ハラダ工業株式会社

藤野徹弥

この映像・情報は 2015年7月当時のものです

挫折から得たもの

人は成功から学ぶよりも失敗から学ぶことの方が多い。そして、失敗を失敗で終えないことが成功への近道だという。賢者は、挫折から多くを学んだ。それは大学では決して学べなかった貴重な経験だ。

氏名	藤野徹弥
会社名	ハラダ工業株式会社
出身地	北海道
出生年	1976年

こだわり	歴史・伝統を重んじ国を愛する心
趣味	無趣味
特技	ピアノ・囲碁
休日の過ごし方	神社、道の駅めぐり
座右の銘	ノブレス・オブリージュ
心に残る本	『空気の研究』(山本七平)
尊敬できる人	祖父・父・昭和天皇
現在の仕事の魅力と苦労	請負業である建設業と、製造販売業である砕石業は商流上は関連あれど、全く別の商売であるので経営指標の持ち方は大きく異なります。それ以外にも当社は幅広い業務領域を持つので苦労もありますが日々刺激的です。
日本を背負う若者へのメッセージ	どのような組織においても老壮青の融合が必要です。社会に出た途端にすぐ活躍できることは滅多にありません。まずは長幼の序を重んじ先輩から多くの知見を学ぶ姿勢が大事であると思います。ただ、全て前例が正しいということもありませんから、異を唱えるのであれば理論武装して向かってゆくべきです。

HISTORY
賢者ヒストリー

幼少～学生時代

留萌市生まれの札幌育ち。中学校まで札幌で過ごしましたが受験に失敗し高校は千葉県の男子校（全寮制）に進みました。大学受験も上手くゆかず浪人生活へ。しかし寮暮らしからの解放感からか怠惰な生活をおくりその後フリーターとなります。アルバイト時代はテーマパークの係員や飲食業、軽配送業など幅広く経験。その後一念発起して再度大学受験にチャレンジし辛うじて合格。大学時代は勉強に身が入らずサークル活動やアルバイトを主として過ごし、議員インターンシップも体験しました。大学時代は将来の方向性について迷走しました。当初は父の後をと思いなおし司法試験を目指すも挫折、自衛隊幹部候補生を検討するも年齢制限でアウト、最終的に民間企業に就職しようと決めたのが大学4年の夏頃で、実際に就職活動を始めたのが9月からとかなり出遅れていました。積極的に希望する業種もない為、散発的な応募を繰り返すもうまくゆかず、人材業界に行き着いたのは年末になってからでした。
社会人時代

27歳の新卒入社であり、同期との年の差が大きかったためか、最初の研修からはみ出し始めました。当初は営業部門に配属。型にはめられることが苦手で体育会的な成長スキームを良しとせす孤独と闘いながら変化球的営業手法を編み出し地道に成果を出し始め、そうすると周囲の見方が徐々に変わりました。4年経ち営業チームを任されるようになったタイミングで社会人大学院に2年間通い経営科目全般やマネジメント、リーダーシップ、問題解決などを学びました。その後は新規事業ともいえるコンサルティング部門への出向を経て営業部門の企画・支援業務の責任者として従事。
就任のきっかけ

祖父が実質的創業者で叔父がオーナーである当社ですが、後継者がおらず紆余曲折の末、私に打診がありました。祖父への憧憬と、「来るものは拒まず」という人生観から快く引き受け、37歳の年に20年暮らした東京から北海道留萌市へ転居し入社。副社長を10か月務め、翌年4月より社長に就任し現在に至ります。
就任当初

全くの異業種（前職は人材業界）でありました。時間も限られていた為、細部の把握はあきらめ全体観の理解と過去財務諸表の熟読、役職員との直接コミュニケーションに絞って取り組みました。また、業種業界だけでなく「都会と地方」の差もあらゆる局面で大きいため、日々模索という状況でありました。余談ですが、過去留萌に長く住んだことはなくマチの土地勘はゼロ、北海道暮らし自体が20年ぶりでありました。冬期間の自動車運転は実質「初めて」というように生活全般について少々の苦労はあったかもしれません。
今後の目標

会社が永続的に発展できるよう、100周年を目指し経営基盤の強化を図ります。また、突出した新規事業は行わないまでもシナジーが早期に期待出来うる、現在の事業領域周辺への進出は積極的に模索したいと思います。また、自社の利益追求だけではなく、地元の再興にも積極的に参画してゆきます。地域の氏神である神社については格別の思い入れをもって奉仕活動等々を含め力強く応援し、歴史と伝統、文化を大事にする企業、地域住民から愛される企業であり続けることが目標です。

COMPANY
会社概要

企業名	ハラダ工業株式会社
所在地	北海道留萌市栄町2-7-31
業種	建設
	卸売・小売
	不動産 - 不動産賃貸・管理
設立	1954年

資本金	50,000,000（2015年4月現在）
従業員	72名（2015年7月現在）
事業内容	総合建設（土木・建築）及び砕石事業を軸に幅広く事業展開を行っております。
URL	http://haradakk.co.jp/