KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

明産株式会社
田原 義博

高度な技術を
活かし続けるために

製紙業界の技術を母体に、先進的な素材の加工を行う明産株式会社。賢者は事業継承に向け、試行錯誤を繰り返しながら、多くの壁を乗り越え、事業の変革を続けてきた。会社の成長を強く願う賢者の真意を訊く。

SHARE

PROFILE

賢者プロフィール

氏名 田原 義博
会社名 明産株式会社
出身地 大阪府
出生年 1955年
こだわり 与えられた時間と仕事を大切に生きる
趣味 海釣り、家庭菜園、読書
休日の過ごし方 海釣り、家庭菜園
座右の銘 自律自尊、正々堂々潔く
好きな食べ物 うどん
尊敬できる人 本田宗一郎氏、安倍晋三氏

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    父は仕事一途の技術屋で非常に厳しい人でした。父の前では何時もビクビク緊張していました。その父がある日、竹ひご飛行機を作ってくれたのですが、なんと一度目のテスト飛行でグングン上昇し旋回途中で高い松の木に引っかかってしまいました。「凄い!おとうさん怖いけど凄い」 父の様なエンジニアになりたいと思った瞬間です。母は非常にやさしい人で、私のすべてを包み込んでくれました。感謝です。

  • 社会人時代

    粉体装置メーカーに勤めていた時のことです、4日間の試運転調整予定が3カ月に及びました。この時に気づいた事です。設計の段階で優秀なエンジニアはうまく動くかどうかを予見(予言)できます。設計段階で不安を感じた部分は大体うまく行きません。機械は正直で筋の悪い設計をしてしまうと、いくら徹夜で頑張ろうがダメなものはダメ、動いてくれません。当然ですが情けなど掛けてはくれません。優秀なエンジニアの条件は専門知識と経験の有無にあると思いますが、開発においては優秀なエンジニアが設計してもうまく動きません。所詮人間の浅知恵です、思わぬところに落し穴が有ります。失敗を恐れずにやってみる、失敗は成功の母、この様な事に気づきました。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    父の強い勧めでした。継ぐ継がないで激しい口論をしましたが、「お前のやりたい事、作りたい機械が作れるぞ」の言葉で説得されました。2代目のバカ息子と言われないように、とにかく実績作りにこだわりました。特に製紙業界以外への進出、ルート開拓をしております。

  • 現在の事業

    新経営陣への事業承継の為、令和6年4月より講師を招き研修を実施中(1日/月)、中間管理職への研修を講師を招いて 1日/月で実施予定。(ワークショップ形式)、BCP(事業継続計画)に取組中、従業員及び家族の方々が幸福感を得られる企業を目指しています。

  • 今後の展望

    海外展開を進めた結果、売上の7割が海外向けとなりました。数百台の装置が稼働中であり今後装置のメンテナンスに力を入れていかなくてはなりません。海外拠点でのパートナー企業の発掘を急いでいます。またリモートによるトラブルの予見と対応の仕組みを構築中です。また国内顧客との関係を再構築して、海外との売上比を1:1に近づけて行きます。個人的には今期社長を辞し会長職として留まります。後方支援に務め経営の実権は徐々に新経営陣に譲って行きます。2〜3年を目途に必要とされれば技術顧問に成るつもりです。

  • 若者へのメッセージ

    失敗を恐れずにチャレンジしてください。失敗は成功の母。失敗することで人は成長すると思います。何事もスピード感が大事です。人に先を越されては意味が有りません。人との関わりを大切にしてください。情けは人の為ならず。困った時に助けてくれる人が現れます。友人との付き合いを大切にしてください。人生を楽しものにしてくれます。半歩で良いので人より前に出て下さい。俺がやらずんば誰がやる、の気持ちが大切です。足るを知るの意味を考え人生を送ってください。立って半畳、寝て一畳。欲深い人はきりがなく幸福な人生は送れないと思います。物事の本質を見失ないように心がけて下さい。道に迷わないようにして下さい。人生を楽しみながら頑張ってください。

COMPANY

会社概要

企業名 明産株式会社
所在地 静岡県富士市五貫島966-2
業種 製造
設立 1967年
資本金 2,400万円
従業員 40名
事業内容 製紙、FPC、光学フィルム、Lib用のスリッター装置や厚さ計測装置等の製造販売
URL https://www.maysun-eng.co.jp/
{

RELATED MOVIES

関連動画