株式会社ファンケル
池森 賢二

「不」の解消こそ
ビジネスの原点。

不満、不便、不快…。多くの人は、日々の仕事や暮らしの中で「不」を感じている。 そんな「不」の解消こそ、賢者の原点。どうすれば、不満を感じる人を満足させ、不便を便利にし、不快を快適に変えられるのか。積み上げたアイデアが、先駆者の時代をカタチづくっている。

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賢者プロフィール

氏名 池森 賢二
会社名 株式会社ファンケル
出身地 三重県
出生年 1937年
趣味 ゴルフ
特技 カラオケ
休日の過ごし方  ゴルフ
座右の銘 人間大好き
好きな食べ物 麺類
尊敬できる人 鈴木敏文氏、中内功氏、宮内義彦氏

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    1945年、戦争の混乱と物資不足の中、一家で母の実家がある新潟県へ疎開。山村に身を寄せていました。その一年後、風雨の強い夜に電気技師の父を不慮の事故で亡くします。子供5人を抱えて残された母は、農作業の手伝いや編み物など、どんな仕事でもしました。しかしながら暮らしは一向に楽にならず、やがて母は、新潟での生活に見切りをつけ、仕事を求めて上京の決心をします。兄とまだ幼い妹、一番下の弟を連れていき、私と二歳下の弟が祖父の家に残されました。中学三年生になり、やっと母から呼ばれて上京。中学卒業と同時に、パン屋で、住み込みで働きました。早朝から働き、仕事が終わると定時制高校へ。さらに仕事と勉強のかたわら、講道館で柔道も習いました。パン職人の仕事、勉強それに柔道。すべてをこなすため、睡眠は三時間という時期もありました。

  • 社会人時代

    1959年、結婚を機に妻の実家である小田原市へ移住。1960年、小田原ガスへ入社しました。小田原ガスでの会社生活は、十五年間続きました。プロパン部に五年、経理、営業にもそれぞれ五年。国家資格を取得するなど、どの部門でも精いっぱい働き、自分で納得がいくまで与えられた仕事に打ち込みました。その後、小田原ガスを退職し、1974年に雑貨のアイデア商品販売のボランタリーチェーンを出資者17名で設立。ところが17名全員が役員で経営に関する意見がまとまらず、倒産。「関係者に多大な負担と犠牲を強いる倒産は、最大の悪。従業員が路頭に迷わないように、先手を打つ経営を心掛けること。」自身が身をもって感じた経営の基本です。一人で、負債処理に奔走しなんとか目途をつけましたが、個人保証していた約二千四百万円の借金だけが残りました。そこで、兄のクリーニング店で営業として身を粉にして働き、約ニ年で返済することができました。

  • 企業のきっかけ

    借金を返してしばらくたって妻の顔を久しぶりに見ると、顔に吹き出物ができて化粧をしていないことに気がつきました。1970年代は、「化粧品公害」として、化粧品による肌トラブルが大きな社会問題となっていた時代。化粧水は非常に傷みやすいため、肌トラブルの原因となる防腐剤など様々な添加物が“必要悪”として入っていたのです。肌にダメージを与えるにもかかわらず、メーカー側の都合で防腐剤などを使う。美しくなりたいという女性の心理につけ込み、必要のない商品まで言葉巧みに売りつける。そんな業界の実態を知り、憤りを覚えていました。なんとか添加物を入れない化粧品を作れないか。肌のトラブルに苦しんでいる女性のために少しでも役に立つことはできないか。そこで、化粧品が傷まないうちに一週間で使い切れる小さな容器に入れれば解決できることを発案し、できあがったのが、当時の業界常識を破った無添加化粧品でした。

  • 現在の事業

    日本人の国民医療費は、年々増え続け、40兆円をこえる水準にまで高まっています。高齢化の進展とともに今後も増加すると予測され、財政悪化が深刻な問題となっています。また、介護なしに自立した生活が送れる期間である「健康寿命」は、男女ともに平均寿命よりも10年程度短いのが現状。健康に過ごせない期間が長いために、医療費が多くかかってしまうのです。ファンケルでは、今後もサプリメント事業を推進し、お客様一人ひとりの生涯にわたる健康づくりをサポートすることで、健康寿命をのばし、医療費の削減にチャレンジしていきます。

  • 若者へのメッセージ

    100歳人生の時代、高齢者の皆さんは社会の制度に甘え過ぎず、意欲や能力をいかして長く社会で活躍してください。若者は、与えられた仕事にとにかく夢中になってみることです。そうすればきっと何か身につき、その道のプロとして仕事が面白くなると思います。

会社概要

企業名 株式会社ファンケル
所在地 神奈川県横浜市中区山下町89-1
業種 製造
設立 1981年
資本金 10,795百万円
従業員 973名(2018年3月末時点)
事業内容 化粧品・健康食品の研究開発、製造および販売
URL https://www.fancl.jp/

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