PROFILE
賢者プロフィール
氏名 | 小松 茂 |
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会社名 | コムシーケンス株式会社 |
出身地 | 山形県 |
出生年 | 1963年 |
こだわり | 食の順序、果物、野菜、主食 |
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趣味 | 温泉旅行、ドライブ |
特技 | プチ断食 |
休日の過ごし方 | ゆっくり、ゆったり |
座右の銘 | 一期一会 |
好きな食べ物 | フルーツ |
尊敬できる人 | 松下幸之助 |
HISTORY
賢者ヒストリー
私は山形県の田舎で生まれ育ちました。特別裕福でもなく、どちらかというと素朴な環境でした。私が学生だった頃、ちょうど世の中にコンピュータというものが出始めた時代で、「BASIC」というプログラミング言語で動くパソコンに初めて触れたときの感動は、今でも忘れられません。「コンピュータ」という未知の響きに惹かれて、地元の工業高校に進学し、電機分野を学びました。正直、勉強が得意というわけではなかったですが、「何かを作ること」「動かすこと」が好きで、それが今の原点だったと思います。
高校卒業後は、大手電機メーカーに就職し、約19年間勤務しました。最初はライン作業でしたが、ものづくりの本質とは少し違うと感じていました。そんな時、本社でのFA(ファクトリー・オートメーション)研修に参加する機会を得まして、2年間みっちりと学び、そこから本格的にFAの世界へ入りました。最初は本当に何も分からず、お客様に叱られて泣いたこともありました。それでも諦めずに続けられたのは、心から「ものづくりが好き」だったからだと思います。次第に大きな案件も任されるようになり、ビデオカメラの製造ライン自動化や、SDカード検査機の開発など、様々なプロジェクトに携わりました。
20代の頃、「慢性骨髄性白血病」にかかり、余命3カ月と宣告されました。幸運にも姉から骨髄移植ができ、命をつなぐことができましたが、その経験は私の人生観を大きく変えました。「死を恐れないこと」「諦めないこと」、この2つが私の生き方の軸になりました。39歳のとき、早期退職制度に手を挙げ、独立を決意。技術力には自信がありましたので、「一人でもやれる」と信じて会社を立ち上げました。最初に注力したのは、「信頼」です。前職で築いた信頼関係のおかげで、退職後も一緒に仕事を続けられたのは本当にありがたかったです。
今最も大切にしているのは、「お客様の困りごとを解決すること」です。FAの仕事というのは、まだ世の中にないものを作ることが多く、答えがありません。だからこそ、お客様の「こんなことできないか?」という言葉から始まり、設計・開発を通じて形にしていく。技術力だけではなく、想像力と柔軟性、そして情熱が求められます。当社のモットーは「何でも作れる」。それを実現するために、過去の経験や知識をフル活用して取り組んでいます。
今後は、国内だけでなく海外展開もさらに強化していきたいと思っています。既にアメリカやオランダなどからも依頼をいただいておりますが、まだまだ可能性は広がっていると感じています。また、私一人の力では限界がありますので、後進の育成や技術の継承にも力を入れていきたいです。娘にも少しずつソフトウェアを教えていますが、次世代に「自らの手で未来を作る」力を伝えていきたいですね。
今の若い方々には、ぜひ「恐れずに挑戦する心」を持ってほしいです。私も決して優秀な学生ではありませんでしたし、たくさんの失敗もしましたが、諦めなかった。時には不安で眠れない夜もありましたが、努力は必ず報われます。「できない」ではなく、「やってみる」。その一歩が、未来を大きく変えると信じています。
COMPANY
会社概要
企業名 | コムシーケンス株式会社 |
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所在地 | 山形県天童市桜町9-30-1 |
業種 | 製造 |
情報通信 - ソフトウェア | |
設立 | 2020年 |
資本金 | 700万円(2025年5月 現在) |
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従業員 | 8名(2025年4月 現在) |
事業内容 | FA開発、設計と自社開発商品の販売、イーブレーカーロボ、イーデマンドロボなど |
URL | https://ee-breaker.ecnet.jp/coms/ |