氏名 | 青木 擴憲 |
---|---|
会社名 | 株式会社AOKIホールディングス |
出身地 | 長野県 |
出生年 | 1938年 |
こだわり | 経営理念(社会性の追求・公益性の追求・公共性の追求) |
---|---|
趣味 | 絵画鑑賞 |
特技 | 本質を見抜く力 |
休日の過ごし方 | 音楽を聞きながら、室内ウォーキング |
座右の銘 | 「一生学習、一生挑戦、一生謙虚」 |
心に残る本 | 『言志四録』佐藤一斎、『論語の一言』田口佳史 |
尊敬できる人 | 経営理念を追求している社員 |
現在の仕事の魅力と苦労 | 仕事の魅力は社員に「活躍の舞台を提供し続けること」ができることです。苦労はとくに感じません。 |
日本を背負う若者へのメッセージ | 人は辛酸を経験して花開くものです。苦しみや痛みから逃げないで、克服し、自分にしかない能力を身に付けてください。 |
家業は戦前米穀商を営んでいました。戦後のインフレと食糧難の中で「弱い人を助けること」を信条とした父は、借金をして質屋を開業。石がはいっているカメラケースにもお金を貸した父から、「人の情け」は学んだもののその後その質屋は倒産してしまいました。すべての財産は差し押さえられ、競売にかけられました。家だけは親戚がその借金を返済することを条件に方々からお金を工面して買い取ってくれました。地元の高校を卒業後、父の借金を返済するため、質草であった古着の背広を唐草模様の風呂敷につつみ、外商生活を始めました。
7年間の外商生活を通して、ビジネスを体で覚え、結果的に紳士服ビジネスにつながった。当時20歳を過ぎたくらいだったと思います。その7年間は借金を返済する傍ら、こつこつと石油缶にお金を貯め、1965年に第1号店、篠ノ井駅前店を開店。12坪という狭い店舗でしたが、駅前の一等地に店舗を構えたことにより信用力が生まれました。その後、2店舗目を次々と出店したものの、いずれの店舗も低迷が続き、赤字が膨らみました。この大ピンチを切り抜けるため、地域ナンバー1店舗をつくることに奔走し、長野駅前店を開店。ピンチの事態もプラス思考で切り抜けた結果、長野駅前店は大成功を収める結果となりました。生活のためのビジネスから、お客様へのご利益提供ビジネスへ大転換を遂げ、経営理念も確立し、経営理念追求のビジネスがスタートしました。
1977年ごろ一気に出店を進め、店舗数を増やすことを見込み、スーツ28000着を発注しました。しかしながら、店舗数が増えることはなく、2万着の在庫を抱えた私を救ってくれたのが、長野県のある寺院の僧侶でした。「人間本来無一物」「無になって商売に励め」この言葉のおかげでこだわりを捨て、素直な気持ちでメーカーさんを訪ね、誠心誠意謝ることができたのだと思います。それから約20年かけ、「スーツの流通革命」と呼ばれる流通経路を完成させるに至りました。また、1990年代後半、スーツの市場規模がデフレにより縮小傾向にある中、メンズビジネスはやがて行き詰まることを実感しました。このピンチこそ大きく成長できるチャンスと捉え、単純な出店ではなく何らかのブレークスルーを求め、新業態構想を全力で推し進めました。
会社としては、20社の優良中堅企業をつくることが目標です。個人としては、卓越した国家経営者をつくることを目指しています。そのために、中国古典の勉強会を実施し、その延長線として『親子で学ぶ人間の基本DVD』を制作しました。またAOKI教育・文化振興財団を設立し、故郷長野県で将来の卓越した国家経営者を目指す中学生を応援する「平成の咸臨丸」事業を推進しております。
企業名 | 株式会社AOKIホールディングス |
---|---|
所在地 | 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央24-1 |
業種 | 卸売・小売 |
サービス - 専門サービス | |
サービス - 娯楽 | |
設立 | 1976年 |
資本金 | 232億8,200万円 |
---|---|
従業員 | 3,857名(2016年9月末現在) |
事業内容 | グループ会社の経営管理、並びにそれに付帯する業務 |
URL | http://www.aoki-hd.co.jp/ |