PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 尾竹 仁 |
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会社名 | 有限会社金沢アトリエ |
出身地 | 神奈川県 |
出生年 | 1988年 |
こだわり | 自分の好奇心に素直でいること |
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趣味 | スポーツ観戦、映画鑑賞、古着屋めぐり |
特技 | 記憶、方向感覚、寝つきが良い |
休日の過ごし方 | 映画鑑賞、展示鑑賞、家族と過ごす |
座右の銘 | 最も大切なのは、疑問を持ち続けることである |
好きな食べ物 | 焼き鳥、もやし、ブロッコリー |
尊敬できる人 | 自分にないものを持っている人 |
HISTORY
賢者ヒストリー
神奈川県鎌倉市で育ち、海と山、自然に触れながら幼少期を過ごしました。 物心ついた頃は母子家庭で一人っ子という環境でしたが、母親は仕事をしながら私を育てていました。 小学生になる頃に、現在の育ての父と再婚し、そこで初めて「家族」というものを理解し始めました。中学生になると、海外の音楽に興味を持ち、その文化に触れたいと海外留学を考え始めました。様々な選択肢がありましたが、思い立った今が吉とアメリカの高校に入学することを決め、 単身で憧れの海外の寮生活をスタートしました。ただ素敵な思い出ばかりではなく、 街を歩けば、貧富の差や差別の実態など、日本では感じることのなかった景色に驚くことも多くありました。 そうした文化の違いを目の当たりにしながらも、 多様な価値観に触れることができたことは、振り返ってみれば、自身が最も成長した期間だったのではないかと感じています。
海外で見た貧富の差は私にとって衝撃で、日本の大学に戻ってからはその実態を受け止めようと、ホームレスのドキュメンタリーを撮影していました。映像に残すことで人々に伝えるものがある。映像には人の感情を揺さぶる力がある。そう考えていた私は、就職先も映像制作の現場を選びました。そこではCM映像を担当し、クライアントのニーズに応えるべく日々奮闘していました。当時の環境は、それはとても激務という言葉がぴったりで、自分の生活時間を削りながらの仕事でした。それでも自身が携わった映像がTVの画面に流れ、多くの人に見てもらえることにとてもやりがいを感じていましたし、上司や同期、周りの人々にも恵まれ、今の自分自身を形成する上でも非常に濃い時間を過ごさせていただきました。
CM映像の制作に携わる中で、「人の感情を揺さぶる映像」を求めていましたが、当時制作していた映像にはどこかギャップがあり、クリエイティブな個性が削られ、保守的な映像になっているのではないかと、次第に違和感を感じるようになっていました。 ふと周りを見渡すと、人々は同じようなファッションを着ていて、似たようなデザインの物が社会に溢れていることに気づきました。このままでは社会は個性を失うのではないかといった、漠然とした課題を感じるようになりました。 悩みを感じながら仕事をしていた自分を見た母が「父さんの会社で仕事をしてみるのはどうか」と、何気ないアドバイスをしてくれたのですが、その言葉が私の中で大きな気づきに繋がりました。 事業承継するにあたり、代表就任の5年前より経営の仕事に携わるようになりました。 その間、畑違いの領域から来た私は事業の理解を深め、また将来に向けて必要な改革に着手しました。
変化の多い時代において、「フラット経営」を組織の最も重要な戦略と位置付け、現場視点での問題発見や問題意識を組織として重視しています。一方で経営者としては有限会社である以上、最後の最後はトップダウンの決裁とそこに生じる責任を引き受け、従業員に過度な負担を強いることなく、飛躍を目指せる体制づくりを意識しています。上記一連では、従業員の意識改革がなければその実行は得られません。これまで有限会社としては従業員へ経営状況や財務状況の共有を一部に止めていましたが、経営情報の積極的な開示を行い、従業員への企業経営に関する当事者意識の引き上げを進めています。また、「仕事」は生活の一部。人生一度きりであるならば「働く」を楽しめなければならないと重ねて口にしています。楽しく働く。そしてその仕事に当事者意識を持つ。それがなければ「フラット経営」は成し得ないと考えています。
弊社はこれまで美術予備校として寺子屋のような塾然たることを信条に、多くの芸大生、美大生を輩出してきました。大学合格を目指して技術力向上を目指すのはもちろんですが、将来、美術やデザインの世界で活躍するための人間力を育むことも大切に考えています。そして、企業理念「美術は世界を変えられる」の体現のために、夢を持った若者が進む「その先」を照らすことも我々のミッションであると考えており、美術、美術教育の可能性を引き上げるための活動にも力を入れています。複雑な問題を抱えた現代社会においては、あらゆる場面で新しい発想や解決策が求められ、常に新しい方法を目指して進んできた美術の世界を学ぶことは、答えが一つに定まっていない問題と向き合っていると言えます。これまでもこれからも、世界を変えうる美術人育成によって、社会の発展に寄与していきたいと考えています。
自らの五感と好奇心を大切に育んでください。周りにある選択肢だけが正解ではありません。 情報社会は人々の暮らしを便利に引き上げました。然し乍ら、そうした便利な社会は我々の五感を鈍らせてしまいました。 自らの目で見て、手で触れて、そこで得られる感情はインターネットの文字列以上の学びがあるはずです。 自分の持っている内なる声に耳を傾け、自らの心が動くその感性の元、多くの経験を積んでほしいと願います。 社会は今、モノや情報に溢れていますが、どんなに時代が進んだとしても人間が感情を失うことはないでしょう。 遠い未来に求められる「価値」も、必ず人の感情を揺さぶる何かであるはずです。だからこそ、自分自身を信じ、挑戦を恐れずに前に進んでほしい。きっとあなたの感性や経験が未来を切り開く力になります。
COMPANY
会社概要
企業名 | 有限会社金沢アトリエ |
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所在地 | 神奈川県鎌倉市大船2-18-28 |
業種 | 教育・学習支援業 - 学校教育 |
教育・学習支援業 - その他 | |
サービス - 専門サービス | |
設立 | 1984年 |
資本金 | 300万円 |
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従業員 | 135名 |
事業内容 | 美術予備校・通信制高校運営、ギャラリーの運営および企画、アート・デザイン制作事業 |
URL | https://shonabi.jp/ |