KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

ホーセック株式会社
毛利 正幸

共創で拓く
建設の未来

若者離れ、働き手不足、古い体質。賢者はそんな閉塞感が漂う建設業界に、静かに風穴をあけようとしている。目指すのは、誰もが笑顔で働ける「豊和」の世界だった。

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 毛利 正幸
会社名 ホーセック株式会社
出身地 京都府
出生年 1977年
こだわり 自分と市場を俯瞰した立ち位置から眺める
趣味 仕事、ゴルフ、市場分析
特技 集中すること
休日の過ごし方 家族との時間
座右の銘 君子は危うきに近寄らず
好きな食べ物 水炊き鍋
尊敬できる人 堀義人氏

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    幼少期は虫取りや魚取りが好きで、自然の中で遊ぶことに夢中な子どもでした。小学校では副会長や学級委員を任されることが多く、責任ある立場に立たされるタイプでしたが、中学受験に失敗。中学2年の成績は最下位に近く、面談で高校進学は難しいと告げられ、母の反応をきっかけに奮起しました。3年生で最前列に座り勉強に励み、学年上位に回復。理解者との出会いでネガティブ思考が前向きに変わり、大学時代には圧倒的な才能に触れ、自分の可能性も無限だと感じるようになりました。

  • 社会人時代

    イベント会社では、自身が作成したデザインや企画書を活用して社長が受注に成功し、信頼に応える努力を続けたことで業務の幅が大きく広がる経験を得ました。建設業界に転職後は、曖昧な現場環境を通じて「記録の重要性」を実感し、精度の高い施工図による生産性向上や、折衝による未収金回収を経験。建設業における準備・交渉の重要性、市場価値の不透明さを実務を通じて学びました。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    父が経営する会社の事業不振を知り、何とか力になりたいと思い、イベント会社を辞めてホーセックに転職しました。次期社長は弟と決まっていたため、私は先代社長や社員の期待に応えることに注力し、毎日会社に残って困っている人を手伝うなど、人間関係の構築に努めました。IT化の推進と建設業の収益構造を理解する中で実績が認められ、社長に就任後はグロービス経営大学院でMBAを取得。建設事業と並行してITベンチャーを設立し、建設DXと業界全体の改善にも取り組んでいます。

  • 現在の事業

    当社は、空調衛生設備に関する設計・施工管理や、鉄製品の製造・現場施工・取付までを一貫して請け負う事業を行っています。社長就任から11年目となる今、社員の声に応え、可能な限り形にする努力を大切にしています。建設業界は法改正が進む一方で疲弊しており、現場の職人に正当な恩恵が届く魅力ある業界づくりを目指しています。現在は、これまで取り組んできたDX化の成果を業界全体へ広げるため、志を同じくする事業者とともに、施工・製造運搬・システム・営業支援の4分野を連携させたDXアライアンスコミュニティの構築に注力しています。

  • 今後の展望

    DXアライアンスコミュニティでは、4つの事業を採算に乗せて独立させ、各都道府県で1つの専門職種に1事業者が責任を持って担う体制の組織化を目指します。また、4つの診断により4つの階層に区分し、それぞれのレベルに応じた生産性向上の連携を図ります。コミュニティに所属することで従来の恩恵を維持しつつ、非所属企業に比べ3〜5倍の付加価値創出を実現します。管理会計に基づく市場価格取引により、技能者レベルでの付加価値の可視化と職人のスーパースター認定を目指します。

  • 若者へのメッセージ

    これまでの技術は、知識や経験に加え、センスが求められる熟練の世界でしたが、これからの技術はロボットやツール、自動化によって一部が再現され、異なる知識と経験の習得が必要になります。高齢の熟練工から学べることも多いですが、新しい技術の熟練工になれるのは、これからの時代を担う若者です。少子高齢化が進む中、日本の全産業において若者の連携が不可欠となり、DX化は1つの事業にとどまらず、社会的共通資本を共有する全産業でのDXアライアンスの構築を目指してほしいと願っています。

COMPANY

会社概要

企業名 ホーセック株式会社
所在地 京都府京都市伏見区羽束師古川町236-1
業種 建設
製造
設立 1985年
資本金 4,500万円(2025年3月 現在)
従業員 36名(2025年3月 現在)
事業内容 空調衛生設備に伴う設計、施工管理及び、鉄製品の製造、現場施工、取付までの請負に関する事業
URL https://www.hskm.co.jp/
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