KENJA GLOBAL(賢者グローバル)

藤本建設株式会社
稲葉 俊伸

人の成長が会社の成長

少子高齢化、そして慢性的な人手不足。次世代へのバトンタッチが難しいこの時代。そんな建設業界に新しい風を起こそうと、多角的事業展開や後進育成で改革を進めてきた賢者の、 その軌跡を辿る。

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PROFILE

賢者プロフィール

氏名 稲葉 俊伸
会社名 藤本建設株式会社
出身地 愛知県
出生年 1972年
こだわり 常に学び続ける姿勢
趣味 釣り、ゴルフ、酒を飲む事
休日の過ごし方 何もしないか、家族と出かける
座右の銘 諦めたらそこで試合終了
好きな食べ物 カレー
尊敬できる人 先代の社長

HISTORY

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    ごく普通の幼少期で特に裕福というわけでは無かったです。中学3年の時に転校し今思えば転校先で無視されていたように思いますが、良い言い方をすれば父親が非常に厳しい人で、その影響を受けていたと思います。卒業後、岡崎工業高校の土木科に進学しました。岡崎の会社と豊田の会社で選択肢がありましたが、この会社は岡崎工業高校の卒業生が多く、私の先輩や先代の社長も同じ卒業生ということもあり、この会社に入社しました。

  • 社会人時代

    入社時はどうしようもない社員だったと思います。正直仕事を舐めていましたし、1か月くらいで辞めようかとまで考えていました。しかし、その当時任された工事で大きな失敗をしたことがきっかけに、気持ちの面で大きく変わりました。自分を見つめ直して、これからは人を助ける側に回りたいと考えるようになりましたし、それ以降辞めたいと思うことはありませんでした。

  • 社長就任のきっかけとその当時

    もともと先代社長の弟(代表取締役専務)が次の社長になると決まっていましたが、急病でお亡くなりになられて、息子も継がれないという中で私にお声がけをいただきました。私はそのような話が来るとは思ってもいなかったのでとても悩みましたが、会社を畳むか否かという状況で、畳むくらいなら私が力になりたいと思い、継ぐことを決めました。それからは組織の見直しに注力しました。給与の改定、社員が働きやすい環境づくりに目を向けました。

  • 現在の事業

    私も含めて上層部については急速に若返りとなり、戸惑っている状況が続きました。このままでは組織力が低下し、会社の基盤そのものが弱まると危機感を抱いたので、中間管理職の育成を目的に外部コンサルを招いた研修などを実施しています。また、高齢化や独立といった理由から退職者が増える一方、この3年間で新卒7名、中途5名を採用することができました。中堅層だけでなく、増えてきた20代の若手社員を含め、組織全体の力を底上げしていくことが今後の課題だと考えています。売上・利益の確保には、一人ひとりの成長とチーム力の強化が不可欠です。従来の従業員も、新たに加わった仲間も含めて「人」を最も大切にしながら、全員が力を発揮できる組織づくりに力を注いで行きたいと思っています。

  • 今後の展望

    社員が何よりも宝で、社員の成長が会社の成長につながると思っているので、社員が成長できる環境を整えていきたいと思っています。各部署各々がしっかり機能する組織力の強化、従業員数50名以上、売り上げが年商30億越えを目指しています。今HD会社を設立中ということで、グループ全体での組織再編を実施し事業継承しやすい会社づくりをしていきたいです。

  • 若者へのメッセージ

    私自身、学生時代や社会人初期は何もしていない人間でした。能力も高いわけではありませんが、人を見捨てたりはしていないつもりでした。最後は「人との繋がり」が一番大切かと思いますので身近な人を大事にしてください。

COMPANY

会社概要

企業名 藤本建設株式会社
所在地 愛知県豊田市浄水町伊保原465-1
業種 建設
不動産 - 不動産取引
設立 1965年
資本金 9,600万円
従業員 34名(2025年6月 現在)
事業内容 総合建設業(土木工事、建築工事、不動産、障がい者施設のグループホーム)愛知県豊田市中心に手掛ける。公共工事、造成工事、工場、集合住宅、店舗、改修等。
URL https://fujimoto.ne.jp
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