株式会社だい久製麺
中楯 恭悦

売ってもらってありがとう。買ってもらってありがとう。

宮城県の食文化を支える存在として、麺とつゆの製造販売を行うだい久製麺。日々、地域の食卓に寄り添う商品づくりを続け、創業から受け継がれる商売の精神を胸に、変わりゆく時代に挑み続ける賢者。地域とともに成長を続けるその想いと取り組みに迫る。

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 中楯 恭悦
会社名 株式会社だい久製麺
出身地 宮城県
出生年 1964年
こだわり 約束はできるだけ守る
趣味 ゴルフ
休日の過ごし方 農業
座右の銘 晴れない雨はない
好きな食べ物 漬物
尊敬できる人 自分を入社させてもらった恩人

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    私は宮城の自然に囲まれて育ち、早くから「自分の力で生きたい」という思いを抱いていました。家にいれば何でも用意してもらえる環境でしたが、その“楽さ”に甘えるよりも外の世界で揉まれたいという気持ちが強かったのです。学生時代も勉強より働くことへの関心が高まり、社会に出て経験を積み、自分で稼いで自立したい。そんな思いが私の原点になっています。

  • 社会人時代

    社会に出てから2社目に食品業界と出会いました。麺を自社トラックで配達し販売する現場の最前線で鍛えられました。とくに土曜日は翌日分までの納品で帰りが遅く、体力的にも精神的にも厳しい日々でしたが、その分「商売とは何か」を体で覚えることができました。日々の積み重ねが、顧客の声、現場のリアル、地域とのつながりの大切さを教えてくれ、今の私の価値観を形づくったと感じています。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    社長就任が決まった当時、大きな改革の真っ最中でした。大規模な改革やリストラにも関わり、責任の重さを痛感しました。なんとか乗り越えた矢先、起こったのが東日本大震災でした。寒さが染みる中で物流が止まり通常業務は壊滅的な状況に陥りました。そんな中でも私は市場を回り、必要な場所へ商品を届け、従業員や取引先を守る行動を最優先しました。「できる範囲で地域と社員を守る」「地域の社員と取引先、人あっての商売」その覚悟が私の経営の出発点となりました。

  • 現在の事業

    現在は「商売は、売ってもらってありがとう。買ってもらってありがとう」という創業精神を守りつつ、宮城・東北の食文化に根差した麺づくりを続けています。地域の現状や食材を活かした商品開発、地元に愛される会社づくりを最重要視し、社員全員が誇りを持って働ける環境づくりにも力を入れています。また外部の専門家を招き、衛生管理や生産性向上など会社の土台を一から強化しています。地域に愛され、地域と共に成長していく企業でありつづける為、これからも挑戦を続けていきます。

  • 今後の展望

    今年は我慢の年です。まずは食品を作る上で必要なことを全従業員が理解してもらうことが必要です。これが理解できれば商品の安全性が保たれることになります。今期は基本に戻って改善活動と教育を行っていきます。この厳しい時代に勝っていくためには、従業員一同が同じ志を持って仕事をする必要があります。これが達成できれば会社も盤石になると思います。

  • 若者へのメッセージ

    物価高、少子高齢、人口減少と先は真っ暗闇です。弊社は東北で商売をしていますが、シェア率は5%にも満たない状況です。したがってまだまだ伸びしろはあります。食品は無くなりません。時代に合った商品を開発すれば、まだまだチャンスはあると思います。消費者が食べた際に、美味しいと言って頂けることは最高の商売だと思います。

COMPANY

会社概要

企業名 株式会社だい久製麺
所在地 宮城県仙台市青葉区折立2-3-1
業種 製造
設立 1949年
資本金 1,100万円
従業員 パート従業員含め200名
事業内容 めん、つゆの製造販売
URL https://www.dai9.co.jp/
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