氏名 | 鉞 勇貴 |
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会社名 | 株式会社鉞組 |
出身地 | 岐阜県 |
出生年 | 1975年 |
こだわり | 格好よく生きる |
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趣味 | スキューバダイビング、筋トレ |
特技 | ポジティブシンキング |
休日の過ごし方 | 家族や友人と過ごす |
座右の銘 | 行雲流水 |
好きな食べ物 | 激辛料理 |
尊敬できる人 | 学び続け、変化し続ける人 |
幼少期〜学生時代は正直あまり良い環境ではありませんでした。母親が病気の後遺症で障害あり、私が中学生の時に他界しました。父は真面目な人ですがとても厳しく怖い存在でしてその反発からか中学生の頃からグレはじめ、悪さやケンカばかりして不良グループのリーダー的存在でした。その頃、先輩に誘われて建設現場でアルバイトをしている時期がありまして、そこで見た鳶職人に憧れを抱いていました。
15歳から愛知県に行き建設職人として働きはじめ、18歳で地元の高山市に戻り鳶職の会社に入りました。鳶の仕事は多種多様ですが、私は主に足場の仕事が好きで趣味のような感覚でしたのでどんどんのめり込んでいきました。とにかく足場に関して分からない事があると気になって仕方なく、とことん突き詰めてがむしゃらに仕事していました。19歳の頃には職長として現場を任され、20歳の頃にはいくつかの現場を統括していました。
24歳のときに自身が役員を務める会社の倒産をきっかけに起業したのですが、当時は社会的信用もなく金融機関からも融資を受けられない状況でした。しかも、多額の負債を一 部背負うことになり、若くして人生のどん底にありました。それでも借金返済を原動力に、昼夜問わずがむしゃらに働いたおかげで借金を数年で完済することができました。振り返ってみると、その窮地に立たされた状況からの脱却がスタートであればこそ、その後の社業の在り方に良い影響を与えたと今は思っています。
弊社が得意とする専門工事業は、ものづくり業とサービス業の両面性があります。IoTやAI の発達によって今後、工事現場での生産プロセスは大きく変わって行くと思われます。しかし、現在、建設職人が担う多くの業務は「人ありき」のため、全てを機械化やロボット化はできないでしょう。誰もがその利便をあたりまえに享受している道路や橋、建造物は、建設職人達の挑戦と失敗、踏んできた場数等で培った「心技体」が具現化したものです。そして今、そうしたインフラ整備に欠かせない建設職人を育て続けるという使命感に駆られています。
職人一人ひとりが卓越した技能を習得できて、在り方やコミュニケーション力を学び成⾧できる。そして、元請けとしての機能や多様な活躍ができる。そんな「場」を社内につくることで、職人が建設現場をリタイアした後も安定して働くことができると考えています。無難なことより、難しくても好奇心が湧くことを選択し、学びと変化を楽しみながら私は生きています。ビジネスは価値と価値の交換です。ですから私は、お客様の願望を潜在意識レベルで理解して満足を超えた感動を価値として提供できる企業を目指し、そのための人をつくり続けて行きます。
10 年後なのか、20年後なのか分かりませんが、私なりの経営者としての目的を果たして事業承継した後は、「もう一度、現場職人に戻りたい」という願望があります。それは、「一以貫之(いちもってこれをつらぬく)」ひとつの思いを曲げずに貫き通して心技体を鍛えたアウトスタンディングな鳶職人がなによりも「カッコイイ」と本気で思っているからです。そして、そんな生き方を行雲流水のごとくしていけたらと思っています。職業への憧憬が、限界を何度も超えていく原動力となり、その壁をも楽しむことができるようになるのです。
企業名 | 株式会社鉞組 |
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所在地 | 岐阜県高山市松之木町1270-62 |
業種 | 建設 |
設立 | 2000年 |
資本金 | 3,000万円 |
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従業員 | 78名 |
事業内容 | 鳶工事、仮設工事、インフラメンテナンス事業、防災事業、コンクリート診断、温度応力解析、仮設設計、不動産事業、他 |
URL | http://www.masakarigumi.com/ |