KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

株式會社大一洋紙
岩崎 真弥

「紙の良さ」を後世へ

株式會社大一洋紙は創業から100年以上、板紙や包装用紙、印刷用紙などの「紙」を販売する会社だ。4代目の代表に就任した賢者は、ペーパーレスの時代に向き合い、デジタルとの共存を図る。紙の良さ、紙だから伝わる魅力を伝え続け、新しい事業にも積極的にチャレンジする賢者の取り組みに迫る。

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 岩崎 真弥
会社名 株式會社大一洋紙
出身地 兵庫県
出生年 1972年
こだわり 何事にも真面目に向き合う
趣味 ゴルフ、ドライブ
特技 ゴルフ
休日の過ごし方 基本的に家族と一緒に過ごす
座右の銘 案ずるより産むがやすし
好きな食べ物 うなぎ、カレーライス、ハンバーグ
尊敬できる人 父親、祖父、曽祖父

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    父の影響で小学生時代は、サッカーをしていましたが、ある日、試合を観戦してくれた父から「俺の息子がこんなにサッカーが下手くそな事を俺の知り合いに知られると恥ずかしいから今すぐ、サッカーを辞めてくれ」と言われ泣く泣くサッカーを諦めることになりました。その日から父がやってこなかったスポーツをやろうと思い、中学時代には軟式テニス部、高校時代には硬式テニス部に入部し中学生、高校生の6年間はテニスに没頭した日々を過ごしました。大学に進学すると「社会に出てからも役立つスポーツはないか」と考えました。もちろん、もう一度、サッカー部入部するという選択肢もありましたが、大人になっても続けることは難しいと感じたので、父にゴルフ部への入部する事を相談すると「本気でやるなら応援しよう」と背中を押してもらい入部を決意しました。これを機にゴルフが好きになり、なかなか上達しませんが今でも続けています。

  • 社会人時代

    就職活動をしていく中で、私も「紙関係の会社を選択した方がいいのか」と父に相談したことがありました。父からは「お前の好きな事、やりたい事ができる会社を選んで良いよ」と言われたので幼少期の頃から憧れていたメディア関係の会社へ就職活動を始めました。しかし、父から就職活動の進捗を聞かれメディア関係に進むと伝えたところ、「将来、お前は大一洋紙で仕事をするのだからまずは紙を造る勉強をしてきなさい」と告げられました。当時はかなり驚きましたが私自身、曾祖父から始まった岩崎家の家業を父の代で終わるという事が想像できず、大一洋紙の主力仕入先である大昭和製紙(現:日本製紙)に就職することを決めました。製紙会社に就職してからは、「紙の知識や魅力を勉強する事が将来、大一洋紙に戻ってから役に立つ」と父から教わったため会社にお願いをして工場勤務の希望をしました。約5年間と短い期間の丁稚奉公でしたが、今振りかえると大変、良い経験が出来たと実感しています。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    まず、第一に私の事はなく弊社社員の雇用を守らなければならないと思うようになりました。また、社員だけでなく社員のご家族の幸せをどうすれば守ることができるのかとも悩み、その重圧に押しつぶされそうになったこともありましたが、いろいろと悩むよりも私の考えを表現すべく実行に移すことで、気持ちを切り替え、必死になって仕事に向き合いました。他にも私が入社した頃に大一洋紙の仕事を教えてもらった先輩方を部下に持つ辛さもありました。が、ある日、父の参謀役であった当時の専務から「社長が俺を右腕にしたように、あなたも一日でも早くあなたの右腕、左腕となるような信頼のおける社員を見つけなさい」という言葉をいただき、その頃から社内全体の弊社社員への見方が変わっていきました。何事に対しても絶対に知ったかぶりをせず常に謙虚に真摯に向き合うこと、同じやるなら何をするにも楽しんで実行すること。私が社長に就任当時からのこの想いは今も、これからもずっと大切にしていきたいと思っています。

  • 現在の事業

    弊社は板紙や包装紙、印刷用紙など様々な紙をつくる製紙メーカーから紙を仕入れ、印刷会社など多くの紙を必要としている企業様に紙を販売しております。弊社は大阪市内と大東市の方に独自の倉庫を構えておりまして、そちらからお客様がご指定する場所に配送しておりますが、何よりもスピード感をもってご要望にお応えすることを徹底しております。弊社には「Foot Work」、「Heart Work」、「Head Work」という理念がございます。一人ひとりが考え、真心こめて素早くお客様のご要望にお応えすること。常にこれを念頭に置きながら、時代とともに発展できる企業を目指しています。

  • 今後の展望

    昔から「紙は、文化と情報、歴史を後世に伝える事ができる唯一の媒体」であると言われてきました。一方、昨今では、「紙を沢山、消費する事は環境破壊に繋がる」といった風潮が世間を席捲しているかと思います。しかし紙パルプ業界は何十年、何百年もの間、環境を意識してリサイクル活動を率先してきた業界の一つです。「ペーパーレス」が更に拍車がかかってきた中で今一度、「紙」の良さ、「紙」の重要性を再認識して貰える世の中にしたいですし、自分の子供、孫、末代まで紙業界で仕事がしたい!と思ってもらえるような、魅力ある業界にしたいと考えております。デジタル化は、紙パルプ業界と真逆のポジションかと思いますが、これからは手を繋ぎコラボレートできる時代が来るのではないかと予想しております。紙パルプ業界として何ができるのか?を手探りながら日々、研究すれば紙というのはまだまだ捨てたものではないと私は考えます。

  • 若者へのメッセージ

    人は、何歳まで生きる事ができるか誰にも分からない。だからこそ、一度きりしかない人生を生きていく上で一つの事を成し遂げるためには、色々と悩み、苦しむよりも、明るく、楽しく、元気よく毎日を過ごしませんか!また、待ちの姿勢ではなく、自分から発信する姿勢を貫く事で、今まで知らなかったこと、または、自分自身を発見することができる。仕事もプライベートも毎日を楽しく過ごして行きましょう!

COMPANY

会社概要

企業名 株式會社大一洋紙
所在地 大阪府大阪市中央区南久宝寺町1-4-7
業種 卸売・小売
設立 1915年
資本金 2,240万円
従業員 30名
事業内容 紙・化成品の販売及び加工
URL https://daipaper.co.jp/
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