PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 桑原 義彦 |
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会社名 | 株式会社匠工芸 |
出身地 | 北海道 |
出生年 | 1947年 |
こだわり | モノづくりは人づくり |
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趣味 | 庭いじり |
特技 | 草刈り |
休日の過ごし方 | 犬と散歩 |
座右の銘 | 世の中に不運はなし、すべて試練のみ |
好きな食べ物 | すき焼き |
尊敬できる人 | 今まで関わってきた先生や上司、先輩の方々 |
HISTORY
賢者ヒストリー
北海道の野菜農家に生まれ、高校卒業後は北見の職業訓練校に行きました。職業訓練校にはいくつかの専攻課程があり、何かを選択する必要があったため、正直こだわりは無かったのですが、「木工」というキーワードを見たときに得体のしれない興味をそそられ、たまたま叔父さんが大工をやっていたこともあり、進むことを決心しました。厳しい期間でしたが、嫌だと思ったことは一度もなく、とても充実していました。何かを作り始め、無から有になる面白さをそこで学びました。
卒業後は、旭川の家具の特注メーカーに斡旋され、3年間の修行期間でモノづくりの心構えを学びました。さらに、そこで若い技能工の技術を競い合う「国際技能オリンピック」を紹介され、その出場資格である「日本国内の大会で1位になろう」と誓い、二度目の挑戦でその座を勝ち取り、日本代表としての出場資格を得ました。技能五輪では、見事「銀賞」に輝くことができ、海外と日本の違いや日本の道具や技術の素晴らしさを知るきっかけになりました。
帰国後は、人事上の都合で職人の現場を数年で離れなくてはならず、営業や企画の部門に移動し、その会社に16年勤めました。32歳の時に独立し、椅子や机などの「脚もの」を得意とする会社を始めました。もともと旭川は、タンスや化粧箱など嫁入り道具として重宝されていた「箱もの」が主流で、椅子や机、テーブルなどの「脚もの」はほとんどありませんでしたが、これから日本人の生活習慣や住宅事情もどんどん変わり、必要な家具も多様化していくことは容易に想像することができました。
「自分たちの生活感ならどんな家具が欲しいのか」を考え始めましたが、最初はすぐに売れませんでした。ただ、地元の家具の展示会に出し続けることで、「3年も出ているなら売れているから造っているはず」というバイヤーの話も徐々に出てきて、そういった家具の需要に気づきました。そこでコンセプトにしたのは、「木材を使った家具」です。旭川の「産地力」で、多様化するニーズに応えていかないと勝てないと判断し、大雪山からとれる良質な木材を活かして、価格的にも品質的にも差別化ができる家具を作って行こうと方針を立てました。次第に時代が追随するようになり、売れる商品も出てきました。最初は3人で始めた会社でしたが、商品のヒットもあり従業員も拡大し、工場の移転にも繋がりました。本当に「いいもの」は造る人の環境がとても大切だと私は考えています。
木材は自然の材料ですので、100年経たないと家具には使えません。100年育った木は、100年保つような家具づくりをしなくていけないと思っているので、「世代を超えて残るような家具」を常に考えて、生活に潤いとくつろぎを持たせるなモノをこれからも造っていきます。
「プロ」は自分の人生を楽しみながら「プロ」であるようなモノづくりを社会に提供していくという意識を忘れずに、生活を楽しんで仕事をして欲しいです。若い人は、あまり物事を一つに考えないで、幅広く考えて、自分にとって良い方を考えられるようなモノづくりをしてほしいです。
COMPANY
会社概要
企業名 | 株式会社匠工芸 |
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所在地 | 北海道上川郡東神楽町南1番通24 |
業種 | 製造 |
設立 | 1979年 |
資本金 | 4,200万円 |
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従業員 | 46名(2022年07月現在) |
事業内容 | 特注部門:特注木製家具装備品各種、オリジナル部門:テーブル、デスク、椅子、飾り棚、食器棚、クラフト製品、その他 |
URL | https://takumikohgei.com/ |