PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 野村 恭稔 |
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会社名 | 株式会社リトル・サイエンティスト |
出身地 | 愛知県 |
出生年 | 1960年 |
こだわり | 子供のもつ純粋な探究心 |
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趣味 | 鳥の飼育 |
特技 | 人に教えること |
休日の過ごし方 | 小鳥や金魚の世話 |
座右の銘 | 木鶏 |
好きな食べ物 | 昔ながらのオムライス |
尊敬できる人 | 有言実行の人 |
HISTORY
賢者ヒストリー
研究者から起業する人は多くありませんが、私にとって小学生時代の経験が大きな影響を与えました。私が育った田舎では、学校が終わると子どもたちが数十人単位で保育園に集まるのが習慣となっており、遊びのメニューを決めるのは6年生の役割でした。小さい子から大きな子までが楽しめるルールを毎日考えることで、創造力や問題解決力を養い、後の研究者としての基盤を築くことができました。
名古屋大学では混声合唱部に所属し、学食で友人たちと集まる学生生活を送っていました。しかし、大学祭の際に大学院の研究発表企画に参加したことをきっかけに、教授から指導を受けるようになりました。その後、夏休みや授業後には研究室で実験のアルバイトを経験しました。また、学部卒業後に入社したJSRでは、大阪大学に研究派遣され、教授の指導を受けながら研究を進めました。その結果、論文博士号を取得することができ、研究者としての道を切り拓く大きな経験となりました。
42歳の厄年が終わり、年齢的にも最後のチャンスだと考え、自分が開発した「水に溶ける羊毛ケラチン技術」を社会に役立てたいと思いました。この技術は、パーマやカラーで傷んだ毛髪を補修する化粧品としての可能性を秘めていました。そこで、世の中にない機能性ケラチンを10年かけて開発し、唯一無二の商品化に成功。この商品は市場で大ヒットを記録しました。
コロナ禍で大病を患い、多くの業務を幹部に任せざるを得ない状況になりました。その結果、社内には不安感が広がり、士気の低下も見られました。しかし、令和6年春に復帰し、立て直しに専念したことで、社内の活気が戻ってきました。現在は、人財育成を加速できる絶好のタイミングだと感じています。起業から24年が経ち、創業当時から共に美容技術を開拓してきた仲間たちも年齢を重ねてきたので、今後は20代、30代の若いスタッフがリトルサイエンティストの起業精神を受け継ぎ、10年後も会社を発展させられるような「人財」を育成することが重要だと考えています。
プロフェッショナル向けの毛髪用化粧品にとどまらず、子どものような柔軟な発想を持って新しい商品や事業を生み出せる会社に成長させたいと考えています。また、創業当時から3代後の社長の時代には、この地域の子どもたちが憧れる企業となり、地域経済の発展にも貢献できるような基盤を築いていきたいとスタッフに伝えています。
成功は失敗の延長上にあります。失敗と成功の違いを聞かれることがよくありますが、失敗の延長の上に成功が来るので、失敗を失敗とせず、成功するまでやり続けてください。そしてまずは自分の好きなことを一生懸命やってください。1.2回失敗したからといって、諦めるのではなく、とにかく成功するまでやるんだという覚悟を決めて頑張ってください。
COMPANY
会社概要
企業名 | 株式会社リトル・サイエンティスト |
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所在地 | 愛知県一宮市開明字畑添17-1 |
業種 | 製造 |
卸売・小売 | |
設立 | 2002年 |
資本金 | 1,000万円 |
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従業員 | 57名(パート、派遣社員含む。2025年3月21日 現在) |
事業内容 | ヘアサロン専売の化粧品の開発、製造。 |
URL | https://littlescientist.jp/ |