氏名 | 坂本 仁 |
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会社名 | スリーワンシステムズ株式会社 |
出身地 | 東京都 |
出生年 | 1958年 |
こだわり | 当たり前のことを、当たり前にこなす |
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趣味 | ゴルフ・読書 |
特技 | 英語による海外とのビジネス交渉 |
休日の過ごし方 | ゴルフ、家族との団らん |
座右の銘 | 為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり |
好きな食べ物 | 和食 |
尊敬できる人 | 杉原千畝 |
小学2年より桐蔭学園高校硬式野球部を卒業するまで熱血野球人生を送っていました。野球は高校で見切りをつけ、大学を正規に受験することにして専修大学へ入学します。大学1年を終える頃には、卒業後にハワイのHeald College in Honoluluへコンピュータサイエンスを学ぶため留学することを予定します。実は、コンピュータを学ぶというよりハワイへ行きたかったのが本当のところでしたので、留学後の就職の保険(実家が建築不動産業)として、大学在学中に宅地建物取引主任者(現在は宅地建物取引士)の資格を取得しました。そして、予定通りハワイへ留学することになります。
Heald College in Honolulu卒業後は、日本へ帰国してIT企業のスリーワンシステムズ(株)へ入社します。そして営業を担当し、メインフレーム(大型汎用コンピュータ)の大規模データベース向けソフトウェア製品群の販売に従事することになります。しかし入社後1年程で、米国法人Three One Systems International, Inc.のシカゴ支店立ち上げに参画することになり、数年間をDistrict Managerとして現地へ駐在、同社の米国での事業拡大に力を注ぎます。その後スリーワンシステムズは、(株)デザインテクノロジーズを子会社として設立し、海外のソフトウェア技術や製品を輸入・日本語化して製品販売する事業を開始します。そこへ取締役として出向し、事業の立ち上げから拡大に貢献します。1996年には両親を介護する必要性から同社を退社することになり、自ら起業して(株)シェッジを設立し、その後は画像圧縮技術や電子透かし技術を中心に活動します。著書(翻訳)に「電子透かし」小学館(1999年)があります。2007年には、ウインズ・フロム・ハワイ・ジャパン(株)、沖縄フーズ(株)を順次立ち上げ、食品を中心に当地の物産品の販売事業を展開することになります。
初代社長からのお誘いですが、就任を引き受ける理由となったのは、私自身の最後のチャレンジに相応しいと思ったからです。私が創業した別会社でも従業員30名程までは成長させましたが、スリーワンシステムズは50名の会社で100名以上の会社へ成長させることが目標になると考えました。4名程の社員は以前の同僚ですが、他の多くの社員にとって私は鳴り物入りで社長となったことになります。たぶん寝耳に水の状況だったでしょう。スリーワンシステムズへ復帰後、何人かの社員から根も葉もないバッシングがありました。まずは社員全員から信頼を得ることが最初の仕事となったわけです。迎合するのではなく、毅然とした態度で的確な指示を出し、トップとしての実績を重ねることが重要でした。最終的に、全員から私がトップとして認められるまでに、2年以上の月日が掛かりました。今では、好かれてはいないかもしれませんが、尊敬はされていると思います。
個人の人生の価値観は様々です。時代や社会の状況も影響します。そして会社が組織の社員全員に対して、画一的な「押し付けがましい価値観」というのはほとんど無意味で、むしろマイナス効果しか生み出しません。法令遵守を中心とした最低限のルールは必須ですが、最も重要なことは、社員個人の人生目標に対し会社と仕事がどれだけ貢献するのかを基準に、個々の価値観と目標を持って意欲的に働くべきです。仕事が会社の成長目標と社員の人生目標の両方を達成する手段であることを見出した時、社員は必ず最大限のパフォーマンスを発揮します。
IT技術というのは、我々人間にとって人生を豊かにする便利なツールです。しかし、一方で間違った使い方をすると、危険な道具と化してしまいます。同じ基礎技術を利用したソフトウェア(応用技術)に「電子透かし」と「電子あぶりだし」というのがあります。「電子透かし」は著作権保護に利用され、「電子あぶりだし」は秘密通信(ビンラディンがアルカイダでのコミュニケーションに使った)に利用されました。或いは、些細な事に対するネット上での大炎上も間違った使い方だと思います。ITの発展は、今後さらに加速されることは明白です。従って、IT技術を利用するモラルの教育とそのルール化がなければ、将来は不安だと考えています。IT技術の発展と同時に、利用する際の制度化やモラルの向上についても貢献していきたいと思います。
日本も世界も、歴史上大きな転換期にあります。人生の価値観も社会における会社の使命も、全く違ったイデオロギーになるかもしれません。個人の幸せと国家の発展という観点からは、どうやら資本主義も民主主義も限界にきている様な気もします。そんな混沌とした時代ですが、この様な転換期こそ多くのチャンスに溢れています。チャレンジすれば、ビジネスでも社会貢献でも、あらゆる分野で成功する可能性は低くないと思います。賢く考えて安全な道を進むのではなく、自分がやりたい事を見つけてその道を進み出すと景色が変わってきます。自身の可能性が見えてきます。成功に向けて歩み続ける道具は揃っています。勇気を持って第一歩を踏み出してほしいと思います。
企業名 | スリーワンシステムズ株式会社 |
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所在地 | 東京都中央区日本橋大伝馬町3-2 Daiwa小伝馬町ビル7階 |
業種 | 情報通信 - ソフトウェア |
設立 | 1983年 |
資本金 | 1,500万円 |
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従業員 | 48名 |
事業内容 | コンピュータシステムの開発、ソフトウェア販売 |
URL | https://www.tos.co.jp/ |