スカイマーク株式会社
佐山 展生

面白そう
を追い求めて

面白いを追い求めても、それは所詮は二番煎じ。賢者は「面白そうじゃなきゃダメなんだ」と言う。勿論、賢者は投資や買収を冗談ようにやっているわけではない。勝負の世界に生きる人だけが語れる、本気の「面白さ」がそこにはある。

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賢者プロフィール

氏名 佐山 展生
会社名 スカイマーク株式会社
出身地 京都府
出生年 1953年
こだわり 勝負、人生120年
休日の過ごし方 ゴルフ
座右の銘 「人生は自作自演のドラマ」
好きな食べ物 寿司、イタリアン、そば、うどん、肉

賢者ヒストリー

  • 幼少期~学生時代

    中学からは自宅の近所にあった洛星に通い、部活では野球を始めました。監督の教えは「高3の夏まで続けど。社会に出て絶対に役に立つから」。厳しい練習は私の心
    身を知らず知らずのうちに鍛えてくれたのだと思います。高3の夏は甲子園予選の3回戦で優勝候補の大谷高校と当たりました。試合は大方の予想を裏切り勝利。その試合が私に何を教えてくれたのか。後になってわかったことですが、「人間の力に差は無い」のです。相手は常勝軍団、勝って当然という精神性。では私たちは?無欲に目の前のやるべきことをやっていたら、終わってみれば勝っていたのです。その後、甲子園予選は準々決勝で敗れ、それからは真剣に受験勉強を始めました。中高の6年間は野球漬けで、学校の試験はほとんど一夜漬け。前もって勉強をしたことがありませんでした。冬になってやっとスイッチが入ったものの、2月に思わぬ事件が起こりました。いわゆる、あさま山荘事件です。私もテレビに釘付けで、勉強どころではありませんでした。それが災いしたのか、京都大学には合格したものの第1志望の建築学科には入れず、第2志望の高分子学科に入学しました。

  • 社会人時代について

    私の人生は30歳までは受け身。帝人に入社をしたのも大学の教授に言われてのことでした。新人時代は松山空港の近くにあった工場に配属され、重合の研究や実験をしていました。完全に模範的なサラリーマンで、もし「サラリーマン・オブ・ザ・イヤー」があれば、毎年ノミネートされてもいいぐらい。しかし、サラリーマンレースのゴールは社長ですが、頑張ったから正当に評価されるとは限らないことに気づいたのが30歳でした。私は性格上、「これだけ頑張って結果も出したのに、昇格しないんですか?」と絶対に言う。それで退職をし、食べていくために弁護士になろうと司法試験の勉強をはじめました。その最中、新聞で三井銀行(当時)の求人広告を見つけます。東京での面接では「これから銀行でM&Aの仕事を始めます」。松山への帰りの飛行機では転職を決めていました。「おもしろそう」という動機です。

  • 起業のきっかけ

    M&Aの業界は、私にとって天職でした。最初に携わった案件で、2ヶ月あまりの交渉の末にM&Aが成立。不成立なら買収された会社は破産し、従業員全員が路頭に迷うのですから、達成感を感じました。もっとも、日本の案件は当時は少なく、海外案件で経験を積んでいきました。私のM&A人生のエポックメイキングとなった案件は、日債銀の子会社による破産でした。負債額1兆2000億円は当時、戦後最大の破産でした。この日本初の大型破産案件を入札方式で完了させました。約3000億円の不良債権を日本で初めてのバルク入札で売却。この際のバルクセールの手法は、今日の日本の不良債権バルクセールの礎となったと言われています。いい仕事をしていたのですが、定年までの退職金を聞いたら住宅ローンも返済できない金額だったことに落胆し、98年にバイアウト・ファンド設立の準備にかかり退職をしました。

  • 現在の事業において

    99年に日本で初めての大型バイアウト・ファンドを共同で立ち上げ、2004年にM&Aアドバイザリー会社を共同創業、2007年に独立系の投資ファンド、インテグラルを設立し2008年から代表に就任しています。スカイマーク破産準備の連絡を受けたのは2015年1月。前年から気にかけていた案件でした。時間がない中、最終的に90億円の融資枠を準備すれば資金的には足りることが分かり、インテグラルなどが出資するファンドによってスカイマークを再生していくことが決定しました。従業員約2200人の行く末、大手でもLCCでもない独立系航空会社という貴重さ。なんとかしたい、という思いと、誰もやったことがないことへの「おもしろそう」という興味が原動力でした。数々のM&A案件を手がけてきましたが、事業会社の経営トップに就くことは初めてです。

  • 今後の目標

    国内大手2社に次ぐ、業界3位の独立系航空会社。かつては定時運航率が最下位でしたが、お客様によっては「割安だから仕方がない」と思われていた方もいらっしゃるかもしれません。民事再生後に取り組んだのは定時運航率、欠航率の低さを1位にすること。定時運航率は高めましょう、と言って高まるものではありません。定時運航率というのは航空会社の総合力なんです。そして「人間の力に差は無い」のです。要するに気持ちで差が出る。1度勝てば自信になるので次も勝っていける。これからは様々な日本1をとっていきたいと考えています。

  • 日本を背負う若者へのメッセージ

    人生は「おもしろそう」を追求する旅です。おもしろいことは誰でもやります。実はそれはおもしろくないんです。誰もやっていない、おもしろそうと思えることに突っ込んでみてください。おもしろかったら、その道でトップになります。そうすれば、別世界が広がってきます。人生は1度きり。常に10年後よりも10歳若い。それを忘れなければ、歳をとったと思うのは、死ぬ直前だけでいい。是非、おもしろそうを追求してください。

会社概要

企業名 スカイマーク株式会社
所在地 東京都大田区羽田空港3丁目5番10号 ユーティリティセンタービル 8階
業種 サービス - その他
設立 1996年
資本金 90億円
従業員 2,193名(2018年4月1日現在)
事業内容 定期航空運送事業 他
URL http://www.skymark.co.jp

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