選択していない人も、1年で資格を取れるように会社全体で教育に力を入れております。

  • 今後の展望

    会社も地域も少子高齢化という問題を抱えております。地元だけではなく営業所を点在させることで仕事量の確保を目指し、仙台、東京にも営業所を作り東北から就職で都会に行きたい人のために営業所を作り、いつか故郷へ戻れる仕組み作りが出来ないかを検討しております。現在太陽光、バイオマス発電などに力を入れていますが、この技術を今の時代の人に継承していきたいと考えております。地域の存続と発展も考え、近い将来に地域新電力事業をスタートしたいと考え、電力の地産地消化が出来ないかを検討しております。タクミグループとしていつかは100年100億企業を目指していきたいと考えています。

  • 若者へのメッセージ

    3つの心を大事にしてほしいと思います。「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」まさしく人生はそのようなものだと思います。あきらめない心とやり遂げようとする信念があれば何事もうまくいくと思います。次に素直な心です。どんな人の話も素直な気持ちで受け止めることが大事だと思います。素直に受け止めることで納得できることが、自分の成長を加速させることだと思います。次に感謝の心です。「感謝の心が人を育て、感謝の心が自分を磨く」感謝の心がない人は態度や顔に現れ、敵を作りやすいと感じます。小さなことに感謝できるようになると挨拶が出来たり、表情が豊かになったり自分の見え方が見違えてくると思います。お客様が仕事をくれたこと、先輩が指導してくれたこと、後輩が掃除をしてくれたことなど小さなことに感謝出来ることで、心が成長していくのだと思います。

COMPANY

会社概要

企業名 株式会社タクミ電機工業
所在地 秋田県大館市櫃崎字大道下14-3
業種 建設
その他
設立 2006年
資本金 3,000万円( 2024年7月 現在)
従業員 70名グループ全体100名( 2024年7月 現在)
事業内容 電気設備工事業、再生可能エネルギー関連事業(太陽光発電、バイオマス発電)
URL http://takumi-denki.com/index.html
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